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【粋塗装特集】塗料の滲み出しとネイルシールで「RX-78-2 ガンダム」に晴れ着風塗装表現を施す

2022.02.01

RX-78-2 ガンダム【BANDAI SPIRITS 1/100】 月刊ホビージャパン2022年3月号(1月25日発売)

晴れ着風塗装 ガンダム 特写

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 RX-78-2 ガンダムをモチーフとした晴れ着風塗装表現。下地色を塗装し、その上からさらにメイン塗料を吹き重ね、乾燥後に専用溶剤をエッジに吹き付けることでメイン塗料の下層に溶剤分を作用させ、蛍光ピンクの染料分を意図的に“滲み出させる”という特殊な手法を用い、さらにその上からネイルデコレート用のシールをあしらうことで、晴れ着のような和の美を究めた粋なガンダムを表現している。

①蛍光ピンクをベースに滲み出し塗装を施す

 専用溶剤をエアブラシで塗装面に吹き付け、表面塗膜の下層に染み込ませ、下地塗料の染料分を浮き上がらせる“滲み出し”手法を行う。

下地にMr.カラー8番・シルバー
▲まずは下地にMr.カラー8番・シルバーを吹く。シルバーを選んだのは、一回吹きで確実に下地を固めるため。白を何回もコートするよりも、一度8番・シルバーを吹き、その上からホワイトを吹くことにより、一発できれいにホワイトを発色させることができるからだ
蛍光クリアーピンクをエッジを中心に吹く
▲次に蛍光クリアーピンクをエッジを中心に吹く。シャドー色を吹くように、細く厳密に吹く必要はない。今後の作業のためにも結構大胆に吹いておくほうが、面白い効果が生まれる。全面に吹いても良いが、コントロールが難しくなるので、ある程度は的を絞って吹くのが良いだろう。この際、重要なのが“染料系”の蛍光を使用することだ。顔料系では滲み出しが発生しないので注意が必要。原理的には塗料の“染料成分”が滲み出してくるためだ
基本色となるホワイトを吹く
▲その後、基本色となるホワイトを吹く。この際、蛍光クリアーピンクの層を充分に乾燥させてからホワイトを吹く。乾燥が不充分だとホワイトを重ねた際に蛍光クリアーピンクが溶け出し、濁ったホワイトになってしまうので、24時間くらい充分乾燥させてからホワイトを吹くのがポイントだ
“滲み出し”を行う
▲全体をホワイトで塗装したら、いよいよ“滲み出し”を行う。方法はいたって簡単。下層の蛍光クリアーピンクを滲み出させたい場所に、うすめ液(ラッカー系シンナー)を軽く吹き付ける。あまりヒタヒタにならない程度に少しずつ吹き付け、滲み出しの様子と効果を加えたい箇所を確認しながら作業を行う
ホワイトの塗膜上に滲み出してくる
ホワイトの塗膜上に滲み出してくる2

▲30秒~60秒くらいで、ゆっくりだがジワジワと下層の蛍光クリアーピンクがホワイトの塗膜上に滲み出してくるのが確認できるだろう。目標とする“滲み具合”になるように2回程度に分けて薄め液を吹き付けるのがコツだ。直接うすめ液を吹くのが怖い場合は、薄めに溶いたクリアーを吹き付けても良い。ただしツヤ消しクリアーは“滲み具合”が荒れてきたなくなるので、必ずツヤありクリアーを使用することが大切だ

多めにシンナーを吹いてみた状態
▲これは多めにシンナーを吹いてみた状態。大胆に滲ませたい場合は、全体に薄め液を吹き付けるのもアリだ。どんな塗装方法でも同じことだが、一度ジャンクパーツなどを使ってテストを行い、“うすめ液をどの程度吹けば、どんな効果が生まれるか?”の感覚を掴んでから本番に臨むのが良いだろう
スポット吹きして調整・修正
▲やり過ぎと感じた部分には基本色のホワイトをスポット吹きして調整・修正を行えば良い。今回は暖色系の白を目指しているので、基本色のホワイト以外にも、Mr.カラー316番・ホワイトFS17875も併用し滲み出し効果の微調整を行っている
全パーツの滲み出しが完了した状態
▲全パーツの滲み出しが完了した状態。通常のグラデーション塗装と同様、一度フレームに各パーツを組み付け、隣り合ったパーツとの“滲み具合”を確認し微調整を行うのが好ましい。今回も実際には一度組み上げた状態で微調整塗装を行っている。そのためフレームの塗装は最後に行っている

