30分で出来るバーニア焼け表現!キャラキットにも応用可能なテクニックを「Su-35S フランカー」で実践!【スケールモデルの“神レシピ”】
2023.09.24
スケールモデルの“神レシピ” 時短で魅せるテクニック/Su-35S フランカー【ハセガワ 1/72】 月刊ホビージャパン2023年10月号(8月24日発売)
夏はプラモも“焼け”て魅せる。
「金属色」と「色ノ源」があれば自由自在!! 今日から焼け表現にチャレンジ!!
スケールモデルの映えるポイントや、完成した模型をカッコよく見せるポイントをピックアップし、毎回なるべくお手軽に出来る方法をご紹介していく本コーナー。
今回はスケールモデルだけでなく、キャラクラーモデルにも応用できる「焼け表現」をピックアップ。飛行機のエンジンノズルや、バイクのマフラーなどが赤や青、茶に焼けた姿はとってもカッコいいですよね。今回のやり方を見れば、誰でもいい感じに塗装できるようになると思います。ぜひ真似してみてください。
POINT
1/自分の好きなシルバーを見つけよう
2/金属色ははみ出すと目立つのでしっかりとマスキング
3/ゴールドは焼けのアクセントに使える
4/色ノ源で赤焼け青焼けを描いていこう
30分で仕上がるとは思えない!
▲金属色+色ノ源で塗った後に、Mr.ウェザリングカラーを塗って綿棒やキムワイプで拭き取ったりするだけでこの質感になります
▲焼け表現はこのようにウェザリング塗料との相性抜群。キレイな焼けにしたい時はモールドのスミ入れ程度に抑えるか、うっすらフィルタリングするのもオススメです
君の模型に煌めくアクセントを! 焼け表現スタート!!
▲しっかりとマスキングを終えたらシルバーを塗装します。金属色はしっかりと攪拌しないとベストパフォーマンスを発揮できないので、よく混ぜたものを希釈して使用しましょう
▲ノズル部分は、ディテールが細かいので塗り漏れが無いように注意。外側だけでなく、内側も塗装しておくと見映えが良いです
▲胴体側の内部もしっかりとシルバーを塗ります。ノズルから覗き込むと意外と見えます
色ノ源とゴールドを使おう!
▲まずは色ノ源シアンを使用します。ハッチやパネルの繋ぎ目、あとは実機写真を見て青っぽく見えるところシアンを塗っていきます。ここに必ず塗るといった場所はなく、フィーリングで楽しんでOKです
▲塗り過ぎてしまったな〜って時は、その上からシルバーを細吹きすれば簡単に修正可能。自分の思い描く雰囲気になるまで行ったり来たりして良いです
▲ノズルにも同じように色ノ源シアンを塗ります。センターの縁のようなディテールを境目に、上下で互い違いにしてシアンを塗ってみたり、一直線にしたりして、焼けの変化をつけます
▲完成!! このあと、模型映えを考えて、四角い小さなパネルディテールの上にMr.カラーの8番シルバーを筆塗り。銀の上に異なる色味の銀を塗ってアクセントとしました
▲最後にMr.ウェザリングカラーのグランドブラウンを塗って、キムワイプや綿棒で拭いたり叩いたりして汚しました。このように焼けと汚しはとても相性が良いです
ガンプラのバーニア
にもオススメ!
▲ガンプラのバーニアも、シルバーを塗ってから色ノ源シアンで焼け表現をするだけで、とっても良いアクセントになりますよ
バイクのマフラーも同じ手法でいけます!!
チタンマフラー
▲マフラーの材質によって焼け方は異なります。チタンマフラーはこのように鮮やかな焼けが特徴。Mr.カラーの8番シルバーの上から、色ノ源3種、金色、ツヤ消し黒を塗装
ステンレスマフラー
▲ステンレスのマフラーは茶系で鈍く渋い焼き色。シルバー塗装後、色ノ源の焼き付け、そのあとにオレンジ+少量の黒を混ぜたものとオーバーコートしています
こんな神レシピが見たい。うまく塗れなくて困っているというあなた! ぜひアンケートハガキなどでドシドシ送ってください。まずはスケールモデルで展開していきますが、キャラクターモデルや美少女プラモ、なんでもOKです!!
ハセガワ 1/72スケール プラスチックキット
Su-35S フランカー
製作・文/斉藤仁孝
斉藤仁孝
今回の記事で初めてスーパーメタリック2を使用。その輝度の高さに驚き、最初はコントロールに四苦八苦。こうやって記事を重ねながら、彼自身も現在進行形で成長していく模型おじさん。
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