『魔動王グランゾート』の邪動神「ジャンモス1号」をタカラ「魔動コレクション」を使用して徹底工作! 各所のシャープ化や可動部の刷新などでフォルムを調整、より設定画に近づける!!【サンライズメカニック列伝】
2026.08.19サンライズ・メカニック列伝 第81回/ジャンモス1号【タカラトミー】●田仲正樹 月刊ホビージャパン2026年9月号(7月24日発売)
ジャンモス1号
(『魔動王グランゾート』より)
サンライズ作品に登場する数多のメカを模型作例で再現し、改めてその魅力を探る連載企画「サンライズ・メカニック列伝」。今回は『魔動王グランゾート』から、邪動神「ジャンモス1号」の作例をお送りしよう!
月の地下に広がる摩訶不思議な世界ラビルーナに攻め込んできた悪の魔法使い「邪動族」。太古の邪動族が創り出した巨人「闇の9邪動神」のうち、水の邪動力に長けた超重量級の邪動神がジャンモスである。ジャンモス1号には邪動族のスネッケルが搭乗。左腕の巨大鉄球・アイアンバーと氷の邪動力ブリザーシュートを使ってグランゾートとウインザートのタッグを単機で圧倒し、2大魔動王を事実上の敗北にまで追い込んだ物語序盤の強敵である。
タカラ「魔動コレクション」の作例は田仲正樹が私物を投入して製作。キットの部品形状を最大限に活かしながらシャープ化とバランス調整を行うと同時に、自然な立ちポーズが再現できるように可動部を刷新した。魔動王に比べて闇の9邪動神は立体化や作例化自体がレアだが、本コーナーではもちろん徹底工作作例でご覧いただこう。
[製作途中状態]
「魔動コレクション」シリーズは組み立て式のトイであり、低年齢層をターゲットとしていることから安全性、堅牢さ、組み立てやすさが重視されている。今回製作したジャンモスも、特徴的な棘やスパイクが軟質素材製で先端は丸く、手脚がほぼ2パーツずつで構成される大胆な簡略化も相まって、全体的に精密さに欠ける印象となっているのは仕方のないところだろう。作例はスパイク先端やエッジ、パーツのフチ等を徹底的に尖らせるとともに、上半身の大ボリュームに耐えうる可動機構への刷新と超重量級に相応しいフォルムの調整を行い、この機体の本来あるべき形態により近づけたもの。本記事が、邪動神の計り知れない魅力を読者諸氏が再発見するきっかけとなれば幸いである。
[頭部]
左右2パーツの頭部は、トサカ、ヘルメット、顔面に3分割し、塗装後の後ハメを可能に。トゲは2mm径のランナーを削ったものに交換。頬当てと鼻先にはダクト状の凹モールドを追加。目は作画用設定を参考にプラ板で作り直している。
[胴体]
首関節はHG ギラ・ズールのものに、肩関節は市販のロールスイングジョイントにそれぞれ交換し可動範囲を拡大。首元のモストーンはプラ板で作り直し。ジャンモスノーズは節ごとに切り離し、プラ板で前後を塞いでから薄手のプラ板をはさんで再接着し、立体感を強調している。2本の牙はメッキをはがしたあと、先端をプラ材で延長し、根元を太らせてボリュームアップ。「エポパテが非常に食い付きにくいのでご注意を」とのこと。背部ウィングエッジ(翼) はフチを薄く加工。付け根に後ハメ化を兼ねた可動部を設けることで、若干だが羽ばたくアクションも可能としている。
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ⓒ サンライズ
田仲正樹(タナカマサキ)
「第5話は初代メカゴジラ風の出現シーンや矢島信男監督風の構図など、特撮感に溢れていてすごい」とのこと。
