②ネイルシールの下地となるライン塗装

 次にネイルシールで桜の花をあしらう前の下準備としてグラデーションでのライン塗装を施してみる。

ピンクとパープルのラインを入れる
▲白塗装と蛍光ピンクの滲み出しが終了したら、ピンクとパープルのラインを入れる。これも連続性を持たせるためにフレームに組み付けた状態で作業を行う。まずは染料系の蛍光ピンク蛍光ブルー+蛍光レッドでアウトラインを吹く。その後、顔料系のピンクとパープルをラインの中央部に吹き、くっきりとしたラインを作る
後“ボケアシ”を作りたい部分にホワイトを吹き
、“滲み出しによるボケアシ“を作る

▲その後“ボケアシ”を作りたい部分にホワイトを吹き、再度うすめ液を軽く吹き、“滲み出しによるボケアシ“を作る。いったんバラして滲ませ→調整

塗装する部分の作業は終了
▲これでホワイトに塗装する部分の作業は終了。この後、滲みを安定させると同時に、強固な塗膜ができるまで、やはり24時間くらい充分に乾燥させる

COLUMN 
滲み出し表現で注意すること

 “塗装面に専用溶剤を吹き付けて塗膜を溶解させる”手法で気になるのは、“溶剤でパーツを割ってしまわないか?”というところ。吹き付けるのは細吹きでパーツ全体にべっとりと吹き付けるわけではないので、そこまでパーツを割るリスクは高くない。ただ、スナップフィットの軸受けなどの負荷がかかる部分はあらかじめパーツを分解して、負荷がかからない状態にして塗装することをおススメしたい。

③ネイル用シールで桜の花をあしらう

 ここからはネイル用シールで桜の花をあしらってみよう。

ネイル用シール
▲これはネイル用シール。左は爪の曲面に馴染む、不透明で極薄タイプ。右は透明で立体感の出る3Dタイプ。ネイル用のシールには極薄タイプと3Dタイプがあるので注意が必要。特にインターネット通販で購入する場合は、商品説明を良く確認することが大切だ。しかし実際の立体感・シールの薄さ・シールのサイズなどを確かめるためにも、可能であればショップ等で現物を確認して購入するのが好ましい
さまざまな花と花弁
▲セット内容としてはさまざまな花と花弁、茎付きの花などがランダムに混在している。直接花だけ貼り付けると雰囲気とバランスが悪いので、花弁を大量に用意する必要がある。そのため“花”をバラして“花弁”を作る。セットの花弁だけではパターンが乏しく単調になるので、花をバラして使用すると花弁のバリエーションも増え、何よりも経済的だ
ラインに寄り添わせるように
▲まずはピンクとパープルのラインに寄り添わせるように、花弁を散らすように貼っていく。実際の着物の柄などを参考に貼っていくと良いだろう。花弁の向きも一方向に偏らないように貼っていく
大きい花はほんの数枚使用しただけで、後は分解し花弁として使用
▲花にもさまざまな大きさや形状が混在している。あまり大きなものは核となる部分にのみ使用し、中~小くらいを多用する方がスケール的にも良いだろう。今回、大きい花はほんの数枚使用しただけで、後は分解し花弁として使用している
一部を隠すように重ねて花を貼る
▲花弁の一部を隠すように重ねて花を貼るのがバランス的にも良いだろう。この時シールをきちんと密着させることが大切だ。いくら極薄タイプと言っても、3~4枚重ね貼りをすれば、シールの厚みもそれなりに厚くなるので、その点も注意してデザインしていく
段差がなくなる程度クリアーを数回コート
▲その後、シールの段差がなくなる程度クリアーを数回コートする。やはり24時間程度乾燥させた後、シールの段差を消すために1500番~2000番程度のペーパーで表面を砥ぐ。デカールの段差を消す時の方法と同じで、シールの印刷面を傷めないように優しく慎重に砥いで塗膜をフラットな面に削っていく
最後にツヤ消しをコートし全体の光沢感を整えフラット仕上げ
最後にツヤ消しをコートし全体の光沢感を整えフラット仕上げ

