HOME記事工具・マテリアル「 プラノサウルス ギガトノサウルス」を時短で魅せる!染め塗りとドライブラシを活用したテクニックをご紹介【恐竜プラモの“神レシピ”】

「 プラノサウルス ギガトノサウルス」を時短で魅せる!染め塗りとドライブラシを活用したテクニックをご紹介【恐竜プラモの“神レシピ”】

2024.07.18

恐竜プラモの“神レシピ”/ギガノトサウルス【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2024年8月号(6月25日発売)

染める! 擦る!! それだけで恐竜は映える!!

 スケールモデルやガンプラ、キャラクターモデルのキットをさまざまなテクニックで完成させていく本連載。今回は、BANDAI SPIRITSの恐竜プラモ「プラノサウルス ギガノトサウルス」をテーマにシタデルカラーの染め塗りとドライブラシを活用したテクニックをご紹介。あっという間にできちゃうので、1日であなたの机の上にギガノトサウルスがやってきますよ!! 夏休みにみんなで楽しむのにも最適のテクニックなので、ぜひチャレンジしてください。

POINT

1/ツヤ消しスプレーを塗ろう!
2/骨で染め塗りの感覚をゲットしよう!
3/ドライブラシを極めよう!

ミュージアムモデルをイメージして塗ってみよう!

骨格と外皮を楽しめる恐竜プラモ!

▲プラノサウルスは内と外を楽しめるという1度で2度美味しい模型。可動モデルでもあるので、ダイナミックな動きを両形態で楽しめます

骨の色

▲使用する塗料は水で希釈できる「シタデルカラー」。ドライブラシ用に「スクリーミング・スカル」、「ホワイトスカー」、染め塗り用に「スケルトン・ホード」、「コントラスト・メディウム」を使用します

ツヤ消しスプレーが
とっても大事!

▲「水性プレミアムトップコート つや消し」を使用します。プラのツヤが落ち着くだけでなく、塗料の定着をとても良くしてくれます


よく振ってから吹きましょう

▲20cmくらい離して、さまざまな方向からスプレーします。その後15分ほどしっかりと乾燥させましょう

染め塗りにチャレンジ!

▲スケルトン・ホードに少量のコントラスト・メディウムを混ぜて準備完了。メディウムを少量入れることで、塗料の伸びがとっても良くなり、骨の奥まで塗料が行き渡るようになります

塗料をよーく伸ばしていきます

▲塗料がディテールに溜まるとシミになるので、均一に白いプラスチックが染まるように、塗料を伸ばしていきます。これだけで基本塗装が終わります

ドライブラシするぞ!

▲アイボリーに染まった骨のエッジにハイライトを入れて、グラデーション塗装します。スクリーミング・スカルを筆に取り、カサカサになるまでペーパータオルで筆の塗料を拭います

パーツの凸部分に擦り付ける!

▲乾いた塗料を擦り付けるので「ドライブラシ」! パーツの凸部分を狙って擦り付けていきます。凸部分が明るくなっているのがわかりますね

さらに明るい白を塗る!

▲ホワイトスカーをパーツの凸部分にドライブラシ。こうすることでよりハイライトが際立ちます。これで塗装完了です

少ない手数で楽しめる!

▲染め塗りとドライブラシだけでこんなにかっこ良い骨格が完成しました! 染め塗りとドライブラシは魔法のように短時間で模型を雰囲気良く仕上げられますよ

外皮の塗装にチャレンジ!


▲目:目はコントラストカラーの「バッドムーン・イエロー」で染めた後に、瞳を「アバドン・ブラック」で描きました
口や頭頂部:薄めた「スクリーマー・ピンク」で染めた後に、「ピンクホラー」をドライブラシしました
外皮:コントラストカラーの「サイゴール・ブラウン」で染めた後に、「ワーグフレッシュ」、「デスガード・グリーン」の順番でドライブラシ
縞模様:コントラストカラーの「ブラックテンペラー」で染めて縞模様を表現

外皮のモールドを引き立てます

▲コントラストの「サイゴール・ブラウン」で全体を染めます。これにより外皮の凹凸がスミ入れされたようになり、よりディテールが際立ちます

しっかりと乾かします

▲塗料溜まりがないように、しっかりと筆で塗料を伸ばしたら、20分ほど乾燥させます。完全乾燥したら次の工程に移ります

ドライブラシスタート

▲「ワーグフレッシュ」でドライブラシ。筆に含ませた塗料がカサカサになるまでペーパーパレットで調整します

凹凸が際立つように

▲筆を擦り付けて明るいワーグフレッシュを塗り、外皮の凹凸のディテールを浮き上がらせましょう

さらに良くなるポイント

▲パーツの成型色が切り替わっているところをドライブラシすると両方の色が馴染んで良いボケ足が出ます。また奥まった箇所にはあえてドライブラシしないで、陰影を強調するのもありです

ハイライトを入れるドライブラシ

▲外皮のハイライトを入れるために「デスガード・グリーン」をドライブラシ
▲左がキットの成型色のまま。右が染め塗り→ドライブラシを施した状態。外皮の表面のディテールが際立って、より立体的な仕上がりになっていますね

お腹のグレーをドライブラシ

▲お腹のグレーパーツには「ストームヴァーミン・ファー」→「アドミニストラトゥム・グレイ」の順でドライブラシしました

染めて馴染ませる!

▲縞模様は外皮のディテールにより馴染むように染め塗りで。ブラックテンペラーで縞模様の形に染めました

目も染めると簡単

▲目のような小面積も、染め塗りなら塗料を置くだけで周囲が勝手に染まるので、とても塗りやすいです。「バッドムーン・イエロー」は非常に発色良い黄色に染まるのでおすすめな塗料です

BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット “プラノサウルス”

ギガノトサウルス

製作・文/ぷらシバ

プラノサウルス ギガノトサウルス
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1595円、発売中●約24cm●プラキット

©BANDAI SPIRITS

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ぷらシバ

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