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どの方向に削ってもOK!切削力抜群の金属ヤスリ「けずる刃(ブレード)」!
神の手研究所

2022.04.27

神の手研究所 月刊ホビージャパン2022年6月号(4月25日発売)

どの方向に削ってもOK!切削力抜群の金属ヤスリ「けずる刃(ブレード)」!神の手研究所

 工具メーカー「ゴッドハンド」の工具をワンテーマで掘り下げる本コーナー。今回は自在な切削作業ができる「けずる刃(ブレード)」。キット製作からスクラッチまで、あらゆるパーツ整形に活躍してくれそうです。


けずる刃の商品画像
▲ 今回ご紹介する「けずる刃(ブレード)」はどの方向に動かしても削ることができる金属ヤスリ。指先で扱いやすいよう設計してあります。ヘキサギアのガバナー用武装をスクラッチしながら、荒目と中目の使い方をご説明しましょう

けずる刃 荒目中目

●発売元/ゴッドハンド●3630円(荒)、3300円(中)、発売中

荒目でしっかり形状出し

大槌パーツを手に持っている画像
荒目のヤスリで大槌パーツを削っている画像

▲ ガバナーが持てる大鎚と盾を製作します。まずは2mmプラ板で鎚の頭を箱組み。隙間は瞬間硬化パテで充填して埋めます。これにけずる刃の荒目で面出しと大まかなエッジ出しを行います

パーツに対して荒目のヤスリを平行にあて削っている画像
荒目のヤスリでの形状だしをしおえた大槌パーツの画像

▲ けずる刃荒目は切削ストロークを長く取れるよう、中目より長めに設計されています。大きく動かして削りましょう。コツはパーツに押し付けず、面にヤスリをしっかり平行に当てて、軽い力で動かすこと。どの方向に動かしても削れるので感覚的に動かして削れます。形が出たらサフを吹いて表面の状態をわかりやすくします

細かい仕上げは中目で

中目のヤスリで大槌パーツの仕上げをしている画像 その1
中目のヤスリで大槌パーツの仕上げをしている画像 その2

▲ 次にけずる刃中目を使って、細かな形の調節や大きな傷を消します。中目は短いストロークで切削できるので、エッジのラインや微妙な凹凸などに注意しながら、細かくヤスリを動かして整えるようにするとよいでしょう

中目のヤスリでの形状だしをしおえて中心に穴をあけた大槌パーツの画像
▲ 中目で形状を整えた鎚の頭部分。穴を空けて柄を付ければ完成です

曲面整形もお手のもの

曲面成型をしたパーツを指でつかんでいる画像
ヘキサギアのガバナー用武装のスクラッチをおえて装備させた画像
▲ けずる刃は指先で扱いやすく、曲面整形にも使えます。鎚の先端に付けるブースターを作ってみました。ほかにリューター使用後のバリ取りもけずる刃なら楽にできますよ

使用後のお手入れ

ヤスリに付いた削り粉を歯ブラシで擦っている画像
削り粉を歯ブラシで擦った部分の画像

▲ ヤスリに付いた削り粉は、よほどのことがないかぎり歯ブラシで擦れば落とせます

ツールクリーナーをいれた金属パットに金属ヤスリを入れて浸けている画像
ツールクリーナーに浸けた金属ヤスリを歯ブラシで擦っている画像
手入れをしおえた金属ヤスリの荒目と中目の画像
▲ 切削物がこびり付いてしまった場合は、金属パットにツールクリーナーを入れ、数分浸けた後に歯ブラシで擦れば落ちます。水分をしっかりと拭き取り、ツールメンテナンス油の防錆油を塗って保護してください
ゴッドハンド ロゴ
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Ⓒ KOTOBUKIYA

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