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エヴァTVシリーズ最大の戦いをイメージしたディオラマをつくる

2021.07.22

男の戰い【コトブキヤ】 月刊ホビージャパン2021年9月号(7月21日発売)

 TVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』第拾九話「男の戰い」より、シリーズ最大の戦闘シーンともいえる、使徒とエヴァの死闘をイメージしたディオラマを製作。キットはコトブキヤのものを使用。良好なプロポーションはそのままに可動ギミックを活かした派手なポージングで固定化。バンダイリミテッドモデルの使徒をエヴァのサイズに合わせて大型化し組み合わせている。

▲劇中ではエヴァの配置や距離感、シチュエーションが多少異なるが、ディオラマ作品としての構図を優先して各機体を配置している。ディオラマサイズはおよそ横45.5cm×縦33.3cm×高さ30cmほどとなっている。小山を作ることでディオラマに高低差を付け、よりダイナミックに見える構図に仕立てている点にも注目してほしい
▲ディオラマは木製パネルをベースにスタイロフォームの積層を削り込んで地形を構成。地形がおおよそ完成したら、その上からシーナリープラスターを木工用ボンドと水で薄めたものを塗り付け地表を表現。湖は石粉粘土プルミエを盛り、リキテックスのグロスポリマーメディウムで光沢を出しいる
▲木は割り箸とディオラマ用シーナリーから製作

▲零号機・改はN2爆弾で負った傷をリューターで表現。特にダメージが大きかったと想像される胸周りを激しく削っている

▲弐号機の腕の切断部はエポパテで再現。血しぶきは歯ブラシにエナメル塗料を着けて飛び散らせている
▲ロケットランチャーを持っていた右腕は湖に沈めている

▲初号機の左腕の破損部はエポパテで表現。弐号機の腕の断面も同様に仕上げている

▲第14使徒ゼリエルはバンダイリミテッドモデルを胴体で一度カット。大幅に延長してエヴァのサイズ感に近づけている

 今回、私が担当するのは、TVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』第拾九話「男の戰い」。最強の使徒といわれる第拾四使徒。その圧倒的な攻撃力の前にアスカの弐号機とレイの零号機はなすすべなく大敗してしまいます。そして、もう二度とエヴァには乗らないと塞ぎ込んでいたシンジでしたが、そんな自分自身に決着をつけるかのように今一度、エヴァに乗り込み最強の使徒に戦いを挑みます!
 今回は、このTVシリーズ最大の戦闘シーンをディオラマで再現しました。エヴァ3機はコトブキヤのプラキットを使用。使徒はバンダイリミテッドモデルからチョイスしました。
 それではまず弐号機から。劇中では使徒の攻撃で両腕、さらに頭部まで切断されてしまいます。しかし、今回のディオラマでは頭部は切断せずに残すことにしました。ヒザから崩れ落ちるように表情を付けて敗北感を演出してあります。
 零号機・改はN2爆弾を持ち自爆覚悟で使徒に挑みますが、失敗してしまいます。そこでディオラマでは、このN2爆弾の威力をリューターを用いてダメージを施して表現してあります。
 初号機は基本的にはストレート組みですが、パーティングラインや表面処理を丁寧に施してあります。このペーパーがけと呼ばれる表面処理は、とても面倒な作業ではありますが、キチンと施すことで作品の仕上がりに大きな違いが出てくるんです。使徒の攻撃で、千切れた左腕はエポパテで再現しました。
 使徒はバンダイリミテッドモデルですから、コトブキヤのプラキットとはスケールが合わないので、いったん腹部で上下にカット。プラ板で延長した後、パテでスタイリングを整えて、エヴァとのスケールに近づけてあります。板状の腕は、ドライヤーで温めて表情を付けました。
 ディオラマはいつもの木製パネルをベースにスタイロフォームを積層し、カッターナイフ等で山や地面を再現。さらにシーナリープラスターを盛り付けて仕上げてあります。湖の波の表現には石粉粘土プルミエを使用。リキテックス社のグロスポリマーメディウムで光沢を出してあります。
 ディオラマという限られたスペースの中で、映像作品を表現するには一度すべての要素をバラバラにして再構成する必要があります。今回のディオラマも劇中シーンとは違うものになっていますが、誰が見ても分かるように再現しました。エヴァファンの皆様には、どのように映るかとても楽しみです。

コトブキヤ ノンスケール プラスチックキット
エヴァンゲリオン初号機 TV Ver.&エヴァンゲリオン零号機・改 TV Ver.&
エヴァンゲリオン弐号機 TV Ver. 使用

男の戰い

ディオラマ製作・文/角田勝成

エヴァンゲリオン初号機 TV Ver.
エヴァンゲリオン弐号機 TV Ver.
エヴァンゲリオン零号機・改 TV Ver.
●発売元/コトブキヤ●6380円(初号機、零号機・改)/8580円(弐号機)、発売中●約19cm●プラキット

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ⓒカラー ⓒカラー/Project Eva. ⓒカラー/EVA製作委員会

角田勝成(カクタカツナリ)

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