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【粋塗装特集】メガミデバイス「朱羅 玉藻ノ前」を金箔押で金屏風のような絢爛豪華な装いに!

2022.02.15

朱羅 玉藻ノ前(祝宴Ver.)【コトブキヤ 1/1】 月刊ホビージャパン2022年3月号(1月25日発売)

朱羅 玉藻ノ前  トビラ

贅を凝らした
黄金仕立て 箔押で一段上の
高級感を手に入れる

 絢爛豪華な装いの朱羅 玉藻ノ前。装甲は煌びやかに輝き、かぐや姫もかくやという存在感を放っている。この輝きの源は和の伝統技術のひとつでもある箔押。金屏風の如く惜しみなく金箔をあしらった、魅惑の黄金仕立てをご覧あれ。

動画はこちら

①箔押に使用するツールとマテリアル

 扱うマテリアルはシンプル。金箔本体と専用接着剤、希釈用のぺトロールの3点。

金箔と接着剤
▲金箔と接着剤。金箔自体に接着力はないため、製作には専用の接着剤が必須となる
接着剤は希釈が必要
▲接着剤は希釈が必要。揮発性の油でと記載があったので手元にあった油彩用のペトロールで薄めて使用
希釈した接着剤を筆でパーツに塗りつけていく
▲希釈した接着剤を筆でパーツに塗りつけていく。角などに溜まりやすいので注意しながら極力薄くまんべんなく塗りつける
余分な接着剤を毛羽立ちにくい布で軽く拭き取る
▲接着剤が乾燥し始めたところで、余分な接着剤を毛羽立ちにくい布で軽く拭き取る。糊が残りすぎると凸凹が多い仕上がりになるのでコントロールが必要
接着剤が若干ベタベタとしてきた
金箔を貼っていく前段階

▲少し待ち、接着剤が若干ベタベタとしてきたら金箔を貼っていく前段階。緊張の一瞬

朱羅 玉藻ノ前 立ち
M.S.GジョイントパーツAに入っている同形状のプラ製キャップに取り替え
▲キットではポリキャップになっている軸の受けをM.S.GジョイントパーツAに入っている同形状のプラ製キャップに取り替えて塗装できるようにしている

COLUMN
組み替えでシルエットを整える

 塗装前の組み替え状態。背面のクロスした長刀は朱羅 弓兵 蒼衣から拝借したものと二刀流にし、正面から見た時に扇状に見えるようなシルエットを意識した。

朱羅 玉藻ノ前 塗装前
朱羅 玉藻ノ前 塗装前 後ろ

②装甲を金屏風のような質感にチェンジ

 いよいよ箔押開始。破れやすい素材なので取り扱いには細心の注意を払う。

金箔
金箔を筆押し

▲静電気が起こりにくい竹製ピンセットで金箔を摘んでパーツに乗せる。金箔は本当に薄くて軽く、呼吸の息でもなびくので息を止めて作業する

金箔押後
乗せた金箔を筆で押してい
▲乗せた金箔を筆で押していく。筆先で撫でてしまうと貼り付きが甘いところが剥がれていくので、まさに「箔押」の通り軽い力で押し付けていく
「伍」のデカール
▲箔押に添えられた5周年記念の要素である「伍」のデカール。旧字体の大字を使用することで和の雰囲気が高まっている
朱羅 玉藻ノ前 どや

COLUMN
 メガミデバイス5周年!

 2021年12月19日にシリーズ5周年を迎えたメガミデバイス。写真はRikkaを含む有志によるお祝いの様子。玉藻ノ前(祝宴Ver.)の華やかな仕上げもこの周年を記念したものとなっている。

祝 メガミデバイス5周年!

完成!

 箔押に合わせ全体を華やかなカラーリングで統一。武装の先端を彩る塗装の金と箔押との違いがはっきりと現れており、質感表現に一段と深みが増したことが分かるだろう。模型製作においても、箔押は高級感や新しい質感を取り入れたい時に有用な技法といえる。

朱羅 玉藻ノ前 舞
朱羅 玉藻ノ前 顔周り
▲顔周りは元々の造形を活用。カラーリングは高貴な藤色など、金箔と相性の良い和の色に置き換えている
装甲裏の狐の装飾
▲装甲裏の狐の装飾。本体にイメージを合わせるため、黒狐から白狐に変更した
扇子
▲扇子も箔押仕様。塗装とは違うザラリとした質感が表れている
朱羅 玉藻ノ前 構え

 今回は模型の新表現特集ということで、メガミデバイス 朱羅 玉藻ノ前を素材として和の表現を盛り込んでみました。タイミングとしては2021年末に公式の5周年記念生放送もありまして、その要素も作例に取り入れています。今その放送を聞きながらこの文章を書いているところです。コトブキヤメガミチームの皆様には感謝しかありません。
 さて作例の話に戻りますが、オーダーは「金屏風のような」というテーマでしたので、まずはガチの金箔を購入するところからスタートです。とはいえ金箔を貼る作業自体が手探りですので、扱い方をしっかり確認します。なお注文した金箔が届くまでの間、軽く組み替えつつ仮組みを進めていました。

■製作について
 どういう風に仕上げようか考えながら進めていきましたが、複雑な形状のパーツだと金箔を貼る箇所に限りがあります。そこで一番目立つラピッドレイダーのカウルをスカートに見立てた部分、さらには手持ちの扇子に恐る恐る貼り付けていきました。金箔は想像以上に薄くて軽いので、磁石を掴む用に持っていた竹のピンセットがここで役に立ちました。
 金箔を貼り付けたパーツは糊が乾燥したところで、いつもトップコートに使っているラッカー系のクリアーを使用。せっかくの金色を隠しすぎない程度に、玉藻ノ前のデザインで象徴的なデカールを貼り、最終クリアーをかけています。スカート右前の「伍」と女神装置デカールは5周年記念の要素です。

■塗装について
 全体の塗装もゴージャスな感じにしたかったので、グリーン成型色の部位をスターブライトゴールドに置き換えました。黒系の部分はブラックと調色したダークパープルを組み合わせ、クリアーパーツはプライマリーメタリックレッドを使用しています。極力和風の色合いから外れないようにしたつもりですが、納品に持ち込んだ時に「和っぽいですね!」と言ってもらえてホッとしました。

朱羅 玉藻ノ前

コトブキヤ 1/1スケール プラスチックキット “メガミデバイス”朱羅 玉藻ノ前使用

朱羅 玉藻ノ前(祝宴Ver.)

製作・文/Rikka

メガミデバイス 朱羅 玉藻ノ前
●発売元/コトブキヤ●9900円、2021年7月発売●1/1、約17.5cm●原型/浅井真紀、福元徳宝、辛嶋俊一、ユニテック、muscuto、鳥山とりを●プラキット

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© KOTOBUKIYA

Rikka(リッカ)

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