「RE/100 ガンイージ」を流用パーツで手軽にアレンジ製作[前編]【セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記】
2022.04.20個性的なテクニックで月刊ホビージャパンモデラーの中でも一線を画する存在のセイラマスオ。その代名詞である“マスオディテール”やオリジナルアレンジ、淡い塗装表現がどのような考えで行われているか気になりませんか? そんな知られざる“マスオ理論”に迫るのが本連載「セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記」です。お題だけ決めて、あとは自由にいつも通り製作していく様子をゆるくお届け。今回から1/100スケール編に突入。RE/100ガンイージを題材に流用パーツを使用した模型オリジナルカスタマイズを解説します。
製作・解説/セイラマスオ
ウマく作るためのHow toじゃありません
これから紹介していく私の製作法は、自分なりに上手い人のやり方を参考にしつつ、そこから手を抜いたり道具的な問題から妥協した結果たどり着いたものです。この方法が正解とかオススメとか言うつもりは毛頭なく、いい意味での“これくらい力を抜いてもいいんだ”と思ってもらえる機会になれば、くらいに考えています。
theme:流用パーツを使ったカスタマイズ[前編]
use kit:RE/100 ガンイージ
流用パーツを組み合わせて量産機をワンオフ機にカスタマイズ!
他キットからパーツを流用するというとちょっと躊躇する向きもあるかとは思いますが、手軽さと組み合わせたときの楽しさはこのやり方ならではのものがあります。
今回はアレンジベースとしては最適な量産型機体、RE/100ガンイージを使用して、劇中に登場しても違和感のないようなカスタム機として流用パーツで手軽に作ってみようと思います。
RE/100 ガンイージ
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●3850円、2018年12月発売●1/100、約15cm●プラキット
❶使用パーツを選定する
❷背面ユニットの製作
❸首の調整
❹自作パテの活用法
❺細部を調整していく
今回はここまで!
これでほぼ流用パーツの設置は終了。キット本体はアゴの裏を削っただけで、あとはただただパーツを足していっただけの単純足し算モデリングw。背面ビーム砲のバルバトス脚部の動力パイプがメカニカルなアクセントになってイイ感じになりましたが、この辺は意図してやったというよりパーツ流用の過程で偶然できた形なので、こういうところはパーツ流用製作のおもしろいところですよね。
©創通・サンライズ
セイラマスオ
独特の視点と考察によるディテーリング“マスオディテール”と、作品問わずパーツを使いこなすミキシングテクニックを持ち、成型色を活かした淡い塗装仕上げを得意とするガンプラLOVEの先導者。