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「アクリルガッシュ」ってエアブラシ塗装できる? SMP「瞬間変化 ニンジャマン」を水性ペイント!【ターナーアクリル通信】

2023.07.13

ターナーアクリル通信#003 月刊ホビージャパン2023年8月号(6月23日発売)

 最近話題の塗料「アクリルガッシュ」について、塗り方からプラモへの使い方まで教えてくれるコーナー。アクリルガッシュのメーカー、ターナー色彩協力のもと、超基本的な使い方、模型への応用方法をご紹介しましょう。今回は「アクリルガッシュ」がエアブラシで塗装できるのかにチャレンジします。使用キットはプレミアムバンダイ販売のスーパーミニプラより、「ニンジャマン」をチョイス。塗装済みパーツと成型色で組むだけでもハイクオリティに仕上がるキットですが、一部の塗り分けと色味を合わせることで、より雰囲気のあるニンジャマンへ変化します!

\ 教えてくれる人 /

むっちょ

 水性アクリルボーイこと、モデラーのむっちょがアクリルガッシュについて教えてくれました。連載「水性ペインティングLAB」でも活躍中

アクリルガッシュってなに?

 いわゆる「絵の具」のひとつとして学校教材でも多く使われる、水で希釈できるアクリル塗料です。色数が豊富で、画材店にて入手することができます。特徴としては、「速乾性」「色ムラが出にくい」など。完成後の仕上がりでは「耐水性」「ツヤ消しの質感」が得られます。

●発売元/ターナー色彩●319円〜、発売中


うすめ液との希釈は1:1が目安!

アクリルガッシュとうすめ液の画像
▲ 水で希釈可能ですが、プラ表面への塗料の食いつきを良くするため水性アクリル塗料溶剤で希釈します。割合は1:1です

アクリルガッシュを撹拌している画像
▲ 撹拌させて、水と変わらない粘度を目安にエアブラシで吹いてみましょう

エア圧は0.1〜0.15MPa

アクリルガッシュをエアブラシで吹いたパーツの画像
▲ エアブラシのエア圧は0.1〜0.15MPaで、0.4mm口径で吹いています。水性エマルジョンと同じ環境できれいに発色できました
ウルトラマリーンとウルトラマリーンライトのアクリルガッシュの画像
▲ 続いてメインカラーの青。ウルトラマリーンとウルトラマリーンライトの混色で塗っていきます
エアブラシで1度アクリルガッシュを吹いたパーツの画像
▲ 塗装1回目の状態。乾燥後は塗面がマットで想定以上に白っぽく見えるので、濃いめの青にするとちょうどよい色味になります
乾燥させたパーツの画像
▲ こちらが乾燥後の青。パッケージのニンジャマンの色味に近づきました
脚部の画像
▲ 脚部にはキットでは再現されてない金色があるので、クリアーを全体で拭いてから、上で使用した金色で筆塗りします
ニンジャマンのバストアップの画像
▲ 青と金がキレイに発色しました。頭部の細かな部分や肩の丸いパーツも塗り分けると統一感が出てきます
サムライマンの顔を筆塗りしている画像
▲ ちなみにサムライマンのフェイスは筆塗りしています。無塗装でも充分ですが、他の塗装部分と雰囲気を合わせています

ニンジャマン完成

ニンジャマンが寝そべっている画像
▲ 最後の仕上げに半光沢のトップコートを吹いて質感を調整しています。広い可動域も特徴なので、塗料を厚く塗りすぎないように注意
サムライマンの画像
▲ 瞬間変化でサムライマンへ。アクリルガッシュは水性塗料のエアブラシ塗装と同じ環境でエアブラシ塗装することが可能です!

SMP [SHOKUGAN MODELING PROJECT] 瞬間変化 ニンジャマン

●販売元/バンダイキャンディ事業部、●5940円、受注終了●約15cm●プレミアムバンダイ販売アイテム


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「アクリルガッシュ」ってエアブラシ塗装できる? SMP「瞬間変化 ニンジャマン」を水性ペイント!

© 東映

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