『メガミデバイス』“近代化改修版” WISM・ソルジャー スナイプ
2021.05.16WISM・ソルジャー スナイプ Update Ver. with ウィアード・テイルズモーターサイクル形態【コトブキヤ 1/1、1/24】 月刊ホビージャパン2021年6月号(4月24日発売)
『メガミデバイス』もシリーズ開始からおよそ5年。その間にアップデートも行われ、初期アイテムと最新アイテムでは主にスタイリングが大きく変化した。そんな黎明期のキットをアップデート版をリリースすることで補完するのではなく、アップデート用のパーツを展開して対応する方式を取ったのは、「マシニーカ」という素体で構成した強みともいえる。
作例はそんなアップデートパーツを用いたWISM・ソルジャー スナイプにオリジナルテイストを盛り込んだもの。「ヘキサギア」などで製作したオリジナルバイクも用意して、コトブキヤが各シリーズで提案するプラモデルの組み替え遊びも大いに楽しんでみた。
■メガミM.S.Gで近代化改修!
今回は「メガミデバイスM.S.G」のトップスセットとボトムスセットを使用した“近代化改修作例”というお題で製作させていただきました。せっかくやるなら、ということで、素体にはシリーズ最初期の「WISM・ソルジャー スナイプ/グラップル」からスナイプを選び、さらに近年のメガミデバイスのパーツを使用してブラッシュアップを狙いました。
また先日の「コトブキヤコレクションONLINE 2021」でのメガミデバイスとヘキサギア(創彩少女庭園)両企画P様のトークライブが大変楽しかったのでヘキサギアを作りたくなってしまい、製作時点での最新キットである「ウィアード・テイルズ」を組み替えてモーターサイクル形態にしてみました。
■製作について
まず本体ですが、WISMからかけ離れる組み替えは避けたかったので、胴体、腕、靴、ヘルメットと、武装は長い銃身をつけた以外はキットのまま。トップス部はシルエット以外に変化を持たせず進め、下半身はボトムスセットを組み込む関係上太モモより下を「Chaos & Prettyマジカルガール」から拝借しています。折角脚部を変えたので靴の上部はマジカルガールの物を、かかと部に朱羅のパーツを使用しています。
頭部には髪型のシルエットが一番近そうな「吾妻 楓」を使用し、前髪をカット、後頭部の関節をシームレスに改修しています。また、どうしても耳をつけたい気持ちを抑えきれずメガミデバイス改造パーツのレジンキットから拝借しました。
パンツ部は前部をWISM、後部はメガミM.S.G、それぞれをプラ板で繋げてパテなどで均しています。最終的に武装をどうマウントしようかと考えた末に元々の腰基部にアームをつけることとし、さらに前部へ伸びるガンアームを装備させてみました。配色に関してもWISMのカラーリングから大きく変えることは避け、差し色としてオレンジをところどころに使用する程度に留めました。
そしてオマケというには存在感が強いですが、ウィアード・テイルズにはバンディットホイールやラピッドレイダーを使用し組み替えてバイク形態を製作しました。
基本塗装が終わったあとになにか物足りなさを感じまして、これはウェザリングを入れるべき、という謎の使命感に襲われたのでチッピングを施しました。いつか作例としてオリジナルの仮想バイクをと密かに思っていたものが形にできたことを嬉しく思います。
コトブキヤ 1/1スケール プラスチックキット“メガミデバイス”WISM・ソルジャー スナイプ/グラップル & 1/24スケール プラスチックキット“ヘキサギア”ウィアード・テイルズ改造
WISM・ソルジャー スナイプUpdate Ver.
with ウィアード・テイルズモーターサイクル形態
製作・文/Rikka
メガミデバイス WISM・ソルジャー スナイプ/グラップル
●発売元/コトブキヤ●5280円、発売中●1/1、約14cm●プラキット
ヘキサギア ウィアード・テイルズ
●発売元/コトブキヤ●7150円、発売中●1/24、約28cm●プラキット
© KOTOBUKIYA・RAMPAGE ©Masaki Apsy
Rikka(リッカ)
キャラクターキットの作例を幅広く担当。バイク乗りなので、オリジナルバイク作例は念願であった。