HOME記事工具・マテリアル「ファレホ」から“筆”が一気に48種も発売! 各筆の性能をチェックして自分に合った筆を手に入れよう!【月刊工具】

「ファレホ」から“筆”が一気に48種も発売! 各筆の性能をチェックして自分に合った筆を手に入れよう!【月刊工具】

2024.05.16

月刊工具 模型の入り口はいつの時代も工具から。 月刊ホビージャパン2024年6月号(4月25日発売)

ファレホ“ブラシ”来日!

ファレホブラシのメイン画像

 1000色を超えるラインナップを誇り、あらゆる色が揃っている水性塗料「ファレホ」。今回発売したのはその塗料を塗るための筆。なんと、用途やテクニックにあわせて9タイプ、全48種類というファレホらしい広大なラインナップでの登場となりました。これらの新しいファレホの筆をそれぞれ使用して性能をチェックしてみました。


解説/けんたろう、月刊工具スタッフ


▼実際に使用している動画もチェック!



今回のメンバーはこの9タイプ!

プロモデラーブラシとブレンダーブラシの画像
ファレホのブラシの画像

●発売元/ボークス●473円~、発売中

プロモデラーブラシ(10種)エフェクトブラシ(5種)
10/0, 5/0, 4/0, 3/0, 2/0, 0, 1, 2, 3, 42, 4, 6, 8, 10
ディティールブラシ(10種)シェーダーブラシ(4種)
10/0, 5/0, 4/0, 3/0, 2/0, 0, 1, 2, 3, 42, 4, 6, 8
プレシジョンブラシ(6種)ブレンダーブラシ(3種)
3/0, 2/0, 0, 1, 2, 3S, M, L
ドライブラシ(4種)ウェザリングブラシ(2タイプ、各3種)
S, M, L, XLラウンド型、フラット型:S, M, L

ラインナップは全9タイプ、各筆はサイズ別に種類があり、全部で48種になります。お店で自分に合ったサイズの筆を探してみると良いでしょう。またプロモデラー、ディティール、プレシジョン、ドライブラシには複数サイズがセットになった商品もあるので、まずはそちらを手にしてみるのもいいかもしれません


まずはこれ! 高い汎用性を持つ2種の丸筆

プロモデラーブラシ(丸筆・自然毛)

プロモデラーブラシの画像
プロモデラーブラシの使い方の画像 その1
プロモデラーブラシの使い方の画像 その2

自然毛の穂先はしなやかで塗料の含みがよいので、広い面から細部まで、塗装箇所に合わせて力を発揮できる万能タイプです。筆圧で線の強弱が出やすいので文字を書いたり、ミニチュア塗装での繊細な表現にも最適


ディティールブラシ(丸筆・人工毛)

ディティールブラシの画像
ディティールブラシの使い方の画像 その1
ディティールブラシの使い方の画像 その2

こちらは人工毛を用いた丸筆。穂先のコシが強く、筆先もまとまりやすいです。太い線も細い線も均一に描きやすく、全体塗装から細部の色の塗り分けやライン塗装まで多彩に活躍。キャラクターキットなどを塗る際にはサイズ別に複数本用意しておきたい筆です


安定感抜群のフィニッシュブラシ

プレシジョンブラシ(丸筆・人工毛)

ディティールブラシの画像
ディティールブラシの使い方の画像 その1
ディティールブラシの使い方の画像 その2

三角形のグリップが目に付く細部塗装用の丸筆。ディティールブラシに比べて、先端が鋭く作られていて、よりピンポイントの塗装ができます。塗料をつけても先端が鋭いままなので、ドットを塗ることも容易です。まさに画竜点睛、ここぞという場面で活躍します。グリップのおかげで手元もぶれにくく、持ってみるとその性能がすぐに実感できるでしょう


凹凸のある箇所の塗装で大活躍するドライブラシ

ドライブラシ(ドライブラシ筆・自然毛)

ドライブラシの画像
ドライブラシの使い方の画像 その1
ドライブラシの使い方の画像 その2

先端が丸く、穂先も不揃いのドライブラシ専用筆。塗料をつけてからペーパーなどで余分な塗料を落としたら、スタンプのようにはたいて塗布します。自然毛でドライブラシ用としてはやわらかいほうなので、かすれなどの表現もできますが、ハイライトやグラデーションなど、ふんわりと色を乗せる用途にも向いているでしょう


広い面にピッタリな平筆2種

エフェクトブラシ(平筆・人工毛)

エフェクトブラシの画像
エフェクトブラシの使い方の画像 その1
エフェクトブラシの使い方の画像 その2

人工毛の平筆。広い面を塗装するのにピッタリのサイズが揃っており、平面をキレイに塗装したいなら選びたい筆です。塗料の含みもよく、一度で広い面積を塗装できます


ブレンダーブラシ(斜平筆・人工毛)

