シタデルカラー&スポンジで迷彩&ウェザリング表現!「レマン=ラス・バトルタンク」戦車を塗りこむ!【ウォーハンマー ビルド&ペインティングTIPS集】
2025.09.10
AMAZING WARHAMMER【ゲームズワークショップ】 月刊ホビージャパン2025年10月号(8月25日発売)
ビルド&ペインティングTIPS集 #006 シタデルカラーを活用した迷彩&ウェザリング表現
イギリスのミニチュアホビーメーカー・ゲームズワークショップが展開する『ウォーハンマー』の魅力をご紹介する本コーナー。「WE LOVE WARHAMMER」は、シタデルカラーの塗り方や、ミニチュアの組み立てポイントなどを紹介していくTIPS集である。今回は、前回にて「スポンジ塗装」した戦車に迷彩&ウェザリングを施してみる。シェイドカラーの使い方など、ぜひ参考にしてほしい。
前回の記事はこちら!
ぷらシバ
メリハリの効いたグラデーション塗装を得意とする筆塗りペインター。メカから美少女まで、なんでも筆1本で塗り上げる。今回は筆の他に、「スポンジ」を活用したテクニックを披露してくれるぞ。
歴戦の雰囲気を纏った戦車を作ってみよう
前回のスポンジ塗装と同じ方法で、迷彩塗装を施したら、各部を汚していく。その様子をご覧いただこう。
スポンジがあれば迷彩も爆速!
▲前回緑に塗った戦車の上から、ライトブラウンの迷彩を施す。クリーグ・カーキをスポンジに含ませて、スポンジをポンポンと押し付けた
シェイドカラーを全体に塗る
▲シェイドカラーのセラフィム・セピアを薄く全体に塗る。これによって、迷彩の境界線も馴染む。また全体に汚れをまとった雰囲気にもなる
履帯にもしっかりとシェイドを塗る
▲戦車の中でももっとも汚れる履帯。こちらにもしっかりとシェイドを塗っておく。モールドにあらかじめシェイドが流れたことで、この後上から履帯色を塗ったときに、よりメリハリが出る
リベットにスミ入れ
▲リベットなどのモールドがより際立つように、アグラックス・アースシェイドをピンポイントで流していく。いわゆるスミ入れを行っていく
パネル中心のトーンを上げる
▲シェイドで色味が沈んだぶんを戻すのと、装甲の退色を表現するため、明るめのグリーンを薄く塗る。ナーグリング・グリーン、ストラーケン・グリーンを使用
履帯もスポンジで塗る
▲スポンジにコルヴス・ブラックを含ませて、履帯部分に押し付けていく。ランダムにブラックが塗られることで、履帯に使用感が出る
エッジやリベットを一段明るくする
▲エッジやリベットにハイライトを入れると、そこの塗料が退色したり、ダメージを受けているように見えて、全体のアクセントになる。ディープキン・フレッシュを使用した
履帯にドライブラシ!
▲メカニカス・スタンダード・グレイで、履帯をドライブラシ。履帯のディテール部分が明るくなり、立体感が増す
スポンジで傷表現
▲塗装の下地のプライマーが露出したような表現を加えるために、スポンジにコーン・レッドを含ませて、パーツの角に押し当てていく
筆でのチッピング
▲先端が割れた使い古した筆を活用。コーン・レッドを含ませて、筆先でちょんちょんと傷を描くようにして塗っていく
サビ垂れを表現
▲シェイドのフューガン・オレンジで、浮きサビやサビ垂れを描いていく。これで戦車の塗装はフィニッシュ!
レマン=ラス・バトルタンク ウェザリング完了!
▲履帯のドライブラシや、各部のサビ表現が見事。戦車の重量感を感じる仕上がりだ
▲シタデルカラーだけで、ここまでカッコいいウェザリングが決まる。筆だけでなく、スポンジを活用することで、よりランダムな塗装が可能となる。さまざまな色味がパーツに混在することで色の情報量が増えるので、より重厚感ある仕上がりとなるわけだ
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