【水星の魔女】ヴィム・ジェタークが搭乗した「ディランザ・ソル」を、グロス塗装で高級なイメージに仕上げる
2023.04.30MD-0031UL ディランザ・ソル【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2023年6月号(4月25日発売)
ヴィムが搭乗した機体をイメージしてグロス仕上げに
2023年4月に発売される『機動戦士ガンダム 水星の魔女』キットのひとつ、HGディランザソル。黒を基調としたカラーリングと、大型化したシールド、強化された武装など、スパルタンな印象が強まったディランザの実戦仕様機である。Ryunzによる作例では、第12話のヴィム・ジェタークが搭乗した機体をイメージ。グロス塗装を施すことで高級車のようなイメージで仕上げている。
■はじめに
今回はディランザ・ソルを製作しました。とても出来がいいキットですので、月刊ホビージャパン上で発表されている作例を参考にエッジ出しや肉抜き埋め等をきっちり行いキットの完成度を伸ばしていく方向で進めつつ、プロポーションの若干の変更を行っています。
■頭部
こめかみの合わせ目消しのため、ヘルメット部分を切り離しセンサーパーツを後ハメできるようにしました。後頭部にも合わせ目が出ますが、こちらは分割線として活用しました。
■胴体
胴体側首受け口側で1mm延長し、胸部バルカンを開口。肩関節の下部分が欠けているので、パテで形状を整えました。腰関節で2mm延長。隙間はプラ板等を使って埋めています。フロントアーマー裏側はエポパテでフタを作成しつつ、表面にそれっぽいスジ彫りを入れました。リアアーマー両側の肉抜きは設定画を参考にプラ板でディテールを追加。バックパックは下側の隙間をプラ板で塞ぎました。
■腕部
肩の合わせ目を消し、シールド基部は回転時に肉抜きが目立つのでエポパテで埋めました。ヒジ関節の肉抜きはエポパテで埋めていますが、塗装の便を考え外せるようにしました。ハンドパーツはHGBC次元ビルドナックルズ「角」を使用。袖口がさみしかったのでプラ板を使ってフレーム風のモールドを足しました。
■脚部
太モモとスネの合わせ目は貼り合わせて消しています。ヒザ関節にある肉抜きはエポパテでフタを製作。ヒジ同様に外せるようにしました。足首関節の肉抜きもエポパテで埋めています。
■塗装
今回は光沢、半光沢、ツヤ消しと使い分けて塗っています。普段は光沢で塗ることはないのですが、やってみたらかっこよくてびっくりしました。
紺=シャドウブラック
グレー=ジャーマングレー“ドゥンケルグラウ”
白=インシグニアホワイト
紫=GXメタルバイオレット
関節1=ダークアイアン
関節2=メタリックグレイ
武器等=RLM75グレーバイオレット
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード” ディランザソル 使用
MD-0031UL ディランザ・ソル
製作・文/Ryunz
HG ディランザソル
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1760円、発売中●1/144,約13cm●プラキット
ⓒ創通・サンライズ・MBS
Ryunz(リュンズ)
細部まで行き届いた丁寧な工作ときっちりした塗装を得意とする。猫と車が好き。