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水性塗料で筆塗りウェザリングにチャレンジ!!MGSDガンダムバルバトスをカッコ良く汚す方法!【筆塗りtribe】

2023.12.13

筆塗りTribe/ASW-G-08 ガンダム・バルバトス【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2024年1月号(11月25日発売)

水性塗料で筆塗りウェザリングにチャレンジ!!MGSDガンダムバルバトスをカッコ良く汚す方法!【筆塗りtribe】

外装のウェザリングにチャレンジ!

外装を組み立て
▲ガンダム・フレームの塗料が乾いたら、外装を取り付けていきます。細かなパーツも多いので取り付けには気をつけましょう
ブラックでスミ入れ
▲まずは各装甲にびっしり入ったディテールに、ファレホメカカラーのウォッシュのブラックでスミ入れしていきます
余分な塗料を消すときに、綿棒を上から下方向に動かす
▲余分な塗料を消すときに、綿棒を上から下方向に動かして、汚れ垂れも一緒に表現してしまいましょう
よりキレイにブラックを落としたいときは、綿棒に水を含ませる
▲よりキレイにブラックを落としたいときは、綿棒に水を含ませます
湿らせた綿棒で拭く
▲湿らせた綿棒で拭くと、このようによりキレイに塗料を拭えます。各所で汚しの調子を整える際にぜひ活用してください
ダークラストでスミ入れ
▲黄色いパーツにはダークラストでスミ入れれすると、自然な陰影が出てオススメです
ソウルブライトグレイ
▲全体にスミ入れが終わったら、シタデルカラーのシェイド「ソウルブライトグレイ」で表面にうっすらとホコリ汚れを施していきます
点描するようにちょんちょんと塗料
▲全体にビシャッと塗るのではなく、このように点描するようにちょんちょんと塗料を置いていきます
丸平筆を上から下へと動かして塗料を伸ばす
▲塗料が乾く前に、丸平筆を上から下へと動かして塗料を伸ばします。塗料が装甲の形状に沿って流れ、細かな汚れの線をパーツ表面に施せます
パールの塗装確認
▲アップにしてみると、ディテールのフチに汚れが溜まっていたり、汚れの線が細かく入っているのが確認できるでしょう
リードベルチャーを軽くドライブラシ
▲装甲の塗料が剥がれて中の金属がちょっと見えている雰囲気を出すために、ドライブラシ筆でシタデルのリードベルチャーを軽くドライブラシ。やりすぎるとギラギラしてしまうので、ピンポイントで行います
ライノックス・ハイドを面相筆に含ませちょんちょんと塗料
▲お次は傷を描く「チッピング」。シタデルの赤茶色である「ライノックス・ハイド」を面相筆に含ませて、小さな傷をちょんちょんと筆を置くようにして描いていきます
フェリシアン・グレイを使用して明るい傷を描く
▲青いパーツは、ライノックス・ハイドの傷を塗ったあとに、シタデルの「フェリシアン・グレイ」を使用して明るい傷を描きます。ライノックス・ハイドを塗った周囲にちょんちょんと塗ると、深い傷と浅い傷のように見えてきます
ライノックス・ハイドを塗ってバランス調整
▲フェリシアン・グレイを塗った後に、ライノックス・ハイドを塗ってバランス調整してももちろんOK! 黄色いパーツの傷はシタデルの「フレイドワン・フレッシュ」を使用して描いています
アイアンハンドスティールでウエザリング
▲シタデルの中でもちょうど良い明るさを持っている銀「アイアンハンドスティール」で、くっきりと金属地肌が露出している様子も描きました。ダメージのアクセントにとても良い方法です
スポンジを使用してチッピング
▲脚部はもっとも負荷が集中するであろう箇所。ここはスポンジを使用してチッピング。まず1色目としてシタデルカラーの焦茶である「ソンディア・ブラウン」を塗装
XV-88をスポンジでポンポン塗装
▲1色目が乾いたら、2色目に赤土色のようなシタデルの「XV-88」をスポンジでポンポン塗装。色味の異なる土色を使用することで、より表情が豊かになります
スミ入れやホコリ汚れ、傷、足元の汚しが終了した状態
▲スミ入れやホコリ汚れ、傷、足元の汚しが終了した状態。このあと半光沢クリアーを吹いてしっかりと塗料を保護して完成です

手描きチッピングで攻めるMGSD ガンダムバルバトス

むっちょ「2023年に登場した衝撃の新ブランド、MGSDの第2弾であるガンダム・バルバトスを、成型色を活かした筆塗りウェザリングで、歴戦の雰囲気をまとった姿に仕上げました。1/100スケールのMGも、RGも含め、フレームからがっつり作るガンプラは初挑戦なので、すごくワクワクしながら楽しみました!」

ポージング画像
完成したガンダム・バルバトス 背面、正面

■素組みがカッコ良すぎる
 MGの名を冠するSDのハイエンドブランドだけあって、圧倒的なディテールに驚きました。チラッと見えるシリンダーや、フレームを外さないとわからない内部構造までがっつりと作り込まれているので、アンテナのシャープ化以外、工作では手を加えませんでした。高密度なディテールをすべて活かせるよう、全パーツランナーの成型色のまま、使い込まれたバルバトスを目指していきます。

■ウォッシング専用塗料いろいろ
 僕が普段よく使っている水性エマルジョン塗料には、ベタ塗りやレイヤリングに使用するカラーの他に、ウォッシング用にあらかじめ濃度や粘度が調整された、専用のカラーシリーズがあります。
 今回はパーツ全体のトーン変更とスミ入れにファレホ メカカラーのウォッシュシリーズを、うっすらとした汚しの表現にはシタデルカラーのシェイドシリーズを使用しました。

■チッピングとエッジング
 ウォッシングやスミ入れ、メタリックカラーのドライブラシによって出来た陰影をより強くするために、影になる傷とハイライトになる傷を描き込みました。モールドなどに入った影色の境界付近をなぞるように筆を入れていくことで、ディテールがより際立ちます。
 やりすぎた感じにならないよう、すごく注意深くがんばりました。ミニチュアのペイントで培った経験をフル動員しています。

BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット“MGSD”

ASW-G-08 ガンダム・バルバトス

製作・文/むっちょ

MGSD ガンダムバルバトス
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●4290円、発売中●約13cm●プラキット

Ⓒ創通・サンライズ

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