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スホーイ Su-57
ロシア空軍第5世代戦闘機

2021.08.14

スホーイ Su-57【ズベズダ 1/48】 月刊ホビージャパン2021年9月号(7月21日発売)

スホーイ Su-57
扉絵

量産機が登場したロシア空軍最新ステルス戦闘機

 アメリカのF-22ラプター、F-35ライトニングIIなどの第五世代戦闘機に対抗するロシア空軍のPAK FA計画に基づきスホーイ社が開発、2011年に一般公開されたステルス戦闘機T-50は、2017年に「Su-57」として制式化、2020年にはついに量産機の部隊配備が開始された。ステルス戦闘機でありながらけれん味のあるフォルムが人気のSu-57は、過去にいくつかのキットが発売されてきたが、1/48スケールのインジェクションキットは今回のズベズダが初のリリース。最新のキットだけにフォルムやディテールは問題なし、塗装や兵装でも多彩な楽しみ方が可能だ!

スホーイ Su-57
パース1
▲Su-57は現在ロシア空軍が配備しているSu-27フランカーを代替する戦闘機として開発。第5世代のステルス戦闘機として、Su-27の発展型Su-35SフランカーEと並行して運用される予定である
スホーイ Su-57
パース2
スホーイ Su-57
パース3
▲Su-57はすでにロシア空軍の制式戦闘機として2020年から量産機の配備が始まっているが、予算などの関係で先行きはまだ不透明で、シリアなどへの海外輸出に力を入れているとの報道もある
後方からのスホーイ Su-57
▲後方から見たSu-57。塗装パターンはこの10年でさまざまなパターンが登場し、スプリンター迷彩からホオジロザメ迷彩へ、そして現在ではデジタルピクセル迷彩が定着している
架空の量産機9号機として製作
▲ズベズダのキットは後期試作機から量産機の仕様でモデル化。マーキングは509号機、511号機、量産配備機を用意、いずれもデジタル迷彩を採用。今回は架空の量産9号機として製作してみた
豊富な武装類
▲キットは胴体内部の兵装ベイも再現。さらに内蔵するR-77M長距離空対空ミサイル6発に加え、主翼下に搭載する増槽やミサイル類も豊富に用意されている
増槽とR-73短距離空対空ミサイル
▲増槽とR-73短距離空対空ミサイル
Kh-31中距離空対艦ミサイルとR-73短距離空対空ミサイル
▲Kh-31中距離空対艦ミサイルとR-73短距離空対空ミサイル
R-77M長距離空対空ミサイルとR-73短距離空対空ミサイル
▲R-77M長距離空対空ミサイルとR-73短距離空対空ミサイル
機首側面
▲機首側面。レドームのライトニングストリップ、前部キャノピーのIRST、胴体後部のセンサー類など、表面のパネルラインと合わせて精細に再現されている
機体尾部
▲機体尾部。量産機のエンジンは固定ノズルだが、架空設定として試作機と同様に推力偏向エンジン搭載としてみた
コクピット内部
▲コクピット内部の追加工作は、丸型のHUD自作、射出座席のシートベルト追加、サイドコンソールの立体化など
パイロットフィギュアと乗降用ラダーも付属
▲キットにはパイロットフィギュアと乗降用ラダーも付属。どちらも非常に出来が良いので製作をおすすめする
左垂直尾翼付根インテーク
▲量産機の仕様に合わせ、左垂直尾翼付根インテークの形状をプラ材で改造。コクピット周囲のセンサーも同様
スホーイ Su-57
バックショット

■製作
 ズベズダの新製品、1/48 Su-57です。スジ彫りもシャープで、パーツの合いやアウトラインもよくご機嫌なキットです。実機は試作機11機と量産機がまだ1機しかない状況なので1機ごとに細部が異なります。どの機を作るか決めて写真から細部を読み取っていきます。量産1号機では未搭載だった推力偏向エンジン搭載の“架空の量産9号機”として作ることにします。
 量産機では左垂直尾翼付根インテークの形状が変更になっているので、プラ材で改造します。コクピット周囲のセンサー類も量産1号機に準じて追加します。デカール仕上げのサイドコンソールは平坦なので、プラ材で立体感を付けます。新発売の3Dデカールならお手軽なのですが、入手しそこねました。シートはヘッドレストのクッションをスジ彫りして塗り分け、ファインモールドのシートベルトを付けます。キャノピーにディテールを追加し、HUDは丸型に自作します。
 機体下面パーツは開口部が多く変形しやすい形状ですが、歪みを作らないように注意してていねいに組めば、ほとんど段差や隙間はできないようです。デカール表現のインテーク側面の境界層排出孔は汎用エッチングメッシュに替えます。インテーク内面の境界層吸入孔は細かいメッシュがなかったので、塗装でそれらしく表現します。インテーク下面の補助インテークはデカールを使わずにスジ彫りを追加します。
 脚はドライブラシとスミ入れで立体感を強調し、オレオ部にハセガワのミラーフィニッシュを貼ります。前脚の泥除けはスリットが抜けていないのでノコなどを駆使して抜き、最下部にフィンを1枚追加します。
 キットのパネルラインは少なめですが、実機写真でもあまりわからないので追加せず、動翼ラインは目立つので彫り足します。尾翼にはパネルラインはほとんどないので、合わせ目は完全に消します。
 翼後縁放電索は0.15mm銅線で追加します。エルロンと水平尾翼に各3本、垂直尾翼に2本、写真から位置を割り出して取り付けます。レドームの放電索は凹モールドなので0.3mmプラ棒で凸にします。
 ステルス機は外部武装ナシのイメージですが、せっかく出来のよいミサイル類がついているので、パイロンと主翼の両方にネオジム磁石を仕込んで脱着式にしてみました。同様にウェポンベイのドアパーツも脱着式にしてみました。R-77ミサイルの網目フィンは汎用エッチングメッシュで作り直します。ステップラダーは少し太めですが形状は良好です。0.2mm真鍮線で脱着できるようにしました。0.2mmだと機体側の穴も目立たずよいようです。

■塗装
 量産1号機に準じたデジタル迷彩にしました。全体をGSIクレオスのMr.カラーC306グレーFS36270で塗装、上面はMr.カラーC305グレーFS36118、下面はMr.カラーC73エアクラフトグレーを使用。パターンは垂直尾翼とコクピット周辺は写真から読み取って再現し、上面はキットの塗装図、下面は試作4・5号機のパターンを流用します。ステルス機はツヤ消しのイメージですが、実機はかなりツヤがあるようなので、グロスに仕上げてみました

スホーイ Su-57

ズベズダ 1/48スケール プラスチックキット

スホーイ Su-57

製作・文/竹内尚志

スホーイ Su-57
●発売元/ズベズダ、販売元/GSIクレオス●6050円、発売中●1/48、約41.9cm●プラキット

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竹内尚志(タケウチタカシ)

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