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MGSD第5弾「デスティニーガンダム」を各部のシャープ化と塗り分けで全体のメリハリを強調! 機体特有の鋭いイメージを際立たせる【SDガンダム】

2026.06.11

ZGMF-X42S デスティニーガンダム【BANDAI SPIRITS】●tauyo 月刊ホビージャパン2025年7月号(5月25日発売)

ZGMF-X42S デスティニーガンダム  イメージ画像

MGSD デスティニーガンダムをシャープ化と塗り分け追加でさらに鋭いイメージに

 MGSD第5弾としてラインナップされたデスティニーガンダムは、高密度なパーツ構成と内部フレームによる可動、さらに“光の翼”をはじめとした迫力ある武装演出まで詰め込まれた、シリーズの魅力とデスティニーガンダムらしさが凝縮された一体だ。tauyoは本キットを、各部のシャープ化と塗り分けによって輪郭を引き締め、機体特有の鋭さをさらに際立たせた。MGSDだからこそ成立する密度感と派手なエフェクトが両立した仕上がりをご覧いただこう。

MGSD デスティニーガンダム
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーデビジョン クリエイション部●4950円、発売中●プラキット

ZGMF-X42S デスティニーガンダム  正面
▲全身のスジ彫りやエッジ出しによって塗り分け箇所を増やし、全体のメリハリを強調。トップコートにはGSIクレオスのスーパースムースクリアーつや消しを使い、落ち着いたトーンと清潔感のある仕上がりとしている
ZGMF-X42S デスティニーガンダム  フレーム
▲内部フレームの各所にメタリックを取り入れることで、装甲をかぶせたあとも隙間からのぞく輝きが効果的に映える。作例ではガイアノーツのスターブライトアイアンを使用
ZGMF-X42S デスティニーガンダム  背面
▲アンテナ裏のグレー部などはエナメル塗料で塗り分け。大きな改修をしなくても、塗り分けだけで見映えを高められるのもMGSDならではのポイントだ
ZGMF-X42S デスティニーガンダム  素組みと比較
▲素組み(左)と工作後(右)の比較。プロポーションは大きく変えず、基本工作を徹底することでキットの持つ密度感をさらに際立たせている
ZGMF-X42S デスティニーガンダム  頭部比較
▲頭部素組み(左)と作例(右)の比較。マスクの上下をわずかに詰めて小顔化。さらに各部のエッジを立てることで面の境目をより強調し、シャープな顔立ちに仕上げている
ZGMF-X42S デスティニーガンダム  フロントスカート比較
ZGMF-X42S デスティニーガンダム  肩パーツ比較

▲フロントスカートと肩のアップ。それぞれ素組み(左)と作例(右)の比較。彫り込んでパネルラインを明確にし、そこを起点に色分けすることで情報量を上げていることがよくわかる

ZGMF-X42S デスティニーガンダム  パルマフィオキーナ使用再現
▲手のひらのエフェクト「パルマフィオキーナ」はHGのキットに付属するクリアーパーツを流用し、再現
ZGMF-X42S デスティニーガンダム  パルマフィオキーナ 改造例
▲HGの「パルマフィオキーナ」エフェクトは、手のひらの穴を1.4mmのドリルで開口するだけで簡単に接続できる
ZGMF-X42S デスティニーガンダム  ビームブーメラン 後ハメ加工
▲ビームブーメランの合わせ目を画像の通り再分割することで、先端部の段落ちモールドを埋めつつ、塗装後にも組めるよう後ハメ化している
ZGMF-X42S デスティニーガンダム  アロンダイトビームソード 後ハメ加工
▲アロンダイトビームソードを後ハメ化。グリップ付近の展開ギミックはネオジム磁石を埋め込んで処理し、刀身の切り離しで落ちやすい強度は真鍮線を通して補っている
ZGMF-X42S デスティニーガンダム  光の翼展開
▲複数の可動軸で大きく展開する翼は、「光の翼」を広げると約30cmに迫る大ボリューム。厚みもあり、迫力あるシルエットを楽しめる

