ガンプラ製作の技教えます! これまで編み出されてきた歴代プロモデラーたちの技法を作例とともにご紹介!!
2024.11.01 1980年7月、記念すべきガンプラ第1弾「1/144 ガンダム」が発売されました。それから早45年、多くのモデラー達がプロポーション改造、劇中のような派手なポージング再現、ディオラマ、カラーリング変更など、さまざまな楽しみ方でガンプラ工作の技術に磨きをかけてきました。それは「月刊ホビージャパン」そして本誌プロモデラー達も同様で、この45年で皆様に多くのガンプラ製作の技をお届けしてまいりました。
そこで今回は、これまでホビージャパンがご紹介してきたガンプラ製作の“技”をプロモデラーの作例とともにご紹介! 懐かしのあの技や、今でも多くの人が真似をするあの技を、ぜひ最後までご覧になってみてください。
1980年代を席巻した「波佐本ディテール」
始めにご紹介するのはガンプラディテールアップの歴史には欠かせない「波佐本ディテール」。90年代から00年代初頭にかけて、緻密な工作とアンテナ線やケーブルによる独特のディテールアップセンスで多く。ひとつの歴史を築いたと言っても過言ではない波佐本英生の技は、多くの読者を魅了しました。
リスペクト作例に挑んだのは、けんたろう。波佐本が手がけたウェーブのオプションパーツや、特徴的な波佐本塗りも駆使し、「波佐本風ギャン」を完成させました。
昔ながらの「フルスクラッチ」
こちらはプラ板やポリパテ造形、レジン複製などを活用して製作された「フルスクラッチ」作例となります。キット未発売の機体などをスクラッチで表現する作例が誌面を賑わしていた90年代。そこにはモデラー独自のアレンジも加わり、工業製品にはないケレンミ溢れる魅力が読者の心を鷲掴みしていました。
現在では3Dモデリングが主流ですが、こちらのもちこみ太郎が製作した「クィン・マンサ」は、プラ板やパテを使用した昔ながらの手法で完成させています。
重厚感溢れる「新MAX塗り」
最後にご紹介するのは「新MAX塗り」。1990年代に塗装の一大ムーブメントを起こしたMAX塗りと同じく、黒に近いグレーをベースに、さまざまな色を斑点のようにランダムに吹き付け筆のタッチで“泣かせる”ことで、さまざまな色が混ざり合い、予期せぬ仕上がりを生み出しつつあえて荒々しい筆のタッチを残していく塗装技法。
作例は提唱者本人であるMAX渡辺が担当。自分好みのプロポーションといつもより少し激しめのタッチの筆塗りで「新MAX塗り」の良さを引き出しています。
いかがでしたか? もっと詳しく製作過程やガンプラ製作の技を知りたい! という方は、本日から電子版の配信がスタートした「月刊ホビージャパン12月号」がオススメです! コチラでは、ガンダム45周年×ホビージャパン55周年のダブルアニバーサリーを記念した特別企画第2弾「ガンプラ技の45年史」を特集。月刊ホビージャパンがこれまでに編み出してきたガンプラ製作における技の歴史を振り返ります。現在月刊ホビージャパンにて活躍している現役プロモデラーたちが、現代の技術とマテリアルで当時の技を再現し、How to形式でご紹介しております!!
さらに、
特別別冊付録として「ホビージャパンMEMORIAL1990-2000s」がついてきます!
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