HOME記事キャラクターモデルゾイド40周年アイテム! 進化した「ブレードライガー」を基礎工作と細部の塗装で楽しむ!!

ゾイド40周年アイテム! 進化した「ブレードライガー」を基礎工作と細部の塗装で楽しむ!!

2023.04.29

AZ-01 ブレードライガー【タカラトミー 1/72】 月刊ホビージャパン2023年6月号(4月25日発売)

40周年アニバーサリーを飾るブレードライガー

 『ゾイド』シリーズ40周年アイテムとして、月刊ホビージャパンでも原型段階から紹介してきた「ブレードライガー」がついに2023年4月に発売。高解像度なパーツ成型と2000年に発売されたキットを踏襲しつつブラッシュアップしたシルエットと可動ギミック、さらに進化した動力ユニットによる歩行もリアルになった、まさに決定版ブレードライガーである。
 今回はそのブレードライガーのレビュー作例が到着。シルエットはそのままに、合わせ目消しといった基礎工作と細部の塗装をメインに行った。もちろん電動ギミックは健在! 大人らしく全力で楽しんで製作した40周年記念アイテムのブレードライガーを見てみよう。

▲ウェザリングなどは抑えめに基本色の塗り分けとスミ入れによる基本塗装で仕上げた。Mr.カラー特色セット HMMゾイド共和国・帝国共通セットはゾイド製作の際に持っておきたい色が揃っていて便利
▲内部のフレームでは塗装済みパーツもあり、今回はその色に合わせてガイアカラーのスターブライトゴールドとMr.カラーのステンレスシルバーを使用
▲可動に合わせて目と胴体内部のゾイドコアが点灯する仕様。ぜひお手元でじっくり見てほしい
▲専用のディスプレイスタンドが付属する。この状態でもスイッチを入れると滑らかな歩行ギミックを見られる
▲お馴染みのレーザーブレードの展開。旧トミー版よりもブレードが大きく見えて、よりスタイリッシュなシルエットとなった
▲作例ではHMMの水転写デカールを使用。キットには同デザインのラベルシールと台座用のネームシールが付属する
▲パイロットフィギュアとしてTVアニメのバンとフィーネが付属する。今回は劇中衣装に合わせて塗装も行った
▲メカディテールが細かく作られているので、シリンダーなどを形状に合わせて塗装している
▲後脚部にあるバネのディテールは塗装済みパーツ。それに合わせて塗りすぎないように金属色を追加塗装した
▲電動ギミックによる動きをリアルに見せるために爪が内側と外側で独立可動する点も注目したい
▲背中のロケットブースターの展開ギミック。デカールの追加で情報量もアップさせて、より見映え良くしている
▲パルスレーザーガンの発射形態に合わせてアームが伸縮するギミックもあり。そのためアーム部分の肉抜き穴埋めは注意
▲装甲の青はMr.カラー特色セットから共和国ブルー、白はガイアカラーのアルティメットホワイトでメリハリのついたキレイな仕上がりとした
▲側面の脇腹にはメカディテールがぎっしりと作られているので塗り分け。ここもスターブライトゴールドとステンレスシルバーを使う
▲脚部装甲の白いフィン部分など、可動に関わらないパーツの裏面をポリパテで穴埋めした

 さすが40周年記念アイテムのブレードライガーでということで、プロポーションも見事な出来です。パーツ構成やギミックもTVアニメ放送当時のキットを踏襲しつつ、最新技術で繊細に造形されているのも最高でした。塗装済みパーツもあって素組みでも充分楽しめますね。電池を入れて動かしてみると、ネコ科の動物の歩き方が再現できていて、「凄い!」のひと言しか出てきません。

■製作について
 作例では脚部のフィンの裏側など、成型の都合による肉抜き箇所は関節部分を避けて埋めています。ポリパテで埋めることによって動作に支障がないのかと思われるかもしれませんが、ご安心ください。全くもって支障ございません! 各所数グラムくらいの増量にはなっていますが、その重量などブレードライガーの敵ではないのです。
 その他もパーティングラインや合わせ目もありますが、動くことに支障があるような箇所にはないので消していきましょう。ただ、素体にしたい場合、足の甲のパーツの合わせ目を消すと、外装が外せなくなるので注意が必要です。
 また作例のようにガッツリと塗装する際は、装甲のゲート跡やヒケをしっかりと消していきます。

■塗装について
 塗装にはゾイド用のMr.カラーのHMMゾイド共和国・帝国共通セットから共和国ブルーを基本色にして、ハイライトとして同じブルーにホワイトを混色したものを使用します。パーツの凹部分にはMr.カラーインディブルーを薄く塗装。白いパーツにはガイアカラーのアルティメットホワイトを使いました。最初から塗り分けされている箇所も紙ヤスリをかけてサフを入れてから再度塗装します。
 フレームは、ガンダムカラーMSファントムグレー、MSファントムグレー+ブルーの2色を使い分け塗装しています。その他細かい塗り分けは、筆塗りで仕上げました。

■デカールについて
 デカールは同スケールのコトブキヤHMMブレードライガーから流用します。キット付属のデカールもあるのでそこはお好みで。コーションマークなどであればスケールが同じ汎用デカールを使用しても雰囲気アップになるかと思います。
 今回は流用したデカールだけでは足りない感じがあったので、クレイドホビーの汎用コーションデカールA〜Dを使用しています。作品を気にせず、かつメインで貼るデカールの邪魔しないでさりげなく貼れる便利なデカールで、カラーも豊富ですのでオススメです!

タカラトミー 1/72スケール プラスチックキット

AZ-01 ブレードライガー

製作・文/小澤京介

40th ANNIVERSARY ZOIDS AZ-01 BLADE LIGER
●発売元/タカラトミー●11000円、4月予定●1/72、約38cm●プラキット

動画でも作例をチェック!

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©TOMY ©ShoPro

小澤京介

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