HOME記事キャラクターモデル【伝説巨神イデオン】1/600キットと「光るガンガ・ルブ」を組み合わせて、「当時欲しかったガンガ・ルブの模型」を具現化する【サンライズメカニック列伝】

【伝説巨神イデオン】1/600キットと「光るガンガ・ルブ」を組み合わせて、「当時欲しかったガンガ・ルブの模型」を具現化する【サンライズメカニック列伝】

2026.10.08

サンライズ・メカニック列伝 第83回/ガンガ・ルブ【青島文化教材社 1/600】●田仲正樹 月刊ホビージャパン2026年11月号(9月25日発売)

ガンガ・ルブ
(『伝説巨神イデオン』より)

 サンライズ作品に登場する数多のメカを模型作例で再現し、改めてその魅力を探る連載企画「サンライズ・メカニック列伝」。今回は『伝説巨神イデオン』から、重機動メカ「ガンガ・ルブ」の1/600作例をお送りしよう!
 ガンガ・ルブはバッフ・クランの科学アカデミー集合体「オーメ財団」が開発した重機動メカである。多数の加粒子砲と速射加粒子砲、5連装パワード・ランチャー、クローに加えて対ビーム・バリアーも装備し、その武装、パワー、スピードは正規軍の最新鋭機ジグ・マックをはるかに上回る。「ハルル・アジバをふった男」ことダラム・ズバが率いる財団の私設軍隊に配備された試作型のガンガ・ルブに対し、外観は同じだがサブ・エンジンの出力を向上させるなどの改良を加え、のちに正規軍に採用された量産型は「ガンガ・ルブ・リブ」と呼称される。
 作例は田仲正樹が私物の1/600キットと「光るガンガ・ルブ」を投入して製作。キットのフォルムと部品形状を最大限に活かしながら、各関節の可動機構を刷新。センサーは電飾し、劇中で印象的な「水平飛行体勢」でのディスプレイを可能にするなど、「当時のファンが欲しかったガンガ・ルブ」を目指して完成させている。

[製作途中状態]

 重機動メカのなかでも屈指の知名度と人気を誇るガンガ・ルブ。1/600キットは設定の4面図を忠実に立体化し、腕と脚の付け根の可動部にはシリーズ初のポリパーツを採用した秀作だが、1981年の発売ということもあり合わせ目が多く整形に手間がかかる他、ほとんどの関節はポリ化されていないため、動かしづらくゆるみやすい。作例は「ブロックごとに分割し、整形して再接着」を繰り返して各部品の精度を高めるとともに、可動部をHGガンプラの関節や市販のジョイントに交換して保持力を上げたもの。機体各部の力強さとシャープさが増し、印象的な水平飛行体勢等のポーズが確実に決まり、電飾ギミックも外観に影響を与えずしっかり本体内に収納でき、作者が考える「本放送当時の『イデオン』ファンが真に求めたガンガ・ルブの模型」の具現化を目指した作例となっている。

[腕部]

 上腕の上部をHG ドライセンのトライ・ブレード基部に交換して精度を上げ、肩関節との接続部を6mm径プラパイプでボリュームアップ。ヒジ関節はHGBD:R コアガンダムのヒザ関節に交換し、右腕クローの可動部にはポリキャップを内蔵させて保持力を上げた。左腕パワード・ランチャーはブロックごとに分割して整形しシャープ化。砲口内はプラパイプと市販のボルトモールドでディテールアップした。

[脚部]

 前脚・後脚ともにヒザ関節はHIPSジョイントで強化すると同時に可動範囲を広げ、足裏のノズルは開口して適当なバーニアパーツを接着し深さを出した。前脚両側面のユニットは切り離してくさび型に整形し、設定画の形状に近づけている。後脚の太モモは1/144 リック・ドムIIのプロペラント・タンクを加工したものに交換してボリュームアップ。スネ部はいったん上下に分割し、整形後に再接着している。

次ページ──頭部&胴体 他

ⓒ サンライズ

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