エアブラシでお手軽スパッタリング塗装

ZGMF-X42S デスティニーガンダム  光の翼 スパッタリング
▲光の翼のキラキラしたイメージを表現するため、作例(写真右)では塗料の飛沫を飛ばす“スパッタリング”塗装を採用。筆を使わず、ダブルアクションのエアブラシハンドピースがあれば実践できるのでご紹介しよう

空気を出さずに先端に塗料を溜める

ハンドピース使用例①
▲カップ内に通常のエアブラシ塗装時と同じ希釈率の塗料を入れたまま、エアを出さずに吹き出し口へ塗料を溜めるイメージで2、3回トリガーを引く

エアを放出して飛ばす

ハンドピース使用例②
▲その後、エアだけを吹いて先端に溜まった塗料を吹き飛ばす。一度に大量の飛沫が飛ぶわけではないため、筆を使ったスパッタリングより時間はかかるが、非常にコントロールしやすい
翼の改造例
▲翼の先端はノコで分割し、別パーツ化することで合わせ目を消しつつ、情報量を整理してシンプルな形状に整えている
光の翼 エフェクトパーツ改造
▲光の翼の先端は安全性が考慮されてやや丸く造形されているため、シャープ化。先端にV字の切り込みを入れ、ランナーのタグ部分を透明度の高い瞬間接着剤で接着して削り出している
ZGMF-X42S デスティニーガンダム  高エネルギー長射程ビーム砲使用例
▲高エネルギー長射程ビーム砲はMGSDオリジナルギミックで先端が展開。メカニカルな内部ディテールの露出が楽しめる
ZGMF-X42S デスティニーガンダム  エフェクトパーツ使用
▲キットにはビームシールド用エフェクトパーツや、ビームブーメラン用エフェクトパーツも付属する
ZGMF-X42S デスティニーガンダム  アロンダイト使用 ポージング
▲SDのプロポーションながら、独自のフレーム構造によって腕を大きく前へ突き出すポージングも難なくこなせる

 MGSDはデスティニーの登場で早くも第5弾、定番シリーズとなりSDファンとしては嬉しい限りです♪今回も十分すぎるほどの密度と豊富なギミックで、非常に楽しめるキットです。
■工作
 全身にわたりシャープな造形となっていますが、デスティニーの尖ったイメージをさらに追求すべく、各部のシャープ化や薄々化を行っています。射出成型の都合で生じるパーツの垂直断面によって、アウトラインがぼやける箇所は、面出しや削り込みによってシャープに見せています。腰の股関節軸パーツと太モモ側の股関節受けパーツは、左右を入れ替えて組むことで太モモの位置を前方へ調整できます。 これにより、往年のネクスエッジスタイルのようなメリハリのあるS字立ちが可能となり、よりヒロイックなシルエットになります。合わせ目部分は段落ちでデザインされていますが、特に武器に多く見られたため、薄く細いプラ材で埋めてラインを整理しています。また、好みでマスクの上下の長さを切り詰めています。
■塗装
 全体的にトーンを落としたイメージとするため、各色にグレーを混ぜて影が落ちた印象にしています。クリアーのエフェクトパーツには、エアブラシによる簡易スパッタリングでビーム粒子をイメージした斑点を入れました。ダブルアクションで、エアを出さずに数回引いてノズル先端に塗料を溜めます。次に一瞬だけエアを出して、先端に溜まった塗料を吹き飛ばします。 一発勝負になるため、事前にテストピースで試し吹きを行います。
■マーキングシール
 テトロンシールは余白の丸みが目立ち、全身のシャープさを損ねる要因となります。先にシール全面の広い余白部分の台紙を剥がし、そこから各デザインの細かい余白をデザインナイフで切除してから貼り付けます。デザインナイフの刃の直線部分で一気に押し切ると簡単ですが、枚数が多いため根気との勝負です♪

ZGMF-X42S デスティニーガンダム  サムネ

BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット “マスターグレードSD”

ZGMF-X42S デスティニーガンダム

製作・文/tauyo

MGSD デスティニーガンダム
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーデビジョン クリエイション部●4950円、発売中●プラキット


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