イルミネーションスターズが活躍する「ガールズプラモデル用ライブステージベース」を製作!解説とともに製作過程をみていこう!
2024.06.12ガールズプラモデル用ライブステージベースを製作!!
30 MINUTES SISTERSと『アイドルマスター シャイニーカラーズ』のコラボによって第1弾となるイルミネーションスターズを表現できるアイテムが発売となり、以降のリリースも決まっているとなれば、やはり彼女たちの活躍する場がほしいところ。そこで過去にも 月刊ホビージャパン等で実績のある吉村晃範にガールズプラモデル用ライブステージベースの製作を依頼した。
ライブステージベース製作過程を解説
ライブステージベースの製作過程を吉村晃範が解説。大まかな全体の構成から、各ストラクチャーの工作まで、順を追って解説していくのでぜひ参考にしていただきたい。
解説/吉村晃範
❶ 全体を仮組み
❷ ステージの製作
❸フロアの製作
❹トラスの製作
❺その他の工作
ライブステージ再び
今回のお題はガールズプラモデル用ライブステ ージベース。ステージは月刊ホビージャパン2018年12月号にて、FMガール 初音ミク用に製作したことがありました。あれから丸5年経っておりますので、内容を思い出すためにバックナンバーを引っぱり出してきました。ほぼ同じ部材を使用してこのたび再挑戦です。
仮組み、レイアウトについて
前回同様ホビーベースの汎用ディスプレイベ ース マルチプレートとトラスセットを2セットずつ使用して台座を組みます。ベース本体を4枚、連結パーツでガッチリ固定します。メインステージはコトブキヤのセッションベースを3セット使用し、トラス付属の接続パーツBを使用してベース裏に固定。中央穴のサイズがドンピシャなので、無加工で接続できます。
そのまま3連結すると平らで味気なく感じたので、雛壇にして高低差を出しました。トラス固定だけでは強度不足のため、5mm透明プラパイプにて補強のポールを立てています。ステージには不可欠なトラスですが、合わせ目とバリがかなり目立つのですべて表面処理を行います。しかしこれがかなりの長時間の苦行に…。
トライされる場合は音楽や映画を流しながらゆったり作業することをおすすめいたします。レイアウトは納得がいくまで仮組みを繰り返しました。台座にフロア再現のプラ板を接着すると穴がすべて隠れて、ダボ穴の位置変更が大変困難になりますので慎重に決めます。辺を平行に並べるレイアウトだと動きがなく単調に感じるので、ミクステージ同様対角線を意識して角を正面にする配置にしました。
フロアの製作
念には念を入れてレイアウトと穴の位置を決めたらプラ板を貼り付けドリルで開口し、台座の5mm穴をガイドに貫通すればOK。塗装の影響で差し込み時キツくなりますが、調整にはタミヤの円すいヤスリが便利。強度が必要な部分なのでトラス差し込みの際、少しキツいくらいがよいです。最後にタガネでパネルラインを彫って完成です。
スポットライトとパイピング
ブルーのライトが品薄で捜索に苦労しました。 本体は分解して表面処理後に塗装しています。 パイピングはバイク模型製作にて余ったビニール チューブを使用し、トラス付属の固定パーツに通しています。電源をイメージした円形ユニットはタミヤの1/12 RC213V’14のクラッチパーツを流 用しました。
ステージ完成
前回はかなりミクに寄せたカラーリングでしたが、今回は汎用性重視で色数を抑えています。アクセントのピンクだけは共通です。ホビーベースのベースやトラスは切った貼ったの大手術をせずとも手軽にステージが組めるので、ぜひ本記事を参考にガールズプラモの演出もぜひ楽しんでみてください。
ノンスケール スクラッチビルド
ライブステージベース
製作・文/吉村晃範(JUNE ART PLANNING)
ガールズプラモスタイル#02
2,420円(税込)
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