小さくても切れ味抜群!ミニ片刃ニッパー「ブレードワンミニ」をピックアップ【神の手研究所】
2024.01.12
神の手研究所 月刊ホビージャパン2024年2月号(12月25日発売)
REPORT ブレードワンミニ
工具メーカー「ゴッドハンド」の工具をワンテーマで掘り下げる本コーナー。今回は一般店頭で発売されたばかりのミニ片刃ニッパー「ブレードワンミニ」をピックアップ。小さくともその切れ味は本物です!
ブレードワンミニ
●発売元/ゴッドハンド●3960円、発売中
▲ 小さいサイズですが切れ味のよさはブレードワンニッパーと同じで、とてもきれいに切断できます。ランナーから細いパーツを切り出すときに切った反動でパーツが折れたり、小さいパーツが飛んで紛失することも起こらなくなります。この性能をより活かすため、以前本コーナーでも紹介した4種の技を改めて解説しましょう
▲ まず「削ぎ切り」。説明書にも書かれている基本の使い方で、ゲートを少し残して切り取り、パーツに切り刃をぴったり当てて、ゲートをナイフで削ぐように切る方法です
▲ 次に「削ぎ落し」。まな板刃を動かさずに切り刃だけを動かす切り方です。細い軸の先端にあるようなゲートを切るのに向いています。まな板刃をパーツの端に当て、切り刃で削ぎ落すようにゲートを切ります
▲ アール面のゲートを切るときに便利なのが「沿わせ切り」。パーツの曲面にパーツを這わせて、アールに沿って刃を入れて(握って)いきます。派生として、刃が入りづらい位置の平面のゲートに使える「スライド切り」もあります
▲ 応用の幅が広いのが「回し切り」です。ニッパーを回せる場所ならどこでも使えます。ゲートの根元に切り刃を当て、パーツ形状に刃を沿わせつつ、パーツを回しながら刃を入れてゲートを切ります
▲ クリアーパーツを削ぎ切りで切り出してみました。ヒビが入ったり白化したりせずにきれいに切れています
▼ 関連記事はこちら