ファン待望のHMMゾイド新作、「レドラー ゼネバス帝国仕様」をガッツリ汚し塗装で楽しむ
2023.03.28ファン待望の帝国飛行ゾイド
みなさんお待ちかねのHMM新作レドラーの作例が到着! レドラーは「ゾイドバトルストーリー」やTVアニメにも登場した帝国側の主力飛行ゾイドであり、このゼネバス帝国仕様は「バトルストーリー」にて両軍初の中型飛行ゾイドとして共和国を苦しめた。
作例はそんなバトスト世代の小澤京介が担当。普段からAFVを製作していることもあり、ガッツリとウェザリングを施した味のある雰囲気となった。汚すことを前提にサクッと組んで塗るのを楽しむのにも丁度良いサイズだ。
今回製作したのは、コトブキヤのHMMゾイドレドラーです。月刊ホビージャパン作例ではタカラトミーさんのゾイドを多く作ってきましたが、プライベートではHMMを何個も製作しています。特に「ゾイドバトルストーリー」世代としてはゼネバス帝国のレドラーはアツいキット。逸る気持ちも抑えつつ製作開始します。
最新キットということで、ストレートに組むならば問題なく完成できるキットですね。今回は塗装前提で組んでいくので、合わせ目とパーティングラインを消しながら組み立てていきます。ポイントとして、プラの材質が硬く、ゲート跡もしっかり消していかないと塗装後に目立ってしまうので、ヤスリで丁寧に処理しましょう。
■塗装について
塗装はミリタリーテイストに仕上げたかったので塗り分けにはこだわらず、全体的に色味を落ち着かせて渋めの雰囲気を目指します。まず下地には黒一色で塗装。上から赤を塗ることでトーンを落とせます。ウェザリングせずにキレイな雰囲気で仕上げる場合は、下地を白にするだけです。
赤はMr.カラーのHMMゾイド帝国・共和国共通セットから、帝国レッド1を基本色に塗装。手足や内部のメカ部分には下地にツヤ消しブラックを入れてからMr.カラーのステンレスシルバーで塗装しています。ウェザリングもしますが、この時点で渋めの金属色になりました。
こちらもウェザリングせずにキレイに塗装したいなら光沢ブラックからツヤありの銀系色で塗れば高級感のある雰囲気になりますね。
■ウェザリングについて
ここからはガッツリと汚し塗装へ。フィルタリング、スミ入れには、Mr.ウェザリングカラーのグランドブラウンを使います。頭から尾までディテールが細かく入っているので、それを活かすためにスミ入れはしっかりしておきましょう。
シルバー部分はグランドブラウンのウェザリングをしてAMMOのドライブラシシルバーをエッジに塗装。乾燥後グラファイト(黒鉛)をスポンジでエッジの部分に擦り付けるとより重厚感が増した金属色になります。
コトブキヤ 1/72スケール プラスチックキット “ハイエンドマスターモデル”
EHI-7 レドラー ゼネバス帝国仕様
製作・文/小澤京介
ハイエンドマスターモデル EHI-7 レドラー ゼネバス帝国仕様
●発売元/コトブキヤ●6380円、発売中●1/72、約31cm●プラキット
©TOMY
ZOIDS is a trademark of TOMY Company,Ltd. and used under license.
小澤京介
AFVを中心にキャラクターモデルも雰囲気ある作品を手掛けるモデラー。