HOME記事アニメ・ゲーム【宇宙戦艦ヤマト メカニクス】第18回は地球防衛軍の「無人艦コマンド艦グラディエーター」! グランドリバースの迎撃にあたった無人艦隊の母艦がもつ性能をじっくりとお届け『宇宙戦艦ヤマト3199』

【宇宙戦艦ヤマト メカニクス】第18回は地球防衛軍の「無人艦コマンド艦グラディエーター」! グランドリバースの迎撃にあたった無人艦隊の母艦がもつ性能をじっくりとお届け『宇宙戦艦ヤマト3199』

2026.04.22

宇宙戦艦ヤマト メカニクス●皆川ゆか  月刊ホビージャパン2026年5月号(3月25日発売)

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宇宙戦艦ヤマト メカニクス

 『宇宙戦艦ヤマト2199』から『ヤマトよ永遠に REBEL3199』までのリメイク版『宇宙戦艦ヤマト』シリーズに登場する戦艦などのメカニックを解説する連載。第18回は地球防衛軍の無人艦隊の司令艦グラディエーター。2207年のデザリアム侵攻に際し、地球軌道上で無人艦〈エイジャックス〉とともに、グランドリバースの迎撃にあたったが、デザリアム艦隊の攻撃により大破した。

解説/皆川ゆか


第18回:無人艦コマンド艦グラディエーター

『ヤマトよ永遠に-REBEL3199』無人艦コマンド艦グラディエーター

諸元・性能
艦種: 統合自律システムコマンドシップ
識別番号:GAD-1M
名称: 惑星全球型航空宇宙防衛統合自律システム領空域警備コマンドシップ “グラディエーター”
全長:180m
全高:56m

砲熕兵器
小型波動砲×1門[艦首]
三連装大型旋回砲塔×2基
後部二連装無旋回砲塔×1基
三連装ミサイル・ランチャー×2門[両舷]
榴弾ミサイル・ランチャー×2門[両舷]
二連装パルスレーザー砲塔×4基[両舷]
四連装パルスレーザー砲塔×6基[上部構造側面]
迎撃ミサイル(大型対艦・対要塞ミサイル)×6基[パイロン・リングに装着]

『ヤマトよ永遠に-REBEL3199』無人艦コマンド艦グラディエーター図解

A 砲口分離型波動砲
B 三連装旋回砲塔
C 二連装パルスレーザー砲塔
D 榴弾ミサイル・ランチャー
E 四連装パルスレーザー砲塔

F 艦首砲用照準システム(センサー類)
G コントロール・システム・レドーム
H 火器管制レーダー
I 大型制動用スラスター
J 小型スラスター

操縦士

『ヤマトよ永遠に-REBEL3199』無人艦コマンド艦グラディエーター操縦士

 グラディエーターの操艦、兵装運用とシステム、レーダー、通信を行う。旧第65護衛隊の林繁が担当。

機関士

『ヤマトよ永遠に-REBEL3199』無人艦コマンド艦グラディエーター機関士

 機関コントロール、ダメージコントロール、エイジャックス各艦の機関状態の俯瞰を行う。旧第65護衛隊の徳川太助が担当。

艦長

『ヤマトよ永遠に-REBEL3199』無人艦コマンド艦グラディエーター艦長

 新型ボラー砲は従来の「偉大なる勝利の砲(アブロ・ランティル)」に、「光の砲=陽電 HUDにはオペレーター席のCPTが共有される。ただし、ヘッドセットのみでHMDは使用しない。必要に応じて操艦モードとすることが可能子砲(アンネ・ランティル)」の名を組み合わせ、「偉大なる栄光の砲」と呼称される。

オペレーター

『ヤマトよ永遠に-REBEL3199』無人艦コマンド艦グラディエーターオペレーター

 オペレーター周囲に展開するHUDにはCPT(共通戦術状況図)が投影され、作戦図を広げるようなかたちで、艦隊の進行と展開を俯瞰できる。複数の艦を同時に操るだけでなく、任意の艦を重点的に操縦することも可能。


 「制限型自律防空システム(通称・無人艦隊)」の中核を担うコマンド艦であり、正式名称は「惑星全球型航空宇宙防衛統合自律システム領空域警備コマンドシップ〈グラディエーター〉(識別番号:GAD-1M)」。小型の無人迎撃艦〈エイジャックス〉を指揮・制御する母艦として機能する。
 本艦は地球防衛軍の「空軍」の発注で、南部重工により建造された。内惑星戦争を主導した火星独立政府に端を発する「宇宙海軍」の洋上船型宇宙戦艦を空軍が嫌ったという経緯もあり、国連宇宙海軍創設以前の運用思想に基づいて設計されている。このため、戦闘機のような「一撃離脱戦法」を主眼としており、本艦は宇宙海軍の艦艇を凌駕する極めて高い機動性と運動性を有することとなった。
 〈グラディエーター〉自体は有人艦だが、これまでの無人艦の技術蓄積が反映されており、極少人数での運用が可能となっている。空軍には宇宙戦艦の運用実績が永らくなかったため、宇宙海軍から出向した旧第65護衛隊のメンバー(艦長:島大介、操縦士:林繁、機関士:徳川太助)が中核を担うこととなった。
 艦橋には宇宙海軍艦艇のような窓や大型スクリーンはなく、CIC(戦闘指揮所)に艦橋機能を統合した密閉構造となっている。戦闘時はHUD(ヘッドアップディスプレイ)が各員の周囲に展開し、戦術状況を投影。4人のオペレーターがAIの支援を受けながら、各々12~13隻のエイジャックスをHMD(ヘッドマウントディスプレイ)越しに同時制御する。高機動による強烈なG負荷から乗員を守るため、クルーは戦闘機パイロットと同等以上の耐G性と防弾・救命胴衣機能を兼ねた「耐Gスーツ」を着用する(艦長は指揮官用スーツの上にブルゾンを羽織る)。また、艦橋区画はユニット化されており、被弾等の緊急時には周囲の壁や天井をパージし、シートごと射出脱出することで高い生存性が確保されている。
 機関部は一撃離脱戦法に不可欠な前後方向の加減速に特化しており、艦首側部や尾部に制動用の小型スラスター、両舷に急制動用の大型スラスターを備える。
 武装面では、宇宙海軍とは異なり「艦首波動砲」を主砲として扱う。本艦に搭載された「砲口分離型波動砲」はドレッドノート級と同様に薬室を直列配置しており、スプリッターを用いることで収束射撃と拡散射撃の撃ち分けが可能とされた。さらに、2つの砲口を持つことで波動砲の射角(余剰次元の展開方向)を軸線外へ広げることもできる。
 〈グラディエーター〉は、2207年のデザリアム侵攻にともなって発令された「オペレーションDAD」のもと、地球軌道上で指揮下の無人艦〈エイジャックス〉49隻とともに、グランドリバースの迎撃にあたった。しかし、作戦中、システムダウンし、無人艦隊は機能停止。ワープアウトしたデザリアム艦隊による攻撃でグラディエーターは大破し、乗員は脱出している(制御を失った〈エイジャックス〉の残存艦と、大破した〈グラディエーター〉をデザリアムは戦力的に無価値と判断、地球軌道上に放置した)。


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© 西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会

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