【How to】水性塗料でENTRY GRADE ガンダム フルウェポンセットを渋めに仕上げよう!
2022.04.16水性塗料ペインティングLAB. 月刊ホビージャパン2022年5月号(3月25日発売)
ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム(フルウェポンセット)
製作・文/むっちょ
安全、安心、環境にも優しくて高性能だけどまだまだ認知度が低く使っている人も少ない「水性塗料」の可能性をお届けするコーナー。水性塗料に熟知した“水性アクリルボーイ”むっちょがさまざまなジャンルのキットを水性塗料で仕上げます。
連載第1回目(月刊ホビージャパン2020年12月号)にて塗装した「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム」に再挑戦! これまで培ってきたテクニックを活かしながら約1年半ぶりにRX-78-2 ガンダムを塗装してみました。今回は発売中のフルウェポンセットを使用。ビーム・ジャベリンやハイパー・バズーカなど新規追加武装の塗り分けも見ていきましょう!
今回使用している塗料・材料
白=レイスボーン(シタデルスプレー)、オフホワイト(ファレホ)
赤=メフィストン・レッド(シタデルスプレー)、ワードベアラー・レッド(シタデルエアー)
青=マクラーグ・ブルー(シタデルスプレー)、ナイトロー・ブルー(シタデルエアー)
黄=ファニーイエロー(ファレホ メカカラー)
ビーム=レイスボーン(シタデルスプレー)、オフホワイト(ファレホ)、ピンク(ファレホ モデルカラー)
間接など=メカニカス・スタンダード・グレイ(シタデル)
みなさんこんにちは! むっちょです! 連載で2周目となるEGガンダムの塗装でございます。無臭、速乾、隠蔽力の高さで名高いシタデルカラー。その発色の良さをガンダムのトリコロールで見てみよう、って感じでやったのが前回。
今回は、「個人的によく使う色でトリコロールをキメてみたらすげえ渋いヤツが出来上がりました。」編です。フルウェポンセットということで、各種武器も塗り分けて遊んでみたので、お楽しみください。
■工作はやっぱり…
腕ががっつり左右対称の作りになっているので、シールドをハメ込む穴以外は埋めてみよう! ってことで、ちょっと工作にチャレンジしてみました。腕の穴とランナーがなんかばっちり同じくらいのサイズだったので、いい感じの長さに切り、タミヤセメントでメタメタにしてから削ればええやろ、って感じでやってみました。結果はみなさんの目で確かめてください…。
■彩度の低いカラーが好き
本体に関しては、本当はちょっと塗り分けたいんだけどな、みたいな部分や、シールになってるから、ここは塗らなきゃね、みたいな箇所がほとんどないこのキット。 組み立ても非常に簡単で、シンプルな作りのため色分けもシンプルにシタデルのカラースプレーを使いました。
スプレーでフラットになった面に対し、ふわっと明るい色を重ねたり、軽くシャドウを吹いてみたりして、色味を調整しました。
■武器は、塗ると、アガる
フルウェポンセットというだけあって、武器が6種類もついてきます。すごくかっこいいです。バズーカとか、ジャベリンとか、かっこいいです。
僕が主に使用する、水性エマルション塗料は、薄い塗膜でしっかり発色! って感じではないので、関節パーツや武器パーツなど、塗ってからも擦れる機会の多いパーツは、しっかりとトップコートを施した後もベロっと剥がれることがあるので注意しましょう。
Ⓒ創通・サンライズ
むっちょ
ミニチュアペインターで“ホビーアドバイザー”。月刊ホビージャパンおよびMOOKでキャラクターキットの水性塗料仕上げを披露するなどペイント技術が高いが、模型製作についてはまだまだ勉強中の身。今は派手なピンクのモヒカン。