「PLAMAX ストライクドッグ」を自由な妄想設定で大胆アレンジ!『ボトムズ』世界観とAFVがマッチした“青くない”ストライクドッグを製作【オラタコひとり前夜祭】
2024.02.16ストライクドッグ 非PS用陸戦改修機“スケアリーモンスター”【マックスファクトリー 1/24】●IG坂井(マックスファクトリー) 月刊ホビージャパン2024年3月号(1月25日発売)
ストライクドッグ発売記念!
オラタコひとり前夜祭!!
前回に続いて、ストライクドッグを使ったオリジナルアレンジ作例をお届けしよう。このストライクドッグでももちろんエントリー可能な「第4回 全日本オラタコ選手権」の習作として、本アイテムの企画担当自ら製作してもらった。自由な妄想設定のもとキットを大胆にアレンジ。『ボトムズ』世界と相性の良いAFVとのマッチングが見事に決まっている。
「クメン内乱終結後、ビーターゲリラ残党が偶然発見したストライクドッグの予備パーツを組み上げて作ったのが、この “スケアリーモンスター”である。元来PS専用機として設計されたストライクドッグは非常にピーキー過ぎる機体であったが、一般兵士でも運用できるようあえて機体性能を落としている。また、地上戦では不要なスタビライザー類を廃し、脚部にはグライディングホイールを装備。性能を落としたとはいえ、スコープドッグを凌ぐパワーと機動性を誇り、ビーターゲリラ残党から“スケアリーモンスター”の名で親しまれた。7219年2月の大規模戦闘で確認されたのを最後に記録には残っていない……。」
※模型オリジナル設定で公式のものではありません。
はじめまして、マックスファクトリー企画部のIG坂井と申します。何を隠そう「PLAMAX ストライクドッグ」商品化を企画した張本人でございます。今回は「オラタコひとり前夜祭」というテーマで“青くない”ストライクドッグを製作しました!
特撮カットのような無茶苦茶な妄想をしながら製作をスタート。
■製作
頭部アンテナ、グライディングホイール、スモークディスチャージャーはジャンクパーツから。ハンディロケットランチャーは、キット付属のソリッドシューターの砲身を切り詰めたものに、ジャンクパーツをデコレートして作っています。
背中のヘビィマシンガンはウェーブ1/24 スコープドッグターボカスタムに付属したものを流用。ジャンクパーツで作った折り畳み式ストックを追加しています。
■塗装
影色に使ったブルーを完全に潰さないように、オリーブドラブ+フィールドグレーを混色したもので全身塗装しています。特徴的な胴体の塗装はもちろん朝鮮戦争でシャーマン戦車に描かれた有名なマーキングが元ネタです。コンテストではこういうキャッチーさも大切かなと考えてチャレンジしてみました! コクピットもシャーマン戦車をイメージして白く塗装しています。
仕上げはMr.ウェザリングカラー グランドブラウンとステインブラウンでウォッシング後に水性塗料でチッピング。足元はMr.ウェザリングペーストのマッドホワイトを塗装後に綿棒で拭き取り乾いた泥を表現し、より地面に近い場所にマッドブラウンを塗りました。
元のソフビキットでは気軽に改造することは難しかったですが、プラモデルならそれも簡単に楽しめるというメリットがあります。もちろん「まずは劇中で活躍したあのストライクドッグが欲しい!」という方も多いと思いますが、2体目以降は自分がかっこいいと思う色を好きに塗って、自分だけのオリジナルストライクドッグを作ってみるのもオススメですよ!
PLAMAX1/24ボトムズシリーズも続々ラインナップ予定ですので、ぜひそちらも楽しみに続報をお待ちください。
マックスファクトリー 1/24スケール プラスチックキット“PLAMAX” X・ATH-02 ストライクドッグ 改造
ストライクドッグ 非PS用陸戦改修機“スケアリーモンスター”
製作・文/IG坂井(マックスファクトリー)
PLAMAX ストライクドッグ
●発売元/マックスファクトリー、販売元/グッドスマイルカンパニー●8800円、1月予定●1/24、約17.5cm●プラキット
2月29日迄、締め切り迫る!!
第4回 全日本オラタコ選手権
応募作品受付中!
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ⓒサンライズ
IG坂井(アイジーサカイ)
マックスファクトリー企画部所属。これまでのさまざまなプラキットの開発に携わる。自身のプラモの腕前もご覧の通り!