HOME記事ガンダム「HG ガンダムアスタロト」細部の基本工作でキットの魅力を最大限引き出し、チッピングとウェザリングで重厚感を演出!

「HG ガンダムアスタロト」細部の基本工作でキットの魅力を最大限引き出し、チッピングとウェザリングで重厚感を演出!

2024.10.17

ASW-G-29 ガンダム・アスタロト【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2024年11月号(9月25日発売)

キットの良さを活かす工作&汚し表現で魅せる

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼』より、主人公が乗るガンダム・アスタロト。月刊ホビージャパンではフォトストーリーの連載、「月刊ガンダムエース」(KADOKAWA刊)では同作のコミカライズが連載され人気を博した。左右非対称のデザインが特徴的な機体で、各所に設けられた3mm径の軸穴や、ガンダム・バルバトスを始めとする共通のフレームのおかげでカスタマイズ性も高いキットとなっている。哀川和彦の作例では、キットのプロポーションには手を加えず、その魅力を最大限に引き出すための細部の工作を行っている。金属色のチッピングやホコリっぽいウェザリングが効果的に施され、重厚感が演出されている。

▲キットは同「HG鉄血のオルフェンズ」シリーズのガンダム・フレームが共通でカスタマイズ性も高く、左腕の腕部サブナックルは各指の付け根が可動し、組み替えることで右手に変更することが可能といったオリジナルギミックも採用された。模型としての楽しさを訴求する外伝MSらしいアイテムとなっている

▲アンテナ側面はプラ板を貼りシャープ化し、フェイスガードは瞬間接着パテを盛り設定画に寄せて製作

▲頭部ヘルメットのダボを切り欠いて後ハメ加工を施し、塗装後に組み立てられるよう工作している
▲塗装前(左写真)と塗装後(右)の比較。基本色の塗装で色味にメリハリが付き、スミ入れや汚し表現で立体感も増している
▲ダイナミックなポージングが可能な「ガンダム・フレーム」の可動域を活かした作例となっている
▲ポリ製の首関節にはプラ板を貼り、塗装可能にしている。シリンダー類はアルミ線に置き換え、バックパックの肉抜き穴はプラ板で埋めている
▲フロント、リアアーマーの肉抜き穴はエポパテで埋めている。また、サイドアーマー基部はプラ板で囲い、接続ピンをボールジョイントに変更することで可動範囲を広げている

▲左右の前腕はフレームの接続ピンをカットして後ハメ加工。握り拳はHGBC ビルドハンズ角型Sサイズを加工し、左肩のスパイクはプラ板を貼り大型化している

▲脚部も、肉抜き穴はエポパテやプラ板で埋め、プラチップや市販モールドでディテールを加えて情報量を増やしている
▲塗装前(左写真)と塗装後(右)の背面を比較。アルミ線に置き換えたシリンダーやパイプ類のガンメタリック、細部のメタリックグリーンがアクセントになっている

ⓒ創通・サンライズ

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哀川和彦(アイカワカズヒコ)

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