DX超合金「YF-21」の各種ギミックを紹介! 12月発売「YF-19」との比較も必見【マクロスプラス】
2023.11.27
DX超合金 YF-21(ガルド・ゴア・ボーマン機)【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2024年1月号(11月25日発売)
短期集中連載第3回
DX超合金「YF-21」さらなるギミックを解説!!
『マクロスプラス』30周年に向けて着々と開発が進むDX超合金シリーズ最新作「YF-21」の魅力を深堀りしていく短期集中連載。第3回となる今回では、前回ではお伝えしきれなかったさらなるギミックを紹介していく。また、先んじて2023年12月に発売となる「YF-19」の製品版サンプルも到着しているので、2機の各形態ごとのフォルムの違いについても解説していこう。
※写真は開発中のテストショットサンプルです。実際の商品とは異なります。
≫ BATTROID
▲マクロス世界の可変戦闘機は概ねバトロイドおよびガウォーク形態時の脚部がエンジンナセルを兼用していることもあり、脚部がマッシブなフォルムになっているものが多い。しかし、YF-21はメインエンジンと脚部が別々になっており、脚がスラリと長く背面にエンジンを背負ったトップヘビーなシルエットを形成する
≫ FIGHTER
▲前進翼でヒロイックなシルエットのYF-19に対して、ステルス機然としたYF-21。デザインモチーフは現実世界の試作戦闘機YF-23。胴体上面のエンジン部はスライド機構を持つが、ギミックがあることを感じさせない一体感にご注目いただきたい
≫ GERWALK
▲ガウォーク形態でも上面から見るとファイター形態のシルエットが残る。上のファイター形態の写真と比較すると、エンジン部が2段階でスライドして前後長が短くなっているのが確認できるだろう
ランディングギアの収納⇔展開
ハイ・マニューバ・モードを再現
▲劇中クライマックス、ゴーストX-9との戦闘で見せた、ファイター時にはデッド・ウェイトになる腕と脚をパージする「ハイ・マニューバ・モード(リミッター解除モード)」を差し替えで再現。腕脚を外して胴体下面パーツを取り付ける構造だが、下面がえぐれたような機体の上下厚の薄さを再現している
▲胴体下面カバーを開くと収納された腕脚が露出する。この状態で機首根本にある六角形のモールド部分を押す。この部分が脚部パージ用のスイッチになっている
▲スイッチを押すと腰の基部ごと脚部が外れる仕組みになっている
▲腕部はフレームパーツから引き抜く。腕側はダイキャストパーツを使用しており、強度対策もバッチリだ
▲下面パーツを取り付ければハイ・マニューバ・モードの完成。今回使用しているものはテストショットなので単色になっているが、製品版では中央のシャッター状モールド部分がグレーで塗装される
開発COMMENT
ハイ・マニューバ・モード再現では手足を取り外すことになります。構成上主要なパーツですし、バトロイドの時の遊びに影響しない様になど、考えることはたくさんありましたが、ロック解除ボタンの採用で組み替えやすい機構で換装できるようになったと思います。実際よりも薄く見える様に、かつラインを繋げるという相反したシルエットをご堪能ください。
YF-21のFASTパック
▲本アイテムにはFASTパックが付属。YF-21のFASTパックは胴体下面と垂直尾翼に取り付けるもので、ミサイルポッドと増槽で構成され、追加推進器は用意されていない。FASTパックを装着する場合、ガンポッドはFASTパックにマウントする
開発COMMENT
FASTパックはマクロスシリーズでおなじみの、パーツ別売りで展開することも考えましたが、ボリューム、ギミックも鑑みてYF-21ではできる限りまとめた形で進めることにしました。これも薄さを気にして進めています。
YF-21のガンポッド
▲YF-21は2丁のガンポッドを装備しており、非使用時は胴体下部カバー(バトロイド形態では腰側面装甲になる箇所)にマウントされる。本アイテムでは差し替えなしで装備時とマウント時を再現可能だ
▲FASTパック装備時は胴体下面と地面の距離が近づいてしまうため、厚みを軽減させた専用パーツが別に用意されている
開発COMMENT
ガンポッドは変形ギミックも盛り込んで進めていましたが、FASTパック装着時に厚みが問題になりました。着陸脚の延長も考えましたが、主翼全体の構造・形状の問題とバランスを取った結果、専用の別パーツとしました。
DX超合金 YF-21(ガルド・ゴア・ボーマン機)
●発売元/BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部●価格未定、発売時期未定
YF-19発売迫る!!
DX超合金「YF-19(イサム・ダイソン機)」はいよいよ2023年12月に発売となる。こちらはFASTパックが付属しないスタンダードなパッケージだが、新たに「ピンポイントバリアパンチエフェクト」パーツが追加されている。
形状が異なるエフェクトパーツ
▲写真左の彩色されたものがYF-19に付属するエフェクトパーツで、右がYF-21に付属するもの。同じピンポイントバリアを再現したものだが、YF-21のバトロイド形態をご覧いただくと分かる通り、前腕に垂直尾翼が設置されている都合で切り欠きが設けられている
≫ BATTROID
▲アクション性能は抜群の完成度。ダイキャストを使用した堅牢な関節構造により、ピンポイントバリアパンチが劇中のようにダイナミックにきまる
DX超合金 YF-19 エクスカリバー(イサム・ダイソン機)
●発売元/BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部●26400円、12月予定●約25cm
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