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HGUCジオングを強化改修!シルエットを変更しつつ背面にオリジナル機構を追加カスタマイズ【セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記】

2023.11.23

気まぐれガンプラ製作記 in UNIVERSAL CENTURY 月刊ホビージャパン2023年12月号(10月25日発売)

HGUCジオングを強化改修!シルエットを変更しつつ背面にオリジナル機構を追加カスタマイズ【セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記】
MSN-02 ジオング Ver.W.G.P.N. イメージカット

連載作例に合わせてライバル機をアップデート!!

 今回の「セイラマスオの気まぐれガンプラ製作記」は連載をいったんお休みして模型オリジナルカスタマイズ作例をお届け。連載第1回目の作例「RX-78-2 ガンダム Ver.W.G.P.N.」に合わせてライバル機である「ジオング」をアップデートしている。

連載1回目の作例「RX-78-2 ガンダム Ver.W.G.P.N.」はこちら


❶頭部まわりのディテールアップ

ジオング 正面
ジオング 背面

▲背面に可動式のスラスターを増設し、それにともない増設したスラスター下部とスカート後部にプロペラントを追加。機動性と継戦時間の延長を図っている

モノアイ アップ
▲頭部は内部の黒いパーツをくりぬき、可動式のモノアイを追加。モノアイはウェーブのU・バーニアを土台に、ほかキットのクリアーパーツのランナー端を切り出したものを組み合わせている
上半身アップ
肩アーマー内側 アップ

▲各所をキットのランナーやタグから切り出したプラ材でディテールアップ。フェイスのエッジは形状にメリハリを持たせ、肩アーマー内側のトラス構造はちらりと見えたときのメカニカル度を高めている

❷延長によるシルエット変更

延長した首関節
延長した腹部関節

▲首関節および腹部関節はいったんキットパーツを切り離し、プラ板をはさんで延長。シルエット変化が目的だが、副次的に可動範囲も若干ながら広がった

❸追加ユニットの工作

増設スラスター パーツ
▲増設スラスターの基部はAGガンダムAGE-3 オービタルの脚部を使用。本体取り付け側になる太モモを切り離している
側面ユニット パーツ1
▲側面ユニットはHGドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)、HGギャプラン、HGガンダムヴァーチェ(トランザムモード)の組み合わせ
側面ユニット パーツ
▲基部となるガンダムAGE-3のパーツにランナー軸を刺して側面ユニットを接続することで、側面ユニットを回転可能にした
中間部分 パーツ
▲中間部分はHGザクIIのソールを使用
側面パーツ1
側面パーツ2
▲側面はHGBFザクアメイジングの余剰で入っている高機動型ザクIIの脚部パーツをベースにHGカラミティガンダムやHGクシャトリヤなどのパーツを使用してディテールアップ
スカート側面 パーツ
▲スカート側面はHGモビルレギンレイズ(ジュリエッタ機)のパーツを組み合わせて大型化し、上半身とのバランスを調整。さらにスカート後部にはHGバイアラン・カスタムのプロペラントタンクを短く加工したものを取り付けている
増設スラスター アップ
スカート側面 アップ

❹増設工作完了

各部工作が終了した状態 正面
各部工作が終了した状態 背面

▲各部工作が終了した状態。増設スラスターとプロペラントタンクにより、特に背面の印象が大きく変わっている。また、各所にプラ材貼り足しとスジ彫りモールドを組み合わせたディテールアップが行われているのが確認できる

ポージング画像1
ポージング画像2
▲ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズに登場する「高機動型ジオング」と同じ方向性の機体になっているが、プロペラントタンクを増設することで、より戦闘時間の延長という目的が分かりやすく表現されたものとなった

■やっとたどり着きました!
 長いモデラー生活の末に、ついにジオングを作る日がやってきました!!! キットは最新のRGではなくHGUCのほう。人間が古いので、細身のかっこいいアレンジのRGよりもHGUC初期特有のフラットな面構成のキットのほうが落ち着きますねー。
 今回は念願だったジオングを多少のオリジナルの解釈を入れつつ製作してみたいと思います。

■特別機じゃないよ〜
 ジオングは全身がスラスター&ビーム砲という特殊な機体であることを考慮して、背面にプロペラントや本体に収まりきらない機構がはみ出しているイメージでアレンジしました。ですので、この機体はジオングの強化型や発展型などではなく、アニメに登場したあのジオングの継戦時間延長型、という想定です。
 背面のオリジナルユニットは、申し訳ないくらいのいろいろなキットのジャンクパーツの集合体ですが、小さなこだわりとして、流用している高機動型ザクIIの脚部は“実際に高機動型ザクIIのものが使用されている”と妄想しています。

■本体部改修
 ジオング本体の外装は、スカートのフレアを大型化するため『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のHGモビルレギンレイズ(ジュリエッタ機)のパーツを流用したくらいです。首と腹部の関節部で延長して少しシルエットを変更。頭部はモノアイを可動化(横方向のみ)しました。

■塗装
 塗装はあくまでジオングらしく、本体のグレー部は成型色のままとして追加した部分を成型色のグレーに合わせた色で塗りました(腕のオレンジも成型色仕上げ)。

■超かっこいい〜♪
 待ちに待ったこの機会、超大満足の仕上がりになりました(自画自賛!)。背面のオリジナル要素はともかく、ジオング本体部分が(外装形状はほとんど手を付けていないのに)おじさんにはたまらんのだなぁ(笑)。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“ハイグレードユニバーサルセンチュリー”ジオング使用

MSN-02 ジオング Ver.W.G.P.N.

製作・文/セイラマスオ

©創通・サンライズ

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