ガンプラの神レシピ!「HG ザクII F型 ソラリ機」を劇中CGのような雰囲気を表現してみよう。ハイディテールキットはドライブラシがピッタリ!! 【復讐のレクイエム】
2025.01.02ガンプラの神レシピ/MS-06F ザクⅡ F型 ソラリ機【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2025年2月号(12月24日発売)
武装の塗装
武器のエッジハイライトを攻める
武器の下側だけ塗る!
上面は明るいグレー
面が染まりすぎないように注意
完成!
■ドライブラシでザク塗ろうぜっ!
これだけハイディテールのザクなら、ドライブラシのことをメインに伝えられて面白そう! そんなお話から始まった今回の神レシピ。ぜひ楽しんでください。下地はスプレーの黒サフを全体に吹いています。今回は頑張ってすべて塗りつぶすのではなく、先に塗った色を残し気味に塗っていくので、最初の黒だけはパーツをバラして塗り漏れのないようしっかり吹きました。
■ドライブラシ開始!!
毛先にカラーを取り、パレットで(もしくはコピー用紙などでも可)毛の1本1本にカラーを馴染ませつつ、余分なカラーを取り除き、ペーパータオルやケバ立ちのないウエスなどで筆に付いたカラーがタオルに付かなくなるまで拭き取りします。これが今回のドライブラシのカラーの含みと拭き取り具合の基本となり、変えるのは筆の種類や筆運びと筆の角度です。
■ドライブラシのポイント
まず面にグラデーションを付けるのが目的ですので、狙うのはパーツのエッジではなく面です。ドライブラシというとパーツの角に擦り付けるイメージですが、私は面に擦り付けるイメージです。面を撫でるうちにエッジは意識しなくても勝手に強くカラーが付いていきます。他の色との境目のキワまで筆で塗るときに、もしはみ出してもドライブラシなら大丈夫! なんならこれが良い雰囲気になったりします! 後から色をさらに重ねていったり、前工程のカラーに戻したりすればどんどん馴染んでいくので、「はみ出し上等!」でいきましょう。
■エッジへのドライブラシ
ベージュやアイボリーで全体のエッジを撫で付けます。これまでのグラデーションをぶった斬って遮るようにエッジにドライブラシして明るくして、そのあと各パーツ2色目や3色目に塗ったブラウンやグレーに戻ってエッジを撫でて染め戻すことで、ベージュやアイボリーの下地の影響で明るいブラウンやグレーになります。2色目にドライブラシしたブラウンとの差を作って1色で2度美味しく塗れます。筆運びや色の付き具合に慣れたら、含み量や拭き取りを変えて、撫でる擦るだけでなく筆で突くなどしても良い表現になります。
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“ハイグレード”
MS-06F ザクII F型 ソラリ機
製作・文/ぷらシバ
HG ザクII F型 ソラリ機(復讐のレクイエム)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●2090円、発売中●1/144、約13cm●プラキット
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ⓒ創通・サンライズ
ぷらシバ
シタデルカラーやファレホを活用して、数々のミニチュアを塗り上げる筆塗りペインター。メカからフィギュアまでさまざまなモチーフを塗装するのが大好き。