HOME記事工具・マテリアルプラ板もカッティング可能?! プリンターやミシンでおなじみ「ブラザー」のカッティングマシン「SDX1000」で模型製作を大幅サポート!

プラ板もカッティング可能?! プリンターやミシンでおなじみ「ブラザー」のカッティングマシン「SDX1000」で模型製作を大幅サポート!

2024.08.13

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【補足】専用ソフト「CanvasWorkspace(キャンバスワークスペース)」を簡単に解説!

 SDX1000のカッティングを最大限生かすことができる専用ソフト「CanvasWorkspace(キャンバスワークスペース)」。補足でこの専用ソフトの使い方を簡単にご紹介。無料アプリなのでまずは触ってみてもよいでしょう。詳細な仕様は公式サイトに載っているのでそちらもチェック!


基本的な使い方

step.1:カットデータを用意

 CanvasWorkspaceでは、カッティングマットが描かれた作業スぺースにカットしたいデータを製作、配置していきます。データの製作は主に、アプリ内で図面製作、画像やSDX1000のスキャンデータを読みこみ、他形式のデータをインポート、の3つの方法で行います。

②「CanvasWorkspace」内機能での図面製作

▲ 図面製作方法は図形の呼び出してからの編集と折れ線ツールを使用した2種。図形は編集ウィンドウからサイズを細かく調整することができます。既存の図形を組み合わせてアウトラインを製作し、ライン等のディテールは折れ線ツールを使うと良いでしょう

②画像やSDX1000のスキャンデータを読み込み

▲「イメージトレース」ツールを使うことで画像からカットデータを作成したり、マシンに保存されたカットデータを読み込んで編集することが可能

③他形式のデータをインポート

▲ソフト内での製作のほか、他のデザインソフト等で製作できるデータ(SVG、DXF形式)の読み込みも可能です。今回の記事では「Adobe Illustrator」で製作したデータをSVGデータで保存、CanvasWorkspaceでカットデータとして使用しています


step.2:カットデータが出来たらマシンに送信

 カットデータが完成したらマシンにデータを転送することでカットが可能になります。USBデバイスやケーブルを使用した転送のほかにも、無線LANを活用したワイヤレスでの転送もできます。PCが離れていてもデータを送れるのはかなりうれしい点です。あとはマシン側でデータを読み込んでカットしましょう。


知っておくと便利?な項目をピックアップ!

【point】「方眼設定」を使いやすいサイズに変更

 デフォルトではカッティングマットにも記されている1インチ(2.54cm)方眼になっています。こちらは[グリッドの間隔]からサイズを変更できるので、製作するデータに合わせて調整することで作業が快適になるでしょう。


【point】「レイヤーの順序」は「カットされる順番」、覚えておこう

 カットデータをもとにマシンでカットされる順番は「レイヤーの順番」になります。カッティングマットに素材を固定したとしても外側→内側の順でカットが行われた場合に力がかかって素材がずれてしまうことがあります。カットの順は内側→外側のデータになっていくのがオススメ。データ転送の前に一度確認してみるといいでしょう


 「CanvasWorkspace(キャンバスワークスペース)」は無料アプリなので、気になったらまずは触ってみましょう。詳細な仕様は公式サイトに載っているのでそちらもチェック!

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