HOME記事工具・マテリアル“金属色”で光り輝く塗装を実現!「BORN PAINT」ベースカラーシリーズを紹介!【月刊工具】

“金属色”で光り輝く塗装を実現!「BORN PAINT」ベースカラーシリーズを紹介!【月刊工具】

2023.09.20

月刊工具 模型の入り口はいつの時代も工具から。 月刊ホビージャパン2023年10月号(8月24日発売)

BORN PAINT金属色とうすめ液のメイン画像

F.S.S.カラーを製造しているトアミルの「BORN PAINT」ってどんな塗料?

 近年のメッキ調塗装といえばこの「BORN PAINT(ボーンペイント)」の塗料でしょう。素晴らしい色づくりでボークスが企画、販売する「F.S.S. カラーコレクション」シリーズの製造も行っています。メッキ調塗料も素晴らしいですが、今回「ベースカラー」シリーズから豊富な金属色をご紹介。複数用意される同シリーズのゴールド、シルバー、ブロンズがといった色が、それぞれどういった違いがあるのか見ていきましょう。

094 Product_name BORN PAINT Base color
解説/けんたろう、月刊工具スタッフ

※F.S.S.カラーについてはボークスにお問い合わせください。

▼実際に使用している動画もチェック!


「ネオシルバー」ベースのなめらかな金属色たち

BORN PAINTブラスゴールドとネオシルバーとシャインブランズとスモークシルバーの画像

BORN PAINT カラー ブラスゴールド、ネオシルバー、シャンブロンズ、スモークシルバー

●発売元/トアミル●発売中●396円(ゴールド、ブロンズ、スモーク)、506円(シルバー)●15ml

この4種の金属色は、ネオシルバーをベースに色がついた塗料でどれも強い輝きと細かい粒子、滑らかな仕上がりになります。ワンポイントでもメタリックの主張がよくでる色です。また重ねてもムラになりにくく、塗りやすいのも良いところです

BORN PAINTブラスゴールドを黒下地と白下地のスプーンに塗装した比較画像

ブラスゴールドは、ブラスとあるように真鍮のような落ち着いた金色。とはいえしっかりと輝く金色で、下地の影響も少なくしっかりと発色します

ネオシルバーとシャインブロンズとスモークシルバーをそれぞれスプーンに吹きかけた比較画像

ネオシルバー:ニュートラルな色味の明るい銀色。粒子感が少なく滑らかな仕上がりで反射がかなり明るいです
シャインブロンズ:“あかがね”と呼ばれた純銅のような、金属の輝きと少し赤い色味が絶妙な金属色
スモークシルバー:その名の通り黒みの強いシルバー。灰色~黒のあいだの色味で輝きぶりも明るい、絶妙な位置の色です。金属色の影色としても使える色でしょう


ギラっと“Maximum”に輝くカラー!

BORN PAINTシャインゴールドとシルバーとブラックの画像

BORN PAINT カラー Maximum シャインゴールド、シャインシルバー、シャインブラック

●発売元/トアミル●発売中●550円(ゴールド、シルバー)、605円(ブラック) ●15ml

「Maximum シャイン」の名前が共通のこのシリーズは、輝きや色がより強くなっている色です。キメ細やかな仕上がりとともに金属粒子がキラキラと輝くような仕上がりになります

シャインゴールドとシャインシルバーとシャインブラックをスプーンに吹きかけた比較画像

ゴールド:“黄金”といえる輝きの強さと色味の強さが特徴です。粒子がキラキラとひかり、豪華な金色に仕上がります
シルバー:色見はネオシルバーと同じくニュートラルですが、粒子の輝きが強く反射も強く出ます。曲面では特にその違いがわかるでしょう
ブラック:影では青みがかったグロスブラックのように見えつつも、光が当たるとしっかりとした金属の輝きを放ちます

ベースカラー塗装時は専用うすめ液を使おう

ベースカラー用うすめ液ボーンクリーナーの画像

BORN PAINT カラー ベースカラー用うすめ液

●発売元/トアミル●発売中●1210円●300ml


ボーンクリーナー

●発売元/トアミル●発売中●990円●300ml

塗料とうすめ液を希釈しエアブラシでスプーンに吹き付けている画像

ベースカラー用うすめ液を使って、塗料1:溶剤1.5ぐらいで希釈するとエアブラシにちょうど良い濃度になります。個人的にはそれより濃いめに吹き粒子感を出すのが好みでした。洗浄も専用クリーナーで残った色を一気に洗浄できます。溶剤は必ずボーンペイント専用のものを使いましょう


ベースカラーを塗ったら?

「コンククリヤ」でキャンディ塗装

BORN PAINTコンクレッドクリヤとうすめ液スタンダートの画像
ネオシルバーの上にコンクレッドクリヤを吹きかけキャンディ塗装した画像

同社製のクリアーカラー「クリヤシリーズ」を使うとこの高輝度なメタリックを活かしたキャンディ塗装ができます。コンクレッドクリヤだとムラのない、赤みの強いキャンディレッドに仕上がります。クリアーカラーは「うすめ液スタンダード」(1210円)で希釈して使用します


クリアーコートしよう

BORN PAINTシャインゴールドをと塗装したスプーンにクリアーコートの光沢とつや消しをした比較画像

クリアー塗料を重ねて質感変化をつけても良いでしょう(写真はMaximum シャインゴールド)。光沢ならクリアー層をしっかり重ねるとうるっとしたツヤと輝きが両立する状態に、ツヤ消しならギラギラが上質な反射に、と変化が起きて面白いです。ゴールドのツヤ消しはシャンパンゴールドのような使い方もできそうですね


まとめ

 「BORN PAINT」の金属色「ベースカラー」シリーズは、どれも輝きが強く小面積でもしっかりとメタリック感を発揮します。バーニアなどの丸みがかった小パーツに使うだけでも、その輝きはしっかり主張するでしょう。またボディとフレームの内外で違う色を組み合わせて使うと相乗効果も高いですね。ボディをかっこよく輝かせたい場合にはぜひ一度この高品質なメタリックカラーを試してみてください。

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