▲最後にツヤ消しをコートし全体の光沢感を整えて完成だ。当初は全体的にグロス仕上げにしようと構想していたのだが、この後に作業を行う黒部分と質感に変化を持たせるために、あえてフラット仕上げにしてみた。結果的に布地のような効果に収まったので、この選択で正解であろう

晴れ着風塗装 ガンダム

COLUMN 
ネイル用シールはどこで買えるの?

 昨今では100円ショップやネットショップを含め、さまざまなネイルシールが販売されている。また1枚100~500円程度と比較的安価なものが多く、入れ替わりも激しいので、模型に使えそうなものをあらかじめストックしておくのもいいだろう。

④黒のベース塗装を行う

 晴れ着のアクセントとして帯や靴(草履)をイメージした黒を腹部や靴に配置してみる。

ツヤありのブラックを全体に吹く
▲まずはツヤありのブラックを全体に吹く。塗膜を厚くするために合計3コートしている。この際はあまりホコリやミスト跡は気にせず吹いていく
スポンジヤスリなどで表面に付着したホコリを削り取る
▲その後、スポンジヤスリなどで表面に付着したホコリを削り取ると同時に、エアブラシのミスト跡を消すように表面を磨いて行く。この時、プラスチックの地があまり出ないように注意する。写真ではエッジ部分にプラが露出しているが、この程度なら問題ない
再度ツヤありブラックを全体にコート
▲その後、再度ツヤありブラックを全体にコートする。この時、塗料が“垂れる寸前”くらいに塗料を載せることが大切だ。吹き終わったら塗料が充分乾燥するまで、ホコリ等を避けて保管しておく。一見すると妙な塗装法だが、要するにクリアーを使った砥ぎ出し塗装と原理は同じ。色を透明から黒に変換しただけで、ブラック塗装→中砥ぎ→再度ブラックコートを行い、美しい光沢面を作る作業だ
クリアーブルーをコート
▲ツヤありブラックが充分に乾燥したら、その上からクリアーブルーをコートする。通常はツヤを出すためにクリアーをコートするのだが、今回は黒に深みを出すためにクリアーブルーを3回ほど重ねている。そのため光が当たった所は深みのあるブルーに反射し、光が当たらない箇所は、深みのあるブラックになる。これはカーモデルの黒塗装では昔から多用されてきた塗装法でもある光沢面を作る作業だ
黒で塗装するパーツが完成
▲黒で塗装するパーツが完成。今回はシールド中央部のほか、ソール、ウエスト、ツノの基部など、本来赤で塗装されている部分を黒にトランスレートすることにした

