『DEATH STRANDING2: ON THE BEACH』の「DHV マゼラン」を塗装! パッケージの雰囲気やゲーム中のタール表現を筆塗りと「ステッドラー ピグメントブラッシュペン」を合わせ見事に再現!!【筆塗りTribe】
2026.03.24「ピグメントブラッシュペン」でさらに重厚感をアップ!
ディテール部分に塗っていく
「タール」を意識し、筆塗りならではの表現を追求する
DHVマゼランの巨大感と、その各所に見られる「タール」。『DEATH STRANDING』シリーズの世界観に欠かすことのできない物質ですよね。これを筆塗りならではのテクスチャーで表現していくのが、今回のテーマです。
タールは色だけでなく、その名の通り粘度が高い設定。まずは塗装前の下準備に溶きパテを使いました。筆塗りによる表情を際立たせながら、さらに船体色とタール部分のメリハリをつけるためです。ボックスアートを参考にタールが溜まっているポイントを決め、ここに溶きパテを数回に分けて厚めに施しました。筆塗りの塗膜で緩和されることも意識しながら想定しているよりもしっかりと付けていくのがポイントです。
船体のメインは黒サーフェイサーに茶系の暗色を重ねて下地として、下面とコンテナにはさらにスーパーチタン2も加えました。船体色のメインとなるライトグレーは透過性が強いので、下地の効果がしっかりと出てきます。パネルラインと特に溶きパテタール部分は、より意識的に下地を残すように重ねていきました。透過性が高いということは色の層を増やせるということなので、ときおりライトグレーに隣接して濃いグレーを加えたり、またその逆もしながら表情を作っていきます。筆跡を入れていく方向性は大まかに船体の進行方向となりますが、それだけでは単調になってしまうので叩くようにフレーク状にしたところへ進行方向の筆致を重ねると密度が上がり、筆目を巨大な船体の無数の汚れや風合いとして取り込んでいくことができます。
船体下面は黒サーフェイサーを活用した暗色かつ陰も強いので、船体上面のグレー系を転用して明るい汚しを入れていきました。船体色としては塗り分けられているけれど、隣接する明るい色を重ねることで統一感を出していきます。ここでもラッカーの透過性が活きてきますよね。隠蔽力/透過性の強弱を引き出しとして持っておけると、筆塗りがより楽しくなります。

コトブキヤ 1/350スケール プラスチックキット
DEATH STRANDING 2:ON THE BEACH DHV マゼラン
製作・文/大森記詩
DHV マゼラン
●発売元/コトブキヤ●7700円、発売中●1/350、約22cm●プラキット●原型/毛利重夫
「筆塗りトライブ」関連書籍発売中!
月刊ホビージャパンが誇る凄腕モデラーの筆塗りスタイルを徹底解説!
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