大森記詩オリジナルSFメカ「ベリアン・カーレイ製 戦闘用クローラー BCC-3A ハルプス」の製作過程&設定をお届け!【MIXINGSCAPE】
2024.05.20MIXINGSCAPE No.005
彫刻家でありモデラーでもある大森記詩が「ミキシング/キットバッシング」の手法で作り上げたオリジナルSFメカを、その製作プロセスとともにお届けする連載企画MIXINGSCAPE。多種多様な形状のパーツから生まれる新たなフォルムの数々を今回もお楽しみいただきたい。
HPはこちら:kishiomori.com
ベリアン・カーレイグループから反テクノメジャー・反コントーラ陣営に供与されていた四脚および多脚型の機体は”クローラー”と総称され、高い機体安定性と搭載量を活かした物資の運搬に加え、大型機は陣地構築用の重機としても広く運用された。さらに、急速な両陣営による対立地域の拡大に伴って生じていた前線機体の不足を補完するべく、各勢力ごとにクローラーを武装化する改修が行われたことで多くの独自派生型が作り出されている。こうした状況に着目したベリアン・カーレイグループはさまざまな戦域における改修仕様機の運用状況を収集分析し、設計段階から戦闘用としての汎用性と生産性を兼ね備えた“バトルクローラー”として“ハルプス”を開発した。本機の主な機体構成にはマハルウィッパー旅団のものが採用され、兵装を選択可能なマッシュベイル社製のウェポンステーションが標準搭載となっている。また、僚機に随伴してウェポンステーションに機関砲弾やエネルギーカートリッジといった追加弾薬の供給や機体を牽引するための複合アームユニットを搭載し、装甲とアクティブ防護能力を強化された直協支援用のD型も同時に開発され、配備部隊の継戦能力を大きく向上させた。
1/16スケール スクラッチビルド
ベリアン・カーレイ製 戦闘用クローラー BCC-3A ハルプス
製作・文/大森記詩
全高22cm×全幅23cm×奥行き37cm
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大森記詩(オオモリキシ)
1990年生。彫刻家。本誌では筆塗りをメインとした作例や各種作図等も担当。HP:「kishiomori.com」展示のお知らせです。青森県で開催中の「AOMORI GOKAN アートフェス2024 - つらなりのはらっぱ」に参加しています。僕は青森県立美術館でのメイン企画「かさなりとまじわり」にて9月下旬まで展示中です。