成型色を活かして“ちょい足し塗装”で砂漠の使用感を演出
メガハウスのガンダム塗装済みアクションフィギュアシリーズ「G.M.G.」より、5月発売となる「地球連邦軍08 V-SP一般兵士&地球連邦軍専用バギー」を清水圭がファレホをメインに各種塗料を使用した筆塗り塗装でディテールアップ。成型色を活かしつつ汚しの追加と一部塗り分けを行い、土埃にまみれた砂漠の使用感を演出している。
今回使用する塗料
●ファレホ(発売元/ボークス)
●エナメル塗料(発売元/タミヤ)
●スミ入れ塗料(発売元/タミヤ)
●ガイアエナメルカラー(発売元/ガイアノーツ)
●Mr.ウェザリングカラー(発売元/GSIクレオス)
●Mr.カラーGX(発売元/GSIクレオス)
●水性ホビーカラー(発売元/GSIクレホス)
❶まずは表面処理
❷塗装前の下準備
❸基本塗装
❹退色表現
❺水転写デカール
❻スポンジチッピング
❼トップコート
❽ウォッシング
❾サビ表現
❿土汚れ等
▲ タイヤの土汚れはMr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュを使用します
⓫フィギュア塗装
⓬光沢表現
完成!
一般兵士&地球連邦軍専用バギー!!
完成した一般兵士&地球連邦軍専用バギー。各種塗装によって過酷な環境で運用されているような使い込まれた印象になった。シフトレバーやアンテナ基部などの塗り分けで質感が高められ、エッジを中心に施されたチッピングやボディ全体のウォッシングで形状やモールドがくっきりしたものになっている。
魅惑のリアビュー
製品版サンプルと比較
乗り物×人でドラマが生まれる
G.M.Gのニューアイテム「地球連邦軍バギー」にちょい足しで塗装を楽しみます。バギーらしい土埃にまみれた姿を再現しています。基本的には製品の成型色を活かして、汚しを追加していくお手軽仕上げで進めますが、一部、ここは塗り分けたほうがカッコよさげな部分のみ塗装しました。
まず塗装前の準備としてパーツ表面のヒケ、パーティングラインを400番紙ヤスリで整形します。ボディの黄色パーツ以外は塗装パーツになるのでこちらは行っていません。整形が完了したら塗装です。今回は基本的にファレホカラーを使用しました。まずは各所に退色表現を行っていきます。強烈な日差しで塗膜が白化した感じを各色より若干明るめのカラーを薄く、ランダムに塗って表現します。続いてエッジまわりを中心に塗装剥げをスポンジチッピングで入れていきます。使用カラーはタミヤエナメルのダークグレイです。ここで一度プレミアムトップコート「半光沢」で保護。乾燥後にタミヤスミ入れ塗料「ダークブラウン」でウォッシング、拭き取りを行い、最後にガイアエナメル「赤サビ」、Mr.ウェザリングカラー「サンディウォッシュ」などで汚しを入れて完成です。スポンジ以外は基本的に筆塗りですが、退色表現などはエアブラシでやっても面白いかと思います。
今回も非常に造形のいいフィギュアが付属しますので、ちょっとした追加塗装で美人度増し増しになります。こちらもぜひ楽しんでみてください。
メガハウス ノンスケール PVC/ABS/POMモデル“ ガンダムミリタリージェネレーション”
地球連邦軍 08 V-SP 一般兵士&地球連邦軍専用バギー
製作・文/清水圭
G.M.G. 機動戦士ガンダム 地球連邦軍08 V-SP 一般兵士&地球連邦軍専用バギー
●発売元/メガハウス●10450円、発売中●約10cm(兵士)、約15cm(バギー)●原型・彩色/ピンポイント
ⓒ創通・サンライズ