「RGフォースインパルスガンダムSpecII」頭部サイズを調整し、劇中で装備したレールガンをスクラッチで再現!【ガンダムSEED FREEDOM】
2024.07.11ZGMF-56E2/α フォースインパルスガンダム SpecII【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2024年8月号(6月25日発売)
ここがポイント
レールガンをスクラッチで再現!!
(解説/JUNIII)
劇中クライマックスで使用していたレールガンは本キットには付属していない(後に発売となったゲルググメナース(ルナマリア・ホーク専用機)には付属します)ので、スクラッチで用意します。主にプラ板の箱組みと積層から製作しました。
■SpecII
月刊ホビージャパン4月号のデスティニーガンダムSpecII作例に続いて「フォースインパルスガンダムSpecII」です。ノーマルとSpecIIの違いとして配色が変更された肩アーマー内側のパーツが新規に付属します。余ったパーツは肉抜き埋め、マスキング、スミ入れの練習用にしてもいいかもしれません。キットは一部にアンダーゲートを採用しているので、素組みでもゲート跡が目立たなくていいですね。とはいいつつも、丁寧な処理を心がけましょう。小さいパーツがあるのでなくさないよう注意しながら製作を進めます。
■頭部
頭頂部のボリュームが気になったので削り込みで調整しています。ヘルメットの頬当てにあるダクトは成型の都合でモールドが甘くなっているので、タガネを使い丁寧に彫ってスミ入れしやすくしました。
■腕部&脚部
ヒジやヒザ関節パーツはそれぞれ外装パーツとの隙間があまりないので、外装パーツ側の関節パーツと接する面を削って開口部を広げています。これは塗装することで塗膜分の厚みが加わり、そのままでは擦れて塗膜が剥がれてしまうので、それを回避するために行います。
■塗装
可動部の軸や軸受けの開口部などは塗料が付着しないよう、予めマスキングをしてから塗装しています。劇中には登場しないコアスプレンダーは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』版の設定画を参考に塗り分けしました。塗料はGSIクレオスのMr.カラーを使用しています。
白=クールホワイト+RLM76ライトブルー+グレーFS36320
青=パープル+ブルーFS15044
赤=あずき色+マルーン+ピンク
黄=黄橙色+ホワイト+オレンジ
黒=ブラック+ニュートラルグレー
関節等=ニュートラルグレー+ブラック+ブルー
ライトグレー=ホワイト+ニュートラルグレー+パープル
レールガン=ニュートラルグレー+ブラック
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “リアルグレード”
ZGMF-56E2/α フォースインパルスガンダムSpecII
製作・文/JUNIII
RG フォースインパルスガンダム SpecII
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●3410円、発売中●1/144、約13cm●プラキット
ⓒ創通・サンライズ
JUNIII(ジュンゾウ)
的確な工作と分かりやすい丁寧な解説で数多くの作例・How to記事を手掛けるベテランモデラー。ポストホビー厚木店の常連。