HOME記事キャラクターモデル【伝説巨神イデオン】1/600キットと「光るガンガ・ルブ」を組み合わせて、「当時欲しかったガンガ・ルブの模型」を具現化する【サンライズメカニック列伝】

【伝説巨神イデオン】1/600キットと「光るガンガ・ルブ」を組み合わせて、「当時欲しかったガンガ・ルブの模型」を具現化する【サンライズメカニック列伝】

2026.10.08

サンライズ・メカニック列伝 第83回/ガンガ・ルブ【青島文化教材社 1/600】●田仲正樹 月刊ホビージャパン2026年11月号(9月25日発売)

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[水平飛行体勢]

 腰ブロックを後方に移動させ、前脚を深く曲げることで、突撃時の水平飛行をイメージしたポーズの再現が可能。設定では腰部がレールに沿って移動するが、作例は内径5mmのHIPS樹脂製キャップを2ヵ所に設置し、差し替える方式とした。この形態で飾るための専用スタンドも製作。腰部底面中央に固定したHIPSキャップと接続させて展示する。

[頭部/胴体]

 頭部の基本形状はほぼキットのまま。アンテナのフチと先端をシャープに加工し、力がかかるとアンテナが破損する前に頭ごと外れるよう、後ハメ化を兼ねてネオジム磁石で胴体と接続している。成型の都合でサイズが不均衡な後頭部の砲門は、一部をエポパテで埋めたあとに均一の口径に修正した。
 胴体は接着面を1mm削り込んで上下に幅を詰め、同時に肩の付け根を左右1mmずつ内側に移動させて小型化。頭部が付く部品はフチを薄く削り込みシャープ化。肩関節のポリボールは市販の球体ジョイントに、後脚付け根のポリボールは市販のロールスイングジョイントにそれぞれ交換した。センサー部はLEDで電飾。ネオジム磁石で接続した後部メインノズルを外して、点灯・消灯と電池交換を行う。メインノズルは先端部をいったん切り離し、整形後に再接着。内部にMG クロスボーン・ガンダムのバーニアを入れてディテールアップした。腰もブロックごとに4分割して整形。腰上面のモールドは瞬着で埋めている。前脚付け根の可動部は市販のHIPS樹脂製ジョイントに交換し、保持力を強化。後部サブノズルはプラパイプや市販のノズルパーツでシャープ化。腰部底面のダクト内にはスリットモールド入りのプラ板を接着し、オーメ財団の艦船と韻を踏んだディテールにすることで印象を揃えている。

■ガンガ・ルブはつよい(ダラムが弱い)!
 イデオンメカが異星人の遺跡だと聞いたベスがどれくらい爆笑しているか時間を計ったことがあるサンライズメカファンのみなさんは、ガンガ・ルブが「オーメ財団」の重機動メカだということをご存知でしょう。強大な財力を持つオーメ財団は、バッフ・クランのズオウ大帝による大帝絶対主義と封建社会を打倒するため、私設軍隊を使って無限力イデを探しています(まあ、仮に打倒してもその後釜がギンドロやドバ総司令では、ろくなことにならないと思いますが)。その戦力として開発されたガンガ・ルブは、「対イデオン用」ではなく「対バッフ・クラン正規軍用」であると考えられます。だからこそ、ほぼ同時期に試作されていたジグ・マックとそれ以前の最強メカであるギラン・ドゥ、そしてバッフ本星の宇宙軍以外の軍隊が装備している重機動メカ群よりも、格段に強く高性能なメカとして完成している、というのが私の考えです。
 そんなわけで今回は「見るからにジグ・マックやギラン・ドウより強そう」なガンガ・ルブを目指して製作していきます。キットは公式設定の4面図を参考に設計されており基本形状は文句なく、その圧倒的ボリュームもあいまってストレート組みでも大迫力のガンガ・ルブが完成します。ただ、これだけ大きいのに腕と脚の付け根以外の関節にはポリ部品が使われていないので、すべての可動部を市販のHIPS樹脂製ジョイントと球体ジョイント、HGガンプラの可動部、ポリキャップで強化しました。同時に、ツクダ製メタルキットの箱絵でもおなじみの「水平飛行体勢」をとれるようにしています。さらに力強さを出すため、上腕と太モモをボリュームアップ。肩関節の構造はキットのものに準じています。腰やスネのダクト内にはスリットモールド入りのプラ板を接着しましたが、これは母艦であるオーメ財団製の戦艦ガブロ・ザンとディテールを揃えるためです。
 1/600キットに「デコトラ」用の点滅回路とムギ球をセットした「光るガンガ・ルブ」ではスイッチボックスが機体の外に出ていましたが、LEDが普及した今なら電池ボックスもスイッチも内蔵させられますね。

■太い持ち手を取り付けて塗りましょう
 講談社刊「テレビマガジンロボット大全集7 伝説巨神イデオン」、同社刊「TV版 伝説巨神イデオン ストーリーブック2」を参考に塗装。成型色のすみれ色も美しいのですが、作例は設定の赤系紫にしています。本編ではつま先周辺等の塗り分け方が異なるカットもあるので、設定を気にし過ぎずに塗ってください。スケールのことは考えずにメタリック塗装をしても楽しそうです。
本体紫=純色バイオレット+パープルヴァイオレットにハーマンレッドとクールホワイトを各少量
頭部アンテナ等=ブリリアントピンクにハーマンレッドとピンクを各少量
 右腕のクローは自作の緑系ダークグレー。つま先はクールホワイト+ライトブルーに本体色を少量。胸部の加粒子砲口はハーマンレッドにピンク少量。スミ入れをしたあと、半光沢クリアーを混ぜたツヤ消しクリアーで塗膜をコートして終了です。
 次回はアニメ本編には登場しなかった、有名なバリエーション機体の作例が登場します。

青島文化教材社 1/600スケール プラスチックキット

ガンガ・ルブ

製作・文/田仲正樹


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