成型色活かしで製作した「ENTRY GRADE ビルドストライク エクシードギャラクシー」の工作ポイントをキットレビューでおさらい【ガンダムビルドメタバース】
2023.11.12ビルドストライク エクシードギャラクシー【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2023年12月号(10月25日発売)
成型色を活かしつつ、さらに1歩完成度を高める
ラーガンダムと同じく2023年10月に発売となったENTRY GRADEビルドストライク エクシードギャラクシー。こちらもENTRY GRADEストライクガンダムをベースとしたものだが、全身各所にクリアーパーツを配置した豪華な仕様や、遊びの幅を広げる3mm穴など、ENTRY GRADEながらそれ以上の価値あるアイテムになっている。こちらのキットレビュー作例はsannojiが担当。ラーガンダム同様に成型色を活かした仕上げだが、使用しない3mm穴のフタパーツやクリアーパーツ裏のシルバー塗装といった本キットならではの工作ポイントを的確に攻めて完成度をさらに高めている。
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完成! ENTRY GRADEビルドストライク エクシードギャラクシー
成型色を活かした製作法によるENTRY GRADEビルドストライク エクシードギャラクシーが完成。こちらはスミ入れと部分塗装に加えて、ほどよく水転写デカールでマーキングをプラスすることでさらに情報量を高めている。各部クリアーパーツは内部をシルバーで塗装したことで、形状を際立たせることができた。
■祝「ガンダムビルドシリーズ」10周年
『ガンダムビルドファイターズ』放送から早いものでもう10年も経つんですね。我が家では子供たちと一緒にしょっちゅう『ビルドファイターズ』をはじめとしたガンダムビルドシリーズを配信サービスで視聴しているので、いまだにリアタイみたいな感覚です。というわけで今回の新作は非常に楽しみにしていまして、そのようななかでEGビルドストライク エクシードギャラクシーの作例を担当することになったのを子供たちに話したときの反応は「お父さんだけズルい!」でした(笑)。そんな声に全力で応えるべくキットと向き合いました。
キットはENTRY GRADEストライクガンダムがベースになっていて、ストレートでも充分にカッコイイです。今回は肉抜き埋めやアンテナ、ビーム刃のシャープ化など、完成度をより高めるような工作を中心に行いました。特徴的なクリアーパーツは裏側に水性ホビーカラーのシルバーを塗って光が反射するようにしています。表側はガイアカラーの蛍光レッド(クリアータイプ)で塗装してあるので、ブラックライトを当てても光ります。
塗装レシピは以下の通りです。
白=未塗装(成型色のまま)
赤=ローズブライトレッド(ガイアカラー)
青=風蒼(ガイアカラー)
黄=キアライエロー+シャインレッド(少量)(Mr.カラー)
黒=ブラック+インディブルー(水性ホビーカラー)
グレー=RLM75バイオレットグレー(Mr.カラー)
ツヤ消しコートは、水性ホビーカラーつや消しクリアーを水性ホビーカラーうすめ液で希釈して使用しています。
比較的簡単にできそうな工作方法にしていますので、全部やらなくても「これをやってみよう!」と思ったものを取り入れて製作の参考にしてもらえるとうれしいです。
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“エントリーグレード”
ビルドストライク エクシードギャラクシー
製作・解説/sannoji
ENTRY GRADEビルドストライク エクシードギャラクシー
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1210円、発売中●1/144、約12.5cm●プラキット
©︎創通・サンライズ
sannoji(サンノジ)
パーツ加工、部分改修、スクラッチなどを問わず、工作箇所を基キットに違和感なく馴染ませることを得意とする。