⑤3Dタイプのネイル用シールで立体的な花を

 黒い下地にはさらにアクセントとして、表面が立体的に盛り上がった「3Dタイプ」を使ってみよう。

黒で塗装した部分にもネイル用シールでデコレーション
▲黒で塗装した部分にもネイル用シールでデコレーションを行う。ここに使うのは白ラインで中は透明タイプ。加えて立体感ある仕上がりになる3Dタイプを使用する
ネイルシールを貼った状態
▲ネイルシールを貼った状態。ソールも同じ模様を使用したが、このブロックは3パーツで構成されているので柄の途中でシールをカットし、次のパーツに渡すようにデザインしていく。花の切れ目で貼り分けても良いが、この方が面白みが出るのでパターンを使い分け単調にならないように貼っていく
ツヤ消しホワイトのブロックと組み合わせた状態
▲ツヤ消しホワイトのブロックと組み合わせた状態。極端にツヤのないホワイトと、ギラギラのツヤを纏ったブラックのコンビネーションではこのような感じに仕上がる
胴体部分は着物の帯に見立て
▲胴体部分は着物の帯に見立てて、別の柄のネイル用シールを使用し雰囲気に変化を加えている。先ほどの透明タイプのシールではなく、カラー印刷の3Dタイプを使用した
シールの段差を消さずに、重箱の表面に見られる表現に近付ける
▲最後にクリアーを2回ほどコートする。こちらはシールの段差を消さずに、重箱の表面に見られる表現に近付けることにした。そのためネイル用シールもあえて3Dタイプを選択した。最後にわずかにラメ表現を施している。エアブラシのカップにゴールド塗料を入れ、再びビンに戻す。一度だけカップ内を洗浄しクリアーを吹く。つまり洗浄が甘く、カップ内に残って少量の金属微粒子をコートするやり方

⑥ゴールドでさらに煌びやかに

 首元や腰(ヘリウム・コア)にゴールド(金)をあしらい、さらに煌びやかな印象にしていこう。金は瓶生からの吹きっぱなしではなく、吹き重ねにより、さらに深みと発色を与える。

腰のヘリウム・コアや首周りの黄色い部分
▲腰のヘリウム・コアや首周りの黄色い部分は、今回ゴールドで塗装することにした。ゴールドの発色を良くするために、まずはツヤありブラックを全体的に吹く。これはメタリックやパール塗装の基本だ
ガイアカラー010番・ブライトゴールドを吹く
▲ガイアカラー010番・ブライトゴールドを吹く。下地がブラックのため、何回も吹き重ねなくても、ほぼ一発できちんと発色する
ガイアカラー132番・パールゴールドを吹く
▲ブライトゴールドの塗膜が充分に乾燥したら、その上からガイアカラー132番・パールゴールドを吹いてゴールドの色味に華やかさを加える。パールゴールドだけではなかなか発色せず塗膜も厚くなってしまうが、下地にブライトゴールドを吹いているため、簡単に発色し、加えてゴールドの色味にも深みが加わり一石二鳥の方法。一見、何のゴールドで塗装したかが分からない感じを狙うにはメタリック+パールで表現するのは有効な手段だ
晴れ着風塗装 ガンダム 胴体アップ
晴れ着風塗装 ガンダム シールドアップ

完成!

 通常の塗り重ねによるグラデーション塗装ではなく、下地の色を滲み出させる塗装法で完成させたRX-78-2 ガンダム。ピンクの滲み出しがコントロールしづらいため、逆に意図的なグラデーションにならず、晴れ着や振袖に見られるような自然でランダムな滲みが表現できている。

晴れ着風塗装 ガンダム 立ち
ビーム・ライフル
▲ビーム・ライフルもシールドや靴部に合わせて黒ベースに3Dタイプのネイル用シールでデコレートした
脚のラインは両脚でラインが繋がって見えるように塗装 左
脚のラインは両脚でラインが繋がって見えるように塗装 右

▲脚のラインは両脚でラインが繋がって見えるように塗装。桜の花は、花弁を切り分けたものも活用して細かく配置することで、花弁が風で舞っているような軽やかな印象も与えられた

