ワンポイント塗装にピッタリ!水性塗料「アクリルガッシュ」のメタリック、蛍光、パールカラー特徴を知ろう【ターナーアクリル通信】
2023.05.11
ターナーアクリル通信#002 月刊ホビージャパン2023年6月号(4月25日発売)
最近話題の塗料「アクリルガッシュ」について、塗り方からプラモへの使い方まで教えてくれるコーナー。アクリルガッシュのメーカー、ターナー色彩協力のもと、超基本的な使い方、模型への応用方法をご紹介しましょう。今回は「アクリルガッシュ」の中から、イチオシの金属色、蛍光色、パール色をピックアップ。ワンポイントの塗装にもピッタリなので、仕上がりを参考にぜひチャレンジしてみましょう。
むっちょ
水性アクリルボーイこと、モデラーのむっちょがアクリルガッシュについて教えてくれました。連載「水性ペインティングLAB」でも活躍中!
アクリルガッシュとは?
「絵具」として学校教材にも使われる、水で希釈できるアクリル塗料です。色数が豊富であり全国の画材で簡単に入手できます。特徴は「速乾性」「色ムラが出にくい」など。完成後の仕上がりでは「耐水性」「ツヤ消しの質感」が得られます。
アクリルガッシュ(普通色)
●154円(11ml)、319円(20ml)、583円(40ml)、1210円(100ml)
アクリルガッシュ(ルミナス、メタリック、パール)
●220円(11ml)、451円(20ml)、880円(40ml)
通常色の隠蔽力に注目(通常色ホワイト)
▲ ワンポイントの塗装に使いやすい通常色から白をチョイスします
▲ デカールの代替としてのチョイ塗りをやってみます。部分的に塗るならば水は気持ち少量(2:1=塗料:水)で希釈しましょう
▲ 乾燥後の2度塗りで白色のワンポイントがきれいに発色しました。はみ出した際は水性塗料用うすめ液でリカバリーも可能です。さまざまなキットで使えそうなトリコロールの原色などは持っておいて損はないでしょう
UVライトで遊べる蛍光色(ルミナスシリーズ)
▲ アクリルガッシュには蛍光色カラーも用意されています。ここでは蛍光オレンジの色味や仕上がりを見ていきましょう
▲ ワンポイント塗装なので塗料:水の希釈割合は1:1〜2:1ほどで希釈しています
▲ 塗った瞬間に鮮やかなオレンジが発色。ほかの模型用塗料の蛍光色と違い隠蔽力が高い点も注目です
▲ こちらの蛍光色はUVライトで発光します。ロボットやスイッチなどの部分塗装に最適な塗料です
使い勝手抜群の金属色(メタリックシリーズ)
▲ こちらのゴールドディープは水と1:1くらいで希釈して使用します
▲ 徽章部分など筆ムラが気にならない箇所に塗装してみました
▲ 塗装後はハッキリと発色しました。1本持っておきたいのがこれら金属色、中でもゴールドとシルバーはとりあえず買っておきたいところ。あえて筆ムラを残すことで退色表現ができたりと幅広く使える塗料です
パール仕上げをひと筆で解決(パールシリーズ)
▲ アクリルガッシュにはパール色も用意されています。ここではカラーパールアクアとカラーパールレッドでテストしました
▲ 非常に細かな粒子が混ざっており、塗るだけで均一にパール感を出すことができます
▲ パールレッドもこのようにきれいに発色。通常色と異なり筆ムラが出やすいですが、そこは重ね塗りでカバーしましょう
▲ 両色の仕上がり。チューブから出して塗るだけでパールカラーがお手軽に出せるので、初めてのパール仕上げにもピッタリです
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