Figure-rise Standard「ULTRAMAN SUIT ZOFFY」【小澤京介】
2021.10.20ULTRAMAN SUIT ZOFFY【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2021年11月号(9月25日発売)
小澤京介流・ZOFFY SUITのつくり方
2021年10月に発売予定のFigure-rise Standard ULTRAMAN SUIT ZOFFY。かつてウルトラマンと同化し戦った早田 進が満を持して装着するULTRAMAN SUITである。こちらのSUITをULTRAMANファンの小澤京介が製作! 丁寧な仕上げをご覧あれ。
■製作について
今回製作させていただいたのはULTRAMAN SUIT ZOFFY。ULTRAMAN SUITの中でも個人的に1、2を争うほど好きなULTRAMANです!
このシリーズはどれも出来が良いのでプロポーションなどは修正しておりませんが、ゲート処理や合わせ目消しなどは行っています。腕と太モモは特にしっかりと。
肩アーマーのヒンジが露出しているので、プラ板を下のヒンジに干渉しないように隙間に貼った後シアノンで穴を埋めてペーパーで削って形を整えています。肩のヒンジを埋めるだけでもかなり印象が変わりますのでぜひ実践してみてください。
腕の合わせ目ですが、上腕までの塗り分けを済ませてから最後に消すと良いです。また、ハンドパーツを先に腕に差し込んでおいた状態で行うことをオススメします。腕の合わせ目を消してから手首を差し込むとせっかく消した箇所がまた割れる可能性が高く、二度手間になってしまうので手首を付けてから腕の合わせ目を消したほうが無難です。太モモの合わせ目は少し消えにくいですが、何度が削ってサフを繰り返すことによって消すことが出来ます。
■塗装について
赤部=C68モンザレッド、シルバー部=C8シルバー、ブラック部=NAZCAカラーフロストマットブラック。基本この三色くらいしか使わないので、カラーリングをどうするか? と言うよりはマスキングをどうするか? を前提に塗装工程を考えましょう。胴周り・腰周りは、赤と黒の塗り分けがあるのでまずフロストマットブラックで塗装。乾燥後マスキングをして、モンザレッドを塗装します。
乾燥後はスーパークリアーを塗装してメタリックの塗膜を保護します。
腕の交換パーツはモンザレッドとシルバーの塗り分けがありますが、マスキングが苦手な人はファレホのクロームシルバーで筆塗りでも大丈夫です。GSIクレオス8番のシルバーとファレホのクロームシルバーは塗ってしまえば見分けがつかないくらいになります。
BANDAI SPIRITS ノンスケールプラスチックキット
“Figure-rise Standard”
ULTRAMAN SUIT ZOFFY
製作・文/小澤京介
Figure-rise Standard ULTRAMAN SUIT ZOFFY -ACTION-
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●3740円、10月予定●約16cm●プラキット
ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSEのすべてがここに!
『ULTRAMAN』(原作:清水栄一×下口智裕)から派生するプロジェクト「ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE」。そのすべてが詰まった1冊がついに登場!
SUITの設定画やビジュアルをじっくりと見ることができる「ULTRAMAN SUITギャラリー」。模型製作にも役立つプラキットシリーズ「Figure-rise Standard」の作例が多数掲載された「Figure-rise Standard作例紹介」。月刊ホビージャパンに掲載された、長谷川圭一氏による「ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE」小説の「番外編」を写真とともに掲載した「ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSEフォトストーリー」。3つの章と豪華インタビューで「UAU」の世界を楽しみ尽くせること間違いなし!
さらに「NEXUS SUIT」が登場する書き下ろし小説も収録されておりますので、見逃し厳禁です!
Ⓒ円谷プロ ⒸEiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi
小澤京介(オザワキョウスケ)
AFVモデルや、『OBSOLETE』『ZOIDS』などのキャラクターモデルを中心に活躍するモデラー。アプリゲーム『ULTRAMAN:BE ULTRA』のプレーヤーでもあるということで本作例を担当。