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SQUARE ENIX PRODUCTS
ストーリーを感じるフロントミッションヴィネット

2021.06.12

スクウェア・エニックスプロダクツ 月刊ホビージャパン2021年7月号(5月25日発売)

SQUARE ENIX PRODUCTSストーリーを感じるフロントミッションヴィネット

ストーリーを感じるフロントミッションヴィネット

 原作ゲーム発売から四半世紀の時を越え、プラキットとして発売中のストラクチャーアーツ『フロントミッション』。これまでさまざまな改造作例を交えて紹介してきたが、今月は新たなアプローチとしてヴァンツァーを取り巻く物語を演出するヴィネット作例をお届けしよう。

 1/72スケールというキットの仕様を活かし、他メーカーのキットと組み合わせて小さな箱の上にドラマを生み出した。砂と雪という対比的なシチュエーションのどちらでも抜群にマッチするヴァンツァーの柔軟性をふたつのヴィネットでご覧いただこう。

「熱砂の眼光」 製作・文 / きの助

▲ SQUARE ENIX 1/72 scale plastic kit “FRONT MISSION STRUCTURE ARTS” use / Eyesight of desert modeled&describes by KINOSUKE

 まずは砂漠戦をテーマにしたこちらのヴィネットから。関節のシーリングやつま先の加工、LEDによる発光など工作面も充実さてゼニス本体の見映えをアップさせるだけでなく、逆の構図からは人間を主役にしたワンシーンを製作。ヴァンツァーと人間のスケールの対比や埋まったドレークとのドラマを想像させる作例となった。


フロントミッションゼニス作例
▲ ヴィネットのサイズは約14cm(幅)×12cm(奥行)×16cm(高さ)

 このキットは可動域も広く、さまざまなポーズがキマる優秀なキットですが、私は塗装をして完成させたプラキットを動かして遊んだことはありません(笑)。なので「アクション性が高い」ということを活かし、固定ポーズで仕上げのヴィネットを製作してみました。

 こういうロボットを使ってヴィネットやディオラマを作る時は、できるだけフィギュアを絡めるようにしています。単にロボットを配置するより、「人」という“物差し”を並べることでロボットの巨大さが一目瞭然でわかるようになってリアリティが増すような気がします。そのうえ、何かストーリーがあるように感じさせる効果もあって、非常にお得なアイテムなのです。
 今回はマックスファクトリーの「クラブガンナー」付属のフィギュアをゼニスの背面に配置し、背面のディテールと一緒に楽しめるレイアウトにしてみました。

ゼニスの背面にはマックスファクトリー製の1/72クラブガンナーからフィギュアを配置

 砂に埋まって破壊されたドレークと動いているゼニスとで対比になるよう、メインカメラを光らせてみました。サイズ的にLEDを配線するのは大変ですが、ミライトなら誰でも簡単に電飾を仕込むことが出来ます。

 各部関節は可動の際に嵌合を確保するためPOMという塗装しにくい素材を使っているため、思い切ってすべてエポパテを使ったシーリングで覆っています。こういった改造も固定ポーズならではの楽しみ方ですね。

▲LEDを仕込み、頭部を加工して目を透明プラ板に加工して透過させた

▲ヒザ立ちのために左足はつま先を切断し、再度組み立ててポーズを調整

 塗装はほぼ筆塗り。光の当たる部分と影になる部分を意識しつつ、あえて筆のタッチを残すことで単調にならないよう心掛けています。各部位ごとの色ムラやツヤムラは気にせず、全体のバランスを見ながら足元に向かって暗く、ツヤを落とすようにしました。

 デカールにはMa.K.のキット(ハセガワ製「1/35 グスタフ」)から流用しました。筆塗りでラフな塗り方をしているぶん、デカールを貼ることで精密さのバランスをとっています。

▲やられ役のドレークをノコで切断。破壊された肩の関節はジャンクパーツから製作

▲ 地面のドレークはゼニスよりボロボロに見えるようにチッピングを強めに施す
▲ デカールは『Ma.K.』のキットから流用

▲塗装はグレーサフ→影部分にマホガニーを塗り、マホガニーを残しつつミドルストーンで塗装。その後、明暗をイメージしながら白、黒、ウッドブラウン、マホガニー、RLM02グレーなどを置いてからサンドイエローの機体色へ。最後にエナメル塗料でウォッシング

きの助(キノスケ)

『Ma.K.』関係の作品を数多く製作し、スケールからキャラクターまでさまざまなジャンルで雰囲気ある作品を手掛けるモデラー。

フロントミッションゼニス作例

スクウェア・エニックス 1/72スケール プラスチックキット
“フロントミッション ストラクチャーアーツ” 使用

熱砂の眼光

製作・文/きの助

フロントミッション ストラクチャーアーツ 1/72 スケール プラスティック モデルキット シリーズ Vol.1
●発売元/スクウェア・エニックス●各1980円、発売中●1/72、約9cm●プラキット


「雪の墓標」 製作・文/フミテシ(nippper)

フロントミッション ヴァンツァー作例
▲ SQUARE ENIX 1/72 scale plastic kit “FRONT MISSION STRUCTURE ARTS” use / Tombstone in the snow modeled&describes by FUMITESHI (nipper)

