HOME記事キャラクターモデル缶スプレー&筆塗りで簡単かつ高クオリティーな作品に仕上がる、塗るガレ「キメラテック・オーバー・ドラゴン」をレビュー製作!【後編】

缶スプレー&筆塗りで簡単かつ高クオリティーな作品に仕上がる、塗るガレ「キメラテック・オーバー・ドラゴン」をレビュー製作!【後編】

2024.06.09

「キメラテック・オーバー・ドラゴン」のレジンキットが発売!

 アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』にて丸藤亮こと「ヘルカイザー亮」が使用した使用した融合モンスター「キメラテック・オーバー・ドラゴン」の「塗るガレ」(レジンキット)が2024年6月8日(土)についに発売となりました。

 発売に先駆け、HJ Webスタッフが「前編」と「後編」の2記事に分けて製作レビューしていきます。

組み立てを行なった【前編】はこちら

「塗るガレ」とは

 「組み立て、塗る、飾る」を楽しむミニチュアシリーズ。プラキットでは商品化が難しい繊細な形状を、ミニサイズかつ精巧なパーツで再現したレジン製の組み立てフィギュア。初心者の方も「組み立て」「彩色再現」が楽しめるよう配慮された設計がされている。


色乗りをよくするためにサーフェイサーを吹こう

 「キメラテック・オーバー・ドラゴン」の説明書にはQRコードから閲覧できる塗装方法も掲載されているので、そちらを参考に塗装を施していきます。

キメラテック・オーバー・ドラゴンにサフをふく画像 その1
▲ 塗装をする前に色乗りを良くするため、サフを吹いていきます。仮組みしたキメラテック・オーバー・ドラゴンの頭部を外し、猫の手にパーツを取り付けていきます
キメラテック・オーバー・ドラゴンにサフをふく画像 その2
キメラテック・オーバー・ドラゴンにサフをふく画像 その3

▲ 猫の手でつかめる箇所がないパーツは猫の手の“柄”が差し込めるようにピンバイスを使用して穴を空けます

サフの画像
▲ サフには「造形村 GKサーフェイサー・グレー」を使用
キメラテック・オーバー・ドラゴンにサフをふく画像 その4
▲ サフを全体に吹き、乾燥するまで置いておきます

缶スプレー塗装で“機械”の質感を表現

▲ 説明書に記載されている塗料を使用して塗装していきます

▲まずはキット全体を「Mr.カラースプレー 黒鉄色 S28」で塗布。「ファレホ ゲームカラー ダークガンメタル」を使用しても良いでしょう

▲ 全体に塗布することができたので、乾燥するまで時間を置きます

造形村アイテムで筆塗り

キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その5
▲ 乾かしている間に筆塗りの準備をします。「造形村 ウォーターパレット」と2024年4月に発売されたばかりの「ファレホ ホビーブラシ」を用意


「ファレホ ホビーブラシ」についての記事もチェック! ⇒ 「ファレホ」から“筆”が一気に48種も発売! 各筆の性能をチェックして自分に合った筆を手に入れよう!【月刊工具】
キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その6
キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その7

▲ ウォーターパレット全体に水が染みわたるまで水を含ませれば準備完了です


72052 シルバー

●発売元/ボークス●363円●18ml

キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その8
キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その9

▲ ファレホ ゲームカラー「72052 シルバー」を使用して首を塗装していきます

キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その10
キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その11

▲ 広い面積を塗布するため「平筆」を使用。一度で塗りきろうとせず、2~3回程重ね塗りをします

キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その12
キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その13
キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その14
▲ 首がすべて塗れたので乾燥するのを待ちます

72055 ポリッシュゴールド

●発売元/ボークス●363円●18ml

キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その15
キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その16

▲ ファレホ ゲームカラー「72055 ポリッシュゴールド」で頭部の金色部分を塗布していきます。筆は狙いが定めやすい「面相筆」を使用

キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その17
▲ 1度塗りを終えた状態。まだ下地の色が出ているので、こちらも焦らず複数回重ね塗りしていきます
キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その18
▲ 3度重ね塗りをして金色部分もキレイに塗装することができました

72021 マジックブルー

●発売元/ボークス●363円●18ml

72010 ブラッディレッド

●発売元/ボークス●363円●18ml

キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その19
キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その20

▲ 最後に瞳と口内、胸元も塗布していきます。瞳はファレホ ゲームカラー「72021 マジックブルー」を使用

キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その21
キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その22

▲ 口内と胸元は「72010 ブラッディレッド」を塗布

キメラテック・オーバー・ドラゴンを塗装していく画像 その23
▲ このように塗装することができました

リカバリー&仕上げでクオリティアップ!

キメラテック・オーバー・ドラゴンの仕上げの画像 その1
▲ 塗料がはみ出してしまった部分も処理していきます
キメラテック・オーバー・ドラゴンの仕上げの画像 その2
▲ラッカー塗料の上に水性塗料を塗布しているので、爪楊枝の先端でカリカリと削ると取り除くことができます
キメラテック・オーバー・ドラゴンの仕上げの画像 その3
▲このようにはみ出してしまった部分を取り除くことができました。ただ力を入れすぎて下の黒い塗膜も取れてしまったのでリカバリーをします
キメラテック・オーバー・ドラゴンの仕上げの画像 その4
▲ 全体の塗装で使用した「Mr.カラースプレー 黒鉄色 S28」を紙コップに少量吹きつけます
キメラテック・オーバー・ドラゴンの仕上げの画像 その5
▲ 爪楊枝で色をとり、塗膜が剥げてしまった部分に塗ればリカバリー完了です
キメラテック・オーバー・ドラゴンの仕上げの画像 その6
キメラテック・オーバー・ドラゴンの仕上げの画像 その7

▲ 光沢を出すために「水性ポリウレタンバーニッシュ グロスバーニッシュ」を使用して、瞳と胸元の赤く塗装した部分に重ねます

キメラテック・オーバー・ドラゴンの仕上げの画像 その8
キメラテック・オーバー・ドラゴンの仕上げの画像 その9
キメラテック・オーバー・ドラゴンの組み立てがオズ
▲ 乾燥したら接着剤でパーツを固定
▲ 手乗りサイズのキメラティック・オーバー・ドラゴンが完成しました

「キメラテック・オーバー・ドラゴン」融合召喚!

 説明書に習い「キメラテック・オーバー・ドラゴン」を完成させることができました。フォレホ ゲームカラーを使用したことにより“機械族”らしい金属表現が再現でき、キットの迫力を更に引き出すことができたのではないでしょうか。

 レジンキットが初めての人にもぜひ手にしてほしいキットです。

完成したキメラテック・オーバー・ドラゴンの画像 その1
完成したキメラテック・オーバー・ドラゴンの画像 その3
完成したキメラテック・オーバー・ドラゴンの画像 その2
完成したキメラテック・オーバー・ドラゴンの画像 その4
完成したキメラテック・オーバー・ドラゴンの画像 その7
完成したキメラテック・オーバー・ドラゴンの画像 その5
完成したキメラテック・オーバー・ドラゴンの画像 その9
完成したキメラテック・オーバー・ドラゴンの画像 その11
完成したキメラテック・オーバー・ドラゴンの画像 その1

塗るガレ キメラテック・オーバー・ドラゴン

●発売元/ボークス●7700円●約8cm●原型/造形村●レジンキット


【前編】の記事もチェック!



©スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・KONAMI
創作造形©造形村/ボークス

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