ウェーブのNEWプラ材でお手軽“スクラッチ工作”!オリジナル武器の製作や5つの技をご紹介【月刊工具】
2024.03.10月刊工具 模型の入り口はいつの時代も工具から。 月刊ホビージャパン2024年4月号(2月24日発売)
新しいプラ材で「スクラッチ」しやすさ大幅アップ!
ウェーブといえば、プラキットだけでなく工具・マテリアルのラインナップも豊富なメーカーで、とくにプラ材はパーツを自作するときに役に立つアイテムが多く揃っています。そんな充実したプラ材に、新しい種類のマテリアルが加わりました。今回は、その新しい素材はもちろん、おなじみの目盛付きプラ=プレートなどを使って、“スクラッチ工作”を楽しんでいきましょう。
101 Product_name Plastic plate & Plastic pipe
解説/けんたろう、月刊工具スタッフ
▼実際に使用している動画もチェック!
新しいプラパイプ(細長丸、正方形、長方形、ハーフ)が4種追加!
外径サイズ(サイズ:mm)
細長丸 | 3×6 | 4×8 | 5×10 | 6×12 | 7×14 | 8×16 |
正方形 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
長方形 | 3×6 | 4×8 | 5×10 | 6×12 | 7×14 | 8×16 |
ハーフ | 1.5×3 | 2×4 | 2.5×5 | 3×6 | 3.5×7 | 4×8 |
プラ=材料【グレー】 細長丸パイプ、正方形パイプ、長方形パイプ、ハーフパイプ
●発売元/ウェーブ●各528円、発売中
新たにプラ材として加わったのは4種。どれも厚みが0.4mmと薄い中空のパイプです。サイズが6種類あり、一回りずつ大きくなっていて、前後のサイズにピッタリはまります。※細長丸と長方形は長辺側に若干のスキマができます。
プラ=プレートも装いが新たになっています。厚みが0.3、0.5、0.8、1㎜の4種、無地と2種の目盛(ホワイト、ブルー)付きタイプがあります。目盛付きはサイズ把握や水平垂直の切り出しに便利で、スクラッチのお供として人気です(B5サイズ、2枚入、各528円/無地、各638円/目盛付)
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ニッパーでの切断は×!
薄いパイプ形状なので、力のかかる切断ツールを使うとつぶれて変形してしまいます。そのため、切断にはノコやナイフなどを使用し、力をかけずに優しく切断してください
使い方いろいろ新プラパイプ技をピックアップ
フタをするだけでもパーツになる!
プラ用接着剤でも、瞬間接着剤でも簡単に接着可能。端にフタをするだけでも一気にパーツ感が出てきます。サイズの違うパイプと組み合わせればフタになるパーツや段差のあるディテールにも使用できます
ポリキャップをカバー
正方形パイプの中央部分にドリルで3mm穴を開け、半分に切断します。ここにポリキャップをはさんで再び接着。すると簡単にポリキャップにピッタリのカバーができ、ポリキャップ部分も塗装できるようになります
ハーフパイプは活躍どころ満載
平面に並べるだけでもシリンダーのような表現ができたり、内側のラインを使えば、円形パーツの曲面にピッタリ合わせたパーツを作ることができます
中空を活かしたパーツへの応用
厚みが0.4mmと薄いので内部を活用しやすく、剣の鞘などにピッタリ。サイズ違いの長方形パイプを柄にすることでピッタリと収めることができます。長方形に限らず、ボックス形状を活かしたパーツの収納に最適です
サイズ違いを活用したスライドギミック
スリットを入れた大サイズのパイプと、ハンドルをつけたひとつ下のサイズのパイプを組み合わせるとスライドさせることができます。さらにもうひとつ下サイズのパイプでスライドギミック端のフタ(兼ガイド)を作ればスライド時にスリットから見えてしまう空間もカバーできます
プラ=プレートとプラパイプの形状を活用してスケールモデルに追加パーツを製作
How to use
キャラクターキットにオリジナル武器をスクラッチ
キャラクターキットにはウェーブ「SUPER ROBOT HEROES エストエイル」(6600円、発売中)を使用。こちらでは腕にオリジナルの大型スクラッチ武器を作ってみます。
How to use
まとめ
形状を作る際のまとまった大きさの素材として、また中空を活かして内部に可動を作るカバー素材として、そしてサイズ違いの素材を組み合わせたディテールパーツなど、アイデアがどんどん出きます。中空なのでサイズが大きくなっても軽くて負荷が少ないのも良いところですね。既存のプラ材に加えるとさらなる世界が広がります。ひとつではシンプルで小さなパイプですが、その穴からは無限の可能性が覗いていますよ。
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