 続いて、雪中戦をモチーフにしたヴァンツァーのヴィネット。ナムスカルを冬季迷彩風にしつつ、肩に黄色くワンポイントの人、やられ役として同ケールの装甲車を配置した。「敵装甲車を破壊した後、友軍を待つナムスカルのパイロット」といったようなストーリーが見える作例。担当曰く、2日間で完成したとのことで製作の経過も合わせてご覧いただこう。


▲ ヴィネットのサイズは約15cm(幅)×10cm(奥行)×13cm(高さ)ほど

 ミリタリーテイストなカラーリングがバッチリ決まる『フロントミッション』のヴァンツァー。色数は少なめにして、現地で応急的に冬季迷彩が施されたイメージで仕上げてみました。

 使用したカラーは、水性塗料のタミヤアクリル。こちらで、基本塗装&冬季迷彩を施します。このプラキットのサイズ感がとても良く、100円ショップに売っている写真フレームや木の台にちょこんと置くだけで一気にヴィネットが完成します。今回は100円ショップに売っている木製の小物入れをひっくり返して台座にしました。長方形で高さもでるのでオススメです!

 地面は100円ショップの紙粘土に、タミヤ情景テクスチャーペイントのダークアースを塗り、その上からKATOの「初めての深雪」を振りかけています。難しいことは一切なし! 粘土にペーストを塗って粉をぶっかけるだけのシンプル地面です。轍の部分には雪をかけないようにしています。

 その後アクセントとして、1/72スケールの戦車模型を適当な部分で切断して配置。ひっくり返しておけば、破壊された感じを出せるうえに、車両の上面は作らなくても大丈夫。さらに剣でトドメを刺すことでダメージ加工も最小限で済むお手軽ヴィネットになります。

▲ スベズダ製の1/72フランカーからパイロットフィギュアを使用。雪中でも友軍から認識しやすいよう黄色という設定に
▲ 下地のオキサイドレッド見える部分がサビとして劣化を感じさせ味のある雰囲気となった
▲武装はガンメタル一色でなく、雪はうっすらと見えるようにMr.ウェザリングカラーのマルチホワイトを置く
▲ひっくり返った装甲車は色あせた感じに。車輪のモールドにも雪がかかるように
▲地面の雪だけでなく泥と混じって湿ったように見える部分を作ることで一層リアルになった
▲ ここからは塗装の工程。オリーブドラブで全身を塗る前に、オキサイドレッドを下地色として塗装すると雰囲気良く仕上がる
▲ タミヤアクリルのオリーブドラブで塗装。隣はMr.ウェザリングカラーのマルチホワイト。こちらはオリーブドラブで塗った廃棄車両に使用。マルチホワイトをひと塗りするだけで、一気に車両の退色表現が可能(マルチホワイト) (オリーブドラブ)
▲ オリーブドラブを塗り終わったら、市販のものやスケールモデルのデカールを貼り付け。この後にお待ちかねの冬季迷彩へ!
▲ オリーブドラブの上からラッカーのツヤ消しスプレーでコート。その後にタミヤアクリルのフラットホワイトを薄く塗装。上塗りしたホワイトをアクリル溶剤で剥がすのがおススメ。ラッカーのツヤ消しでコートしているので、アクリル溶剤は下地に侵食しない(Mr.スーパースムースクリアー つや消し) (フラットホワイト)

▲ うっすらタミヤアクリルの白を塗ったナムスカル。今回タミヤアクリルを使用したのは、エナメル塗料のように流動性が高くないので、溶剤を使ってボソボソと剥がれた感じになり、お手軽にリアルな雰囲気になるため(アクリル溶剤)
▲ アクリル溶剤を染み込ませたちょっと硬めの筆で擦る。これで現地で応急的に施した冬季迷彩の雰囲気に。剥がした後に、うっすらホワイトを上塗りしてやるとさらに見映えが良くなる

フミテシ

最近車を買いました。近所をドライブして楽しんでいます。

スクウェア・エニックス 1/72スケール プラスチックキット
“フロントミッション ストラクチャーアーツ” 使用

雪の墓標

製作・文/フミテシ(nippper)

フロントミッション ストラクチャーアーツ 1/72 スケール プラスティック モデルキット シリーズ Vol.1
●発売元/スクウェア・エニックス●各1980円、発売中●1/72、約9cm●プラキット


フロントミッションからプラキットの最新情報が到着!

 1/72スケールで展開するストラクチャーアーツ フロントミッションから、新たな4機体が発表された。日本製の炎陽をはじめ、アクションフィギュアも発売されたフロストなどお馴染みヴァンツァーが集結。初回購入特典では鉤爪のようなダスラークロウが付いてくるとのこと。今後もストラクチャーアーツに注目!!

▲ 赤い機体色でプレイヤーに立ちはだかる「地獄の壁」部隊仕様で、成型色を赤にしたフロストのセットも予定されているようだ

フロントミッション ストラクチャーアーツ1/72 スケールプラスティック モデルキット
フロスト地獄の壁セット

●発売元/スクウェア・エニックス●11880円、12月予定●1/72、約9cm●プラキット


フロスト
▲ フロスト
炎陽
▲ 炎陽
テラーン
▲ テーラン
ウォーラス
▲ ウォーラス

フロントミッション ストラクチャーアーツ
1/72 スケールプラスティック モデルキット シリーズ Vol.2

●発売元/スクウェア・エニックス●各1980円、11月予定●1/72、約9cm●プラキット

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