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【30MM】大型機体「プロヴェデル」を多脚兵器使用にカスタマイズ! 激しい戦闘を思わせるウェザリングも施しミリタリーテイストに仕上げる!

2024.01.13

bEXM GIG-GX プロヴェデルノヴァ地上試験仕様 【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2024年2月号(12月25日発売)

bEXM GIG-GX プロヴェデルノヴァ地上試験仕様 イメージカット

プロヴェデルを四脚スタイルの機体として仕上げる!

 今回の30MMコーナーでは、月刊ホビージャパン2023年9月号以来となる大型機体「プロヴェデル」のカスタマイズ作例をお届け。製作は前回と同じくRe-taが担当し、今回は“仮想バイロン版プロヴェデル”をコンセプトに製作。変形機構とライドオン機構は大胆にオミットし、一体完結な四脚スタイルの異形なエグザマクスとして完成させた。さらにウェザリングも施しミリタリーテイストに仕上げている。

プロヴェデルノヴァ地上試験仕様解説

 戦場で回収した地球連合軍のプロヴェデルの残骸にノヴァシリーズの技術を組み込む形で開発が行われたバイロン軍の大型機。解析できなかった機構はオミットされ、代わりに多様な火器を搭載。地上試験仕様である本機の最大の特徴は脚部が4本取り付けられていること。足場の悪い地形においても高い踏破力を発揮し、地上での戦いを優位に進める。

プロヴェデルノヴァ地上試験仕様 正面1
プロヴェデルノヴァ地上試験仕様 背面
▲パッと見では「プロヴェデル」と分からないほど、大きくフォルムを変えている。カラーリングは兵器らしさを強調するため、ライトグリーン、ダークグリーン、ヘキサダークグリーンの3種を使用して深緑に。ドライブラシとチッピングも行い、Re-ta製作の作例では珍しい渋めの仕上りとした
胸部パーツ 製作途中
上半身アップ

▲「プロヴェデル」の胸部に「ヴォルパノヴァ」をベースとした“コアユニット”を配置した。腕部はそのままだと巨大な下半身に対してバランスが悪いので、「ガルドノヴァ」のパーツを組み合わせて腕の延長&肩周りの大型化を図った

上半身アップ 側面
▲ハンドパーツもバランスを鑑みて、サイズが大きい「オプションパーツセット11(大型キャノン/アームユニット)」の大型ハンドパーツを採用した
天面
▲レーダーユニットは「ガルドノヴァ」のパーツとロイロイを組み合わせて製作したもの。ワニスチューブも汚しを入れつつ活用した
胴体パーツ 製作途中
▲胴体は「プロヴェデル」のボディを活かしつつカスタマイズパーツを盛り込むことで製作
オプションパーツセット11(大型キャノン/アームユニット)装備状態
▲「オプションパーツセット11(大型キャノン/アームユニット)」の大型キャノン基部に、カスタマイズウェポンズ(ヘビーウェポン 1)のキャノン砲身とミサイルポッドを組み合わせて、「プロヴェデル」の肩に当たる箇所に取り付けた。ミサイルの弾頭も丁寧に塗り分けた
腰パーツをふたつ連結
▲「プロヴェデル」のライドオンブロックをオミットし、代わりに腰パーツをふたつ連結させた。これで脚部を4本装着させることができるようになった
股間部にキャノンを配置
▲股間部にもキャノンを配置。さらに端には「カスタマイズウェポンズ(エネルギー武装)」のパーツを組み入れたことで、通常状態と発射状態の表現が可能となった
プロヴェデルノヴァ地上試験仕様 正面2
▲「プロヴェデル」の腰のフレームはそのまま活かしているので、巨体に似合わずフレキシブルに可動させることも可能
腰背部アップ
▲腰背部には「ヴォルパノヴァ(タンクVer.)」のシールドライフルを取り付け、機体後方の迎撃用兵装に見立てた
脚部アップ
脚部パーツ 製作途中

▲最大のアイデンティティとも言える四脚は、「プロヴェデル」の脚部にガルドノヴァの脚パーツやシエルノヴァの太モモパーツで大型化させたもの。ここを重点的にノヴァシリーズのパーツを盛り込むことで、バイロン軍らしいデザインに近づけている

塗装前の状態
▲塗装前の状態。バイロン軍の機体であるという設定のため、ノヴァ系エグザマクスのパーツもふんだんに投入されていることがよく分かる
プロヴェデルノヴァ地上試験仕様 側面
プロヴェデルノヴァ地上試験仕様 正面3
▲脚の爪には「プロヴェデル」の尻尾のクローを2本使用。“基本的には近接用の武器は用意されていないが、いざとなれば巨体を活かした踏みつけ攻撃を行う”と妄想もしてみたり…
「プロヴェデル(type-proto 01)」と「プロヴェデル(type-Maxion REX)」とプロヴェデルノヴァ地上試験仕様
▲同じくRe-ta製作による月刊ホビージャパン2023年9月号の「プロヴェデル(type-proto 01)」と「30 MINUTES MISSIONS モデリングアーカイブ」掲載の「プロヴェデル(type-Maxion REX)」とのスリーショット! 大型機体が3体揃い踏みともなると、なかなかの迫力である
プロヴェデル(type-proto 01)のWeb記事はこちら

■はじめに
 3回目の製作となりましたプロヴェデルです。地球連合軍仕様、マクシオン軍仕様と作ってきましたので、今回はいよいよバイロン軍仕様をお届けします! 最初の「プロヴェデル(type-proto 01)」を作った時は、まさか全陣営仕様を完走することになるとは思いもしていませんでした(笑)。これまでライドオンタイプ、騎乗タイプと製作したので、今回は一体化タイプの機体としてみました。

■本体
 このサイズで四脚スタイルだとかなりの大きさとなったため、火器を上半身に集中させることでバランスを取っています。基本的にプロヴェデルのパーツで構成されていますが、足周りやコア部分などといった特徴の出やすい箇所をノヴァ系パーツに置き換えることで、バイロン風のデザインにできたかと思います。今回のこだわりとして公式の「30MM CUSTOMIZE MISSIONS」にも参加できるようレギュレーションに添った形で製作してみました。

■塗装
 3色のグリーンを使い分け塗り分けをしながら、明るめのグレーを関節色に使用することで差し色としました。ミサイルの内部はアクリル、水性、エナメル塗料の3種類を使用して塗り分けしています。地に足がついた泥臭い感じのデザインとなったので、自分の作品では珍しくウェザリングで仕上げました。緑の箇所を水性ホビーカラーのよもぎ色でドライブラシ、全体的にエナメルカラーの煤でチッピングを行っています。大型の機体だったので少しやりすぎなくらいで目立つようにしています。

■最後に
 今回3体目のプロヴェデルとなりましたが、まさに“三者三様”な作品に仕上がりとても楽しかったです。他陣営への転用もしやすい素晴らしいデザインだと改めて感じました。30MM初の大型キットでしたが、すごく遊びがいのあるキットです! 今後の大型キットの展開も楽しみにしています。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “30 MINUTES MISSIONS”プロヴェデル(type-REX 01)使用

bEXM GIG-GX プロヴェデルノヴァ地上試験仕様

製作・文/Re-ta


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©BANDAI SPIRITS 2019

Re-ta(レータ)

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