HOME記事キャラクターモデルホビージャパンのガンダムオリジナルストーリー『Zionの星』に登場した「ストライクマラサイ」をHGUCキットを改造し80年代テイストを交えて仕上げる!

ホビージャパンのガンダムオリジナルストーリー『Zionの星』に登場した「ストライクマラサイ」をHGUCキットを改造し80年代テイストを交えて仕上げる!

2024.11.15

RMS-108(di3)A ストライク・マラサイ【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2024年12月号(10月25日発売)

1986

模型主導のガンダムオリジナルストーリー Zionの星

 1986年9月号から1987年8月号までの1年間、合計9回(途中休載あり)にわたり月刊ホビージャパンで連載されたオリジナルフォトストーリー。『機動戦士Zガンダム』の時代である宇宙世紀0087年を舞台に、旧ジオン公国軍捕虜パイロットたちで編成された地球連邦軍特殊部隊 「DRAGOON13(ドラグゥン・サーティーン)」の活躍を描く第1回から4回までと、一年戦争時の宇宙世紀0079年代に舞台を戻し、後にDRAGOON13所属となるハンバル中佐の活躍を描いた前日譚の2部構成となっている。
 イラストレーターやモデラーオリジナルの機体がイラストと作例、機体解説とともに登場。特撮カットをふんだんに使い、短編小説とともに展開された。イラストを基に製作するケースもあったが、そのほとんどはモデラーによる作例主導のオリジナル機体で、それぞれのモデラーの個性が連載に彩を与えている。
 ここに紹介するストライク・マラサイやディジェ、バーザムのカスタムタイプなどが登場。一年戦争編ではジオン公国軍の名機、ザクII、ズゴック、ドム、ゲルググなどのカスタム機が躍動。野本憲一、あげたゆきを、鎌田勝、藤田伸二、波佐本英生など、当時のトップモデラーが腕を振るっている。

DRAGOON13(ドラグゥン・サーティーン)とは

 地球連邦軍に所属する特殊部隊“第13独立機動戦隊”の別称である。当部隊は前次大戦(ザ・イヤー・ウォー)における旧ジオン軍捕虜によって構成されており、一種の決死隊・使い捨て部隊的な作戦行動を強要されることが多い。従ってその性質上、最新の装備が支給されることはまれであり、主に旧式の機体や開発中止となったテスト機が回されるため、言わば不良品的機体をパイロットの性質および作戦目的に合致するようカスタムアップして使用している。彼らは自分たちを西部開拓時代の荒馬乗り(ホースライダー)に例え、MS乗り“スーツ・ライダー”と呼ぶ。(※当時の文章をそのまま掲載しています)

▲製作途中の全身写真。1986年9月号では当時ものキットである1/144 マラサイをベースにしているが、今回の作例ではHGUC マラサイを使用。とはいえ、マラサイとストライク・マラサイでは各部形状も全身のバランスも大きく異なるため、結局大改造には変わりない

デザイン/犬神一人
デザイン協力/Kröte野本、鎌田勝

ⓒ創通・サンライズ

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澤武慎一郎(サワタケシンイチロウ)

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