晴れ着風塗装 ガンダム 前
晴れ着風塗装 ガンダム 後

 皆さんもお気づきと思いますが、本作例は僕の守備範囲外の作風で製作しています。というのも今回編集部より送られてきたオーダーは「和であること」「華やかさと雅」。そして「未発表、もしくは久しく紹介していない塗装技法」の3点。加えて着物の写真が5点添付されていました。本来の僕の守備範囲は「劇中に登場した○○」や「○○風ウェザリングを施したガンダム」などAFVやエアキット、カーモデルなどスケールモデルの技法をキャラクターモデルに投入したり、SF映画……特にミニチュア特撮のプロップ風仕上げなどをメインストリームに作品を仕上げてきました。コンテストなどではオリジナルカラーリングを施したガンダムなどを目にすることも多く、その度に「華やかだなあ…素敵だなあ…」と眼福な経験をすることはあっても、自分がそれにチャレンジすることはないだろうと漠然と考えていました。理由は実に単純、自分の芸風とはかけ離れていたからです。しかしコンテストの審査なども担当させていただく立場上、全く未経験では作品にジャッジを下す権利もないと常々考えていたのも事実です。そのタイミングでこの発注です。断る理由などありません。久々に未知の領域への冒険を存分に楽しむことにいたしました。
 全体的なデザインは送られてきた着物の中の1枚を参考に配色を決定しました。問題は塗装方法です。白・桃色・紫・黒がその着物に使われていた色なのですが、とても華やかで、基本の白ですら桃色がかって見えていたことです。加えて着物は“染物”です。一般的なグラデーションでピンク→ホワイトで立ち上げても、写真の雰囲気と編集部からのオーダー、そして自分が目指したい終着点には辿り着きそうにありません。そこで今回15年ぶりに“滲み出し”という方法を使って、この“桃色がかった白”を表現することにしました。“滲み出し”とはカーモデルを製作した人であれば一度は経験…、いえ、痛い目にあったことがあるかと思います。カーモデルのボディ、特に赤いスチロール樹脂で成型された車体を白などで塗装しようとした際、成型色に含まれる“赤の染料”が吹き付けた塗料の溶剤分のために滲み、塗装した塗膜の上まで浮き出てしまう現象です。通常はサーフェイサーなどの下地剤や下地塗装でがっちりと固め、この染料の“滲み出し”を防ぐ作業を行い本塗装を行います。しかし今回はこの現象を逆手に取り、人工的にこの“滲み出し”を作り出し、失敗ではなく表現として用いることにしました。この技法、直近では15年ほど前に某模型誌でガンダムエクシアのトランザムモードを表現する際に使用しています。その際はホワイト→蛍光クリアーピンク→シルバーの順で重ね塗りした後、エッジ周辺に薄め液を吹き付けることで、蛍光クリアーピンクに含有する“染料分”を塗膜表面に浮き上がらせました。今回は重ねる順が異なり、シルバー→蛍光クリアーピンク→ホワイトとしただけで作業方法は同じです。ただ、この技法、注意点がひとつだけあります。染料系の塗料でないとホワイトより下層にある蛍光クリアーピンクが溶解しないことです。顔料系塗料ではこの現象は発生しません。そのため、Mr.カラーのクリアーおよび蛍光カラーが、染料系から顔料系に切り替えられた時、この技法を多用していた僕は途方に暮れていました(笑)。現在ではGSIクレオスのGXシリーズで、この染料系クリアーと蛍光カラーが現場復帰したため、材料の入手に苦労することはなくなりました。さらに現在ではクリアーと蛍光カラーも染料系なので、こちらを使用するという選択肢も存在します。また、今回は蛍光ピンクを使用して“滲み出し”を行いましたが、染料系の蛍光色、クリアーカラーであれば、どの色でも同じ現象を再現することが可能です。ただ色の特性で見え方、派手さには差があるうえ、滲み方にも若干の差異があるので、一度ジャンクパーツなどでテストを行い、「滲ませる色と表面に使う色のコンビネーション」と「うすめ液の吹き付け具合による変化」を確認して本番に臨んでください。
 というわけで僕の性格や普段の言動とは程遠い(笑)華やかで雅なガンダムを作ってみましたが、新年には似合いのアイテムではなかったでしょうか?

晴れ着風塗装 ガンダム

BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット“マスターグレード” RX-78-2 ガンダム Ver.2.0使用

RX-78-2 ガンダム

製作・文/桜井信之

MG RX-78-2 ガンダム Ver.2.0
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●4620円、2008年7月発売●1/100、約18cm●プラキット

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©創通・サンライズ

桜井信之(サクライノブユキ)

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