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ついに全機退役 航空自衛隊最後のF-4ファントム 飛行開発実験団 “Phantom Forever”

2021.05.18

ついに全機退役 航空自衛隊最後のF-4ファントム 飛行開発実験団 “Phantom Forever” 月刊ホビージャパン2021年6月号(4月24日発売)

 航空自衛隊のF-4EJの初号機(301号機)は、1971年7月25日に2号機とともに三菱重工小牧基地に到着、計140機が引き渡された。第301飛行隊から第306飛行隊が編成され、偵察機型のRF-4Eが第501飛行隊に配備されたほか、航空機や装備品などの開発や各種試験を実施する飛行開発実験団にも少数機が配備された。第303~306飛行隊は後にF-15Jに機種改編し、第301飛行隊と第302飛行隊もF-35Aを受領、最後まで残っていた飛行開発実験団のF-4EJが3月17日にラストフライトを実施して、F-4EJの約半世紀にわたる航空自衛隊での運用は終了した。

▲F-4EJ導入当時のカラーリングは上面ガルグレイ、下面ホワイトで、飛行開発実験団の“Phantom Forever”記念塗装は、オールドファンには懐かしい導入当時のカラーリングが再現された。F-4EJ 301号機は受領から退役するまで、飛行開発実験団で各種試験に投入された
▲飛行開発実験団の記念塗装は全面ブラックや、デジタル迷彩などが採用されているが旧塗装が復活したのは、航空自衛隊創設60周年記念に続いて2度目。今回の記念塗装では、導入当時の大きな部隊マークも復活した
▲主翼下面にはファントムのマスコット「スプーク」のイラストと、「Thank You 1971-2021」の文字。旧塗装の効果を失わないように目立たないグレイで描かれた
▲記念塗装機のカラーリングは1970年代のアメリカ海軍標準カラーで、近代化改修された初期のF-4EJ改もこのカラーだった。ただし、国籍標識とシリアルナンバーなどは、グレイの制空迷彩が採用されると2/3に縮小された
▲主翼下面の370Galタンクにも「Phantom Forever」の文字と、ファントムのシルエット、航跡を意味するストライプが、白とグレイで描かれているがほとんど目立たない
▲“Phantom Forever”記念塗装を施したF-4EJ 301号機は2020年12月中旬に初飛行したが、今年になってスプリッター・ベーンに岐阜城上空を飛ぶファントムのイラストなどが白で追加された
▲飛行開発実験団のF-4ファントムも、第301飛行隊と同様に全国ツアーを企画していたようだが結局、記念塗装機は百里基地に1度飛来したのみ。写真では確認できないが左主翼下面にトラベラーポッドを搭載していた
▲人工衛星の航跡と衝撃波をデザインした飛行開発実験団の部隊マークは、国籍標識よりも小さくする規定に従い後に縮小されたが、記念塗装機は導入当時の大きさに復活。「ADTW」は「Air Development Test Wing」の略
▲記念塗装を施したF-4EJ 301号機のほか、飛行可能なF-4EJ/F-4EJ改のスプリッター・ベーンにはイラストが追加された。この機体は飛行開発実験団に残っていた最後のF-4EJ改 431号機。イラストのデザインは301号機と同じで、フルカラーバージョン
▲F-4EJ 336号機は試験を意味する「X」の文字をバックに、スプークとファントムのシルエットが半分描かれたデザイン。下部には「Complete Missions」の文字が入っている
▲F-4EJ 393号機のイラストは、垂直尾翼に描かれている部隊マークと、お腹に「X」の文字を描いたスプークがデザインされ、下部には「A Step For ward」の文字。このイラストは393号機のみ
▲F-4EJ 429号機のイラストは、336号機と同じデザインで黒のロービジ仕様。記念塗装の塗装などは、F-4ファントムの整備を担当する飛行開発実験団整備群第2分隊のメンバーが担当した

▲F-104Jの翼端の燃料タンクを改造した航空自衛隊オリジナルのバケージ(カーゴ)ポッドには、スプークのほか百里や浜松や小松、築城基地などに訪れた記念文字がビッシリ描かれた

写真・文/石原 肇

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石原 肇

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