究極の立体キャンバス「PLAMAX ヴェルビン」をラッカー塗料仕上げで筆塗り塗装!より重厚な仕上がりを表現する「あに塗り」に注目!!【筆塗りTribe】
2026.01.20
筆塗りTribe/ヴェルビン【マックスファクトリー】●あに 月刊ホビージャパン2026年2月号(12月25日発売)
2025年に爆誕した究極の立体キャンバス「PLAMAX ヴェルビン」を筆塗りで楽しもう。
話題のキットから往年の名作プラモまで、どんなプラモも筆塗りで楽しんじゃおうという本連載「筆塗りトライブ」。今回は、2025年クライマックスに登場し、多くの模型ファンに「これは塗りたい!」と思わせた超傑作プラモ「PLAMAX ヴェルビン」を塗り込みます。
月刊ホビージャパン2025年12月号で掲載された清水圭による水性ホビーカラー仕上げに対して、今回ご紹介するあにによる作例はラッカー塗料仕上げ。パーツの上に施したテクスチャー表現と、ラッカー塗料が混ざり合う塗面により雰囲気抜群の仕上がりになっています。さぁ、この記事を読んでPLAMAX ヴェルビンを筆塗りしようぜ!
(構成・文/フミテシ)
今回のパイセン
あに/第14回オラザクチャンピオン。情景作品、単品作品ともに筆塗りでハイレベルな作品を生み出すスーパーモデラー。
立体の情報量を増す「あに塗り」の準備
あにはさまざまなメカを塗る際に、装甲表面を荒らしたり、溶きパテを表面に塗って細かな凹凸を追加したりしてから筆塗りします。この塗り方は、パーツ表面の情報量を自然と増すことが可能で、より重厚な仕上がりを表現するのにもってこいの技法です。そんな「あに塗り」の準備を見ていきましょう。
タミヤセメントで情報量アップ
▲パーツ表面を気軽に荒らせるのが白フタでお馴染みの「タミヤセメント」。その方法は次項目で紹介する
タミヤパテ(ベーシックタイプ)
▲傷埋めなどに使用されるタミヤパテ。こちらをラッカー溶剤で薄めて「溶きパテ」を作り、パーツ表面に筆塗りする
ラッカー塗料
▲あに塗りはラッカー塗料を使用。近似色を塗り重ねて、1パーツにさまざまな色味を表現していく
エナメル塗料
▲スミ入れやウォッシングはタミヤのエナメル塗料を使用する
タミヤセメントでパーツ表面にテクスチャーを加える
完成状態
▲こちらはタミヤセメントを塗ってテクスチャーを付けたパーツ。タミヤセメントによってパーツ表面が細かく溶けて凹凸ができる
塗りすぎに注意
▲表面を荒らしたい部分に、薄くタミヤセメントを塗る
歯ブラシで叩く
▲歯ブラシや硬めのブラシなどでトントンと叩く。これによって細かな凹凸ができる
完成!
▲叩かれて凹凸ができた接着剤の膜と、パーツ表面が接着剤で溶けた部分によって、細かなテクスチャーが表現される
溶きパテによるテクスチャー表現
チューブからお皿に出す
▲タミヤベーシックパテを陶器のお皿に出す。あには専用のお皿を準備。お皿のフチにはこれまでに使ったパテが固まっている
ラッカー溶剤を少量足す
▲パテに、ラッカー溶剤を足す。入れすぎるとかなり緩くなってしまうので注意。ある程度粘度があるほうがテクスチャー感を表現しやすい
筆で塗る
▲溶いたパテをパーツに塗っていく。筆跡が最終的な仕上がりの「筆のタッチ」として表現されることを意識しながら塗る
溶きパテ塗装終了
▲筆を動かす方向で、さまざまな凹凸が表現できる。横方向や縦方向、時には叩いてみたりして、自分好みのテクスチャー表現を探してみよう
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