ブレンダーブラシの画像
ブレンダーブラシの使い方の画像 その1
ブレンダーブラシの使い方の画像 その2

先端がナナメにカットされている平筆。ナナメの角で塗布面に狙いがつけやすいほか、筆の方向を変えることで広い面から細い線まで塗り分けることができます。塗り幅をすぐ変えれるためグラデーションやぼかし表現にも適していて、幅広い使い方ができます


塗料をたっぷり含むウォッシング/フィルタリング筆

シェーダーブラシ(フィルバート筆・人工毛)

シェーダーブラシの画像
シェーダーブラシの使い方の画像 その1
シェーダーブラシの使い方の画像 その2

穂先が丸く整えられた柔らかい筆です。毛量が多いので塗料をたっぷり含むことができ、幅広くふんわりと色を乗せることができます。ファレホの「メカウェザリング」や「エクスプレスカラー」といった粘度の低い塗料との相性は抜群でウォッシングやフィルタリングに使えます


ウェザリングブラシ(丸/平筆・人工毛)

ウェザリングブラシの画像
ウェザリングブラシの使い方の画像 その1
ウェザリングブラシの使い方の画像 その2

歯ブラシのようなコシが強い穂先が特徴の筆。チッピングやかすれ表現、ドライブラシ作業などに使える性能をもっています。コシが強いので、塗料を弾いたり、塗布した塗料をひっかく、といった特殊な塗装表現にも使用できるでしょう


最新のラインナップでミニチュア塗装!

 豊富なラインナップの新しい筆を用いて塗るガレの「ズメイ」を塗装してみます。「塗るガレ」シリーズは組み立てが簡単ですぐに塗装作業に入れます。もちろん塗料は「ファレホ」を使用して、水と塗料でお手軽に塗装していきます。

ズメイの塗装画像 その1
ズメイの塗装画像 その2

▲ ホビーペイントスプレーのグレーで下地塗装後に作業開始。基本塗装にはプロモデラーとディティールの2本を使用。どちらも同じサイズ、同じ穂先ですが触るとプロモデラーは柔らかく、ディティールはややコシがあるのがわかります。近い性能なので好みで選んでも良いですが、ディティールのほうがやや細部を作業しやすいと感じたため、今回はプロモデラーで全体を、ディティールで細部を塗る、という組み合わせで塗り分けていきます

ズメイの塗装画像 その3
▲ 基本塗装後はシェーダーを用いてウォッシングを行い全体を一度なじませます。同時に塗料が溝に入り込むことによってスミ入れもされるので細部がくっきり見えるようになります
ズメイの塗装画像 その4
▲ 次にドライブラシを用いてエッジ部分にハイライトを塗布していきます。鮮やかな赤色やサンドカラーなど、下地に使用した色より明るい色を塗布して明暗を表現していきます。ミニチュア塗装では基本色→ウォッシング→ハイライトの順に塗ることで、立体感が増していきます
ズメイの塗装画像 その5
▲ 塗装工程の終盤、精度が求められる塗り分けにはプレシジョンがオススメ。白目から瞳の大枠、虹彩と大きい箇所から小さい箇所と塗装していきます。筆先の安定感が抜群で、黒目からハイライトの白いドットまで、本当に細かいところまで塗装できます
完成したズメイの画像
▲ 完成。以前にもこのズメイには挑んだことがあり、そのときは塗装サンプルを参考にかわいく仕上げましたが、実はこのズメイなかなか手強い敵としての伝承も多いので、今回は怖い印象で塗ってみました。塗り分けにプロモデラーやディティール、スミ入れとウォッシングにシェーダー、ハイライトにドライブラシ、極めつけはプレシジョン、とそれぞれの筆が役割を発揮してうまく塗ることができました

塗るガレ ドラゴネッツ ズメイ

●発売元/ボークス●3850円

完成したテディベア・海賊の画像
▲ メタルのミニチュアキット「テディベア・海賊」も合わせて塗装製作。アクセサリーセットも含めて小さなキットでも質感を描くことができました

テディベア・海賊

●発売元/オーロラモデル●880円


まとめ

 圧倒的なラインナップを誇る塗料と同じように、ファレホから豊富なタイプと種類の筆が発売されました。特にピンポイントで使えるプレシジョンは、「瞳を描ける」という自信を与えてくれます。自分がうまくなったように思わせてくれる輝きがありました。やりたいことに合った筆を揃えたり、あるいは全種類揃えて筆を一新してみると、新たな「筆塗り」に出会えるでしょう。

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創作造形©造形村/ボークス  ©Aurora Model

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