HOME記事キャラクターモデル人食い狼ロウガのマジンガーを「MODEROIDマジンガ―ZEST」の改造で再現!ダーティーなイメージのマジンガーを作り上げる!【破獄のマジンガー】

人食い狼ロウガのマジンガーを「MODEROIDマジンガ―ZEST」の改造で再現!ダーティーなイメージのマジンガーを作り上げる!【破獄のマジンガー】

2024.05.12

マジンガーZEST(ロウガ機)【グッドスマイルカンパニー】 月刊ホビージャパン2024年6月号(4月25日発売)

首狩りマジンガー、ロウガ機をキット改造で再現する!

 ホビージャパンウェブ連載の最新話で、ついにすべての装備が揃ったマジンガーに乗り込むことができた鉄シレン。新たな戦いを予感させる展開となっている『破獄のマジンガー』より、今回はコミックス1巻、第一獄「悪夢」に登場した人喰い狼ロウガのマジンガーを、MODEROIDマジンガーZEST改造で再現。形状の異なる各部の修正はもちろん、最大の特徴である狩られたマジンガーの首を、キットを新たに5個使用して再現。悪役然としたダーティーなイメージのマジンガーが完成した。

コミックス第2巻、大好評発売中!

 ホビージャパンウェブにて連載中の「破獄のマジンガー」のコミックス第2巻が好評発売中! バトルロイヤルの仕掛け人であるゲームメーカー、もうひとりの“シレン”の思惑とは!? 物語が大きく動き出す6話から12話までを収録。鉄シレンとマジンガーZESTの死闘、第2ラウンド開幕!!

破獄のマジンガー②

●発行元/ホビージャパン●1210円、発売中●A5判・194ページ

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▲マジンガー(シレン機)(写真右、製作/野田啓之)とのツーショット。ロウガ機はシレン機に比べ、悪役然としたダーティーなイメージの暗めのカラーリングで仕上げているのが確認できる

▲特撮やアクション用のベースも特別に製作してもらった。上の写真のような対決シーンも映える!

▲頭部クラウンの縁は薄く削り込んでシャープに。耳は取り除き市販パーツでフタをし、ルストハリケーン正面部スリットを0.3mm厚のプラシートで塞いでいる。フェイスの塗装は、白サフを塗布後に目の黄色→目のマスキング→フェイスの赤→マスキング→シルバーの順で塗装している

▲胸はキットの胸部パーツを2個使い、二重に貼り合わせてフォルムを調整。隙間をポリパテで埋めて整形した後、ジルコニアビットをつけたモーターツールで3本傷を彫り込み、流し込みプラセメントを塗って溶かしている

▲マジンガーの首は、各々ダメージを加えて真鍮線で固定。市販のコードや金属線で飛び出した内部メカを表現している。塗装も青味を強くし「死」を表現

▲腕を胴体により密着させるため、肩関節軸を2mmほどカット。コミックに1コマだけ確認できる肩のエンブレムは、マスキングテープを2枚重ねてカットしたものをばらして、左右に貼り付けマスキング塗装

『破獄のマジンガー』コミックス1巻に登場する、マジンガーの首コレクターのロウガ。なんとも悪趣味な登場人物で、いかにも悪役という出立ちの機体を製作してみました。コミックではいまだに主要な武装は封印されているため、外観から判別できる耳は取り除き、基部のみ市販の丸モールドに置き換え、ルストハリケーンの噴出口は0.3mm厚のプラシートで塞ぎ、マスクをしている状態に加工。ブレストファイヤーの放熱板はオミット、その代わりに今回マジンガー首用に大量のテストショットが届いたので、胸部パーツを二重に貼り合わせてフォルムを調整しています。
 肩関節の軸が目立つため軸を2mmほと短くカットして胴体に密着するように調整。隙間やスリットはポリパテを使って埋めています。ロウガ機の特徴である胸の3本傷はモーターツールを使って彫り込んだ後に、流し込みプラセメントを使って溶かすことでわざと荒れた調子を出しています。
 本体の分割構成は非常に工夫されたものなのでほとんど気にならないのですが、スネの側面だけ、ふくらはぎパーツの側面を切り離して側面側に接着することで後ハメできるようにしました。
 マジンガーの首はコミックの登場シーンのようにひとつは手持ち、残りを腰アーマーに真鍮線で取り付ける形としています。それぞれダメージの具合やパイルダーの色など少しずつ変化させて、単調にならないようにしました。

■塗装
 コミックはモノクロのためカラーリングは完全にオリジナルなのですが、シレン機と並べた時に差別化しやすいようにと考え、フェイスをローズ系の赤にして邪悪な雰囲気に、機体各所の本来ガンメタ部分も同じくローズレッドを選択しました。機体色が黒のためマスキングをしてから当該部分だけ白サフを薄く塗ってから赤を吹くことで、発色を補うようにひと手間かけています。また、コミックに1コマだけ肩のエンブレムが描かれていたので、マスキングテープを2枚重ねてカットしたものを、両肩に貼り付けて塗装で再現しています。また黒い機体ゆえ、せっかくのモールドや面構成が沈んで見えてしまうため、エッジを中心にエナメル塗料のフラットアルミで銀チョロを筆やスポンジで加えています。首たちにはMr.ウェザリングカラーのグランドブラウンやラストオレンジで流血したような汚し方をしてみました。

グッドスマイルカンパニー ノンスケール プラスチックキット“MODEROID”マジンガーZEST 使用

マジンガーZEST(ロウガ機)

製作・文/コジマ大隊長

MODEROID マジンガーZEST
●発売元/グッドスマイルカンパニー●3900円、発売中●約14.5cm●プラキット

Ⓒ2024 Go Nagai・Kazumi Hoshi/Dynamic Production ⒸGo Nagai/Dynamic Planning

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コジマ大隊長(コジマダイタイチョウ)

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