映画『フランケンシュタインの花嫁』の世界観をたっぷり堪能とできるプラキットが登場!色鉛筆やエポパテを使用して“怪物の花嫁”を妖しくも美しく彩る
2025.03.20情景王が怪物の花嫁を妖しくも美しく彩る
1935年公開のアメリカ映画『フランケンシュタインの花嫁』より、怪物の花嫁がエクスプラスのユニバーサル・モンスターズのプラキットシリーズにラインナップ。イギリス俳優エルザ・ランチェスター演じる怪物の花嫁を、シリーズおなじみの見事なパーツ分割と繊細な成型技術で立体化。劇中を彷彿させる小物類も充実したベースとともに、作品の世界観をたっぷり堪能できる傑作キットとなっている。作例はアマゾンの半魚人やミイラ男など、これまでも同シリーズを手がけてきた情景王・山田卓司が担当。妖しくも美しい怪物の花嫁を見事に引き立てている。
『フランケンシュタインの花嫁』は『フランケンシュタイン』のヒットにより作られた続編で、この「花嫁」のタイトルから、これ以降怪物の名称が「フランケンシュタイン」と呼ばれる誤解が始まりました。正確には、フランケンシュタインは怪物を作った博士の名前なのです。
怪物のために作られた花嫁と序盤に出てくる小説「フランケンシュタイン」の作者メアリー・シェリーは、エルザ・ランチェスターが二役を演じています。キットは花嫁が、包帯姿とガウンを着た姿の2体分用意されており、それぞれを楽しめる仕様になっています。包帯姿のほうは各部の安全ピンの彫刻が楽しいですね。顔の塗装は力を入れたいところです。私はエナメル塗料とカリスマカラー色鉛筆を使ってじっくり仕上げました。
彼女は死体をつなぎ合わせて作られているので、健康的な肌色ではなくパープルを入れて、蘇った死体然とした色合いにしています。アゴの縫合跡もパープル。モノクロ映画なので実際の色は不明なのですが、髪の毛は赤毛で仕上げています。炎のイメージでしょうか。左右のこめかみから伸びた稲妻のような白髪がチャームポイントです。
包帯はミイラ男のような古びた質感ではなく、ややきれいな塗装で仕上げました。ガウンはホワイトだと思われ、ボックスアートに倣ってブルー系の影色を入れました。
旧オーロラのキットは、バックグラウンドのストラクチャーが盛りだくさんで評価は高いのですが、手術台のディテールにはアレンジが加わっていて劇中のものとは違っています。エクスプラスのキットはより劇中に近いものとなっているのも評価したいポイント。また、四隅の鏡餅のような形状のパーツが碍子ではなく、ゴム製の絶縁ということなのか説明書通りに黒っぽい塗装が正解のようです。
オマケの小物として鉗子(かんし)やノコギリ、フラスコが用意されていて雰囲気を高めてくれています。唯一残念なのはフラスコが透明素材でないこと。今回はキットパーツを型取りしてクリアーレジンで複製しています。
私はキットそのままの姿で仕上げることをモットーとしていたのですが、つい欲が出てしまい、ディテールを増やしたくてエポパテを薄く延ばし、解かれた包帯を作り、各部に垂らしてしまいました。ついでに花嫁の右腕、ヒジと手首から垂れた包帯も追加工作しています。せっかく花嫁が2体分あるので、もうひとつスペア用の展示台も作っています。

エクスプラス 1/8スケール プラスチックキット
フランケンシュタインの花嫁
ディオラマ製作・文/山田卓司
1/8スケール フランケンシュタインの花嫁 プラスチックモデルキット
●発売元/エクスプラス●8800円、発売中●1/8、約25cm(台座含む)●プラキット
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Elsa Lanchester’s likeness is licensed by the Motion Picture and Television Fund. The Bride of Frankenstein © Universal City Studios LLC. All Rights Reserved.