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【30MM】シリーズ初の大型機「プロヴェデル」をカスタマイズ!“要塞感”マシマシに仕上げたその姿をご覧あれ

2023.07.29

eEXM GIG-P01 プロヴェデル(type-proto 01)【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2023年9月号(7月25日発売)

eEXM GIG-P01 プロヴェデル(type-proto 01) イメージカット

大型機プロヴェデルを“要塞感”マシマシにカスタイマイズ!!

 いよいよ本日2023年7月29日(土)に発売された「プロヴェデル(type-REX 01)」。『30MM』シリーズ初となる大型エグザマクスであり、変形や既存アイテムを搭乗させるギミックが搭載されていることからプレイバリューにも優れ、今後のカスタイマイズ幅を大きく広げる注目アイテムとなっている。
 今回はさっそくこの大型キットを使ったRe-taによるカスタマイズ作例をお届け。REX形態への可変機構をオミットし、より要塞メカらしさを強調した仕上がりに。ライドオン形態のコアとなる機体もフォレスティエリをベースにオリジナルのものを製作し、遊んでいて飽きない内容に仕上げている。

プロヴェデル(type-proto 01)解説

 プロヴェデルの試験用として開発された機体。type-REX 01に見られる可変機構はなく、既存機を搭乗させるライドオンシステムの検証に重きを置いているが、単体での自律行動も可能である。小回りこそ利かないが、大出力の火器を複数搭載し、ただでさえ堅牢な装甲はビーム兵器を弾く処理も施されているので、敵軍には“難攻不落の要塞”と呼ばれている。

プロヴェデル(type-proto 01) 正面
▲キット本来のフォルムは大きく崩さず、両腕を大型武装に置き替え、テイルユニットの撤廃により無機質で兵器らしい雰囲気に。バックパックが追加されたことも相まって、20cmを超える巨体がよりボリューミーとなり要塞らしさが増した。配色はキット同様青を基調としているが、好みで少し明るめに振っている
プロヴェデル(type-proto 01) 背面
右腕の大型ビーム砲パーツ
右腕の大型ビーム砲アップ

▲右腕の大型ビーム砲はロイロイをはじめとする手元にあった余りパーツをミキシングしたもの。砲身中央のレンズは「カスタマイズマテリアル(3Dレンズシール)」を使用した

左腕の近接用の大型クロー アップ
左腕の近接用の大型クロー パーツ

▲左腕は近接用の大型クローに。今回使用しなかったテイルユニットを活かしつつ、側面に「オプションパーツセット9(大型ブースターユニット)」のシールドバインダーを盾に見立て装備させた

クロー裏の肉抜き
▲クロー裏の肉抜きはジャンクパーツやプラ板で埋めている。脚の爪の裏にも同じ作業を行った
プロヴェデル(type-proto 01) 天面
▲俯瞰でみた状態。全身に入っている赤と緑のラインは「カスタマイズマテリアル(3Dメタリックシール)」で入れたもの。塗装ではなかなか出せない質感となっており、良き差し色にもなっている
肩やヒジの「ガルドノヴァ」外装パーツ
▲巨大な腕とのバランスを考慮して、肩やヒジに「ガルドノヴァ」の外装パーツを組み込み大型化させた
肩関節
▲肩関節は一部短縮して、肩幅を少し狭めている
「オプションパーツセット10(大型プロペラントタンクユニット)」1
「オプションパーツセット10(大型プロペラントタンクユニット)」2
▲「オプションパーツセット10(大型プロペラントタンクユニット)」の大型プロペラントタンクと「オプションパーツセット11(大型キャノン/アームユニット)」の大型キャノンをメインに組み合わせ、本体に負けないくらい大迫力なバックパックをこしらえた
太モモのパーツ
▲太モモのパーツを腕につけ、左腕にはサーベルを装備させている
スネのパーツ
▲スネは「スピナティオ(アーミー仕様)」のものに差し替えることで頭身を少し伸ばした
オプションパーツセット8(マルチバックパック)
▲テイルユニットを撤廃した代わりに、「オプションパーツセット8(マルチバックパック)」を腰背面に付けた
脚部1
▲脚部はほぼキット活かし。ヒザには「オプションパーツセット8(マルチバックパック)」のバッテリーパックを追加した
脚部2
▲コアユニットとして「フォレスティエリ 01」をベースにオリジナル機体を製作。頭部は「オプションパーツセット11(大型キャノン/アームユニット)」のカスタマイズヘッドパーツを使用したところアルト風の小型機となったので、「アルトプティ」と命名した
プロヴェデル
▲プロヴェデル腰背面のコンテナを取り付けてみた。コンテナの中にはフォールディングキャノンと「カスタマイズウェポンズ(エネルギー武装)」の刀が入っている。青のクリアーパーツ成型の刀身は、クリアグリーン重ね塗りすることで緑にした
「アルトプティ」を搭乗させたライドオン形態
▲「プロヴェデル」最大の特徴とも言える、「アルトプティ」を搭乗させたライドオン形態
本体と搭乗機体を繋ぐワニスチューブ
▲本体と搭乗機体を繋ぐワニスチューブは100円ショップで売っている充電器のコードに置き替えることでディテールアップさせた
腰パーツとオプションパーツセット9(大型ブースターユニット)
▲腰パーツは「オプションパーツセット9(大型ブースターユニット)」のコアパーツで大型化させた。ライドオンさせる際は搭乗ブロックを組み込む
アルトプティとプロヴェデルのミキシング
▲「アルトプティ」の胴体を起点に「プロヴェデル」の手脚&バックパックを組み込むことで、パワードスーツ的な楽しみ方もできる
じょうはんしん
ガルドノヴァの外装
▲搭乗機体のバイザーとなるクリアーパーツは使用せず、代わりに「ガルドノヴァ」の外装を移植させた
プロヴェデルの頭部1
プロヴェデルの頭部2

