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コモリプロジェクトの新情報を公開!ワンフェス2023[冬]アフターレポート

2023.04.12

コモリプロジェクト 月刊ホビージャパン2023年5月号(3月25日発売)

▲円谷プロさんのブースでもコモリプロジェクトを展示
小森陽一(コモリヨウイチ)
●1967年生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業後、東映に入社。その後、コラムや小説、漫画原作や映画の原作脚本を手がける。大阪芸術大学映像学科客員教授。『海猿』『トッキュー!!』『S-最後の警官-』『BORDER66』『ジャイガンティス』など著作多数。

 皆さん、こんにちは。コモリプロジェクト代表の小森です。少しずつ春の息吹が感じられるようになってきました。つまり、模型日和が近づいてきたということです。僕の仕事場には四畳半ほどの塗装部屋があるんですが、ここが深々と冷えるんです。ストーブを点けてもそう簡単には温まらない。いつも足先をジンジンさせながら、指先を冷たくしながら、動きにくいほど厚着して作業台に向かっております。でも、それもあと僅か。あぁ素晴らしい。春よ来い。早く来い。 
 さて、タイトルにもあります通り、この度、伝統あるワンダーフェスティバルにディーラーとして初参加いたしました。プロジェクトの切り盛り役、マスターJこと土井眞一氏、検証能力を駆使して作品を塗り上げるフィニッシャーのkaz氏、指先ひとつで世界を構築してしまうデジタルディオラマの達人、山口大輔氏。そして、プロジェクトの発起人であり神の如きご宣託をくださるホビー界の巨人、横山宏先生。全員が一堂に会したのっておそらくホビージャパンさんから「ウルトラモデリングワールド」を発売した時以来じゃないかな。格別に幸せな出来事でした。しかも、ブースには大勢の友人、知人が会いに来てくれました。中には直に顔を会わせるのは三年振りなんて人もいました。嬉しかったですね~。そうそう、ワンフェスに参加すると、当然ながらお客さんにもたくさん会えるんですよね。これまでメールのやり取りだけだった方が急に立体化して目の前に現れる。これもなかなか不思議な体験でした。それはお客さんのほうもそうだったようで、僕を目の前にして「小森先生が~」なんて僕の話を懸命にされる。「はい、私が小森センセイです」と答えると、「……エッ!?」なんて仰け反られてね。まるでドリフのコントみたいでした(笑)。ただ、予想外だったのはブースからまったく離れられなかったことです。次から次に来客があるもんだから、ご飯も食べられず、トイレにも行けず。他のブースを見て回ることも叶いませんでした。今回、企業ブースにある円谷プロの展示コーナーの一角にもコモリプロジェクトの作品群を展示したんですが、もちろん行けず。人だかりが出来ていると聞いて人知れずニンマリしていた次第です。でもいいんです。ほんとに楽しい時間でしたから。ブースの中から眺める景色はとても新鮮でした。
 ワンフェス会場にて新たな情報も出しました。

第3弾は『ウルトラマン』より、「棲星怪獣ジャミラ」、原型は竹谷隆之氏。
第6弾は『帰ってきたウルトラマン』より、「地底怪獣グドン」、原型は竹添展氏。

 イイでしょう、どちらも僕の好きな怪獣、大好きな人達です。
 竹谷さんが描いたジャミラのデザイン画、マスターJが知らない間に板にレーザーで焼いてプリントしておりました。これがもう味があって実にいい。ブースに竹谷さんが遊びに来た時、ご本人がマイ筆ぺンでサインしてくれました。これ、お宝ですよね。欲しいという人もいたから販売しようかな(笑)。
 横山先生はお気に入りのガッツ星人、僕は新作のギマイラを抱え、三人で記念撮影。こういう瞬間があるから日々は大変でも踏ん張れるんです。皆さん、ありがとうございました。これからもコモリプロジェクトをよろしくお願いいたします。

文/小森陽一
撮影・構成/土井眞一

© 円谷プロ

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