▲本来「プロヴェデル」の頭部となる部分は角を削り装甲として馴染ませたが、前方のカバーパーツを外せば露出させることもできる

▶︎はじめに
 地球連合軍より『30MM』史上最大スケールの大型エグザマクスが登場! ということで今回『30MM』シリーズ最新作の作例を担当させていただきました。構造は従来の『30MM』シリーズキットをそのまま大きくしたような作りで、組み立てが簡単かつカスタマイズの幅も広い素晴らしいキットです。

▶︎プロヴェデル
 今までにない大型キットのため、なるべく大型のオプションパーツを選んでミキシングしオリジナリティを出していきます。「プロヴェデル」自体のフォルムにはあまり手を加えず、大型武装を両腕に持ってきたり、生き物っぽい尻尾をオミットしたりして武骨な兵器らしいデザインにしました。“試作段階だったらこんな感じかな”と妄想してREX形態は割愛し、要塞機らしく仕上げています。仕上げの段階で「カスタマイズマテリアル」の3Dレンズシールや3Dメタリックシールを使用しました。そのままでは少し光が強く目立ってしまうため半光沢のトップコートを吹いて調整しています。ギミックも満載でかなり作り甲斐がありすごく楽しかったので、“次はREX形態をベースとしたカスタマイズも施してみたいな~”なんて思っています。

▶︎アルトっぽいなにか(笑)
 ライドオン機構を活かすべく、搭乗機体もオリジナルで作りました。アルトをそのまま搭乗させると少し窮屈な印象だったので、「フォレスティエリ 01」をベースにアルト風の小型でスマートな機体に仕上げています。アルトの派生機にしたかったので、「フォレスティエリ」らしさを無くすため胸のクリアーパーツは塗りつぶしています。カッコよさと可愛さを合わせ持った仕上がりとなり、かなり気に入りましたので「アルトプティ」と命名しました。

▶︎塗装レシピ
・プロヴェデル
本体外装メイン=ミディアムブルー+スティレット装甲ブルー+ウルトラマリンブルー
プロペラントタンク=ニュートラルグレーI
武装や外装の一部=ニュートラルグレーIII
関節=スターブライトアイアンorメカサフ ヘヴィ
黄色=フラットイエロー
差し色オレンジ=エヴァオレンジ
グレー=ジャーマングレー
・アルトプティ
外装ブルー=ウルトラマリンブルー
外装メイン=ニュートラルグレーI
関節=メカサフ ヘヴィ

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “30 MINUTES MISSIONS”プロヴェデル(type-REX 01) 使用

eEXM GIG-P01 プロヴェデル(type-proto 01)

製作・文/Re-ta

30MM eEXM GIG-R01 プロヴェデル(type-REX 01)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●4400円、7月29日予定●1/144、約20cm●プラキット

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©BANDAI SPIRITS 2019

Re-ta